2017年05月03日
~進化~ 第9戦後での現況-2
9戦目の詳細試合データから、9戦終了時点での「データからのリーグ現況」点検-No.2版です。
9戦目で、少し傾向が変化して来ました。
では、
1.基本項目
前ブログで、「勝点 得点・失点・得失差 故障数」と「順位」の相関関係は点検し、「得失差」順位が、リーグ順位に最短で、
結論は、
コンサは、「攻守バランスは偏重はさせずに維持しつつ、得点・失点改善を図る」
=「システム等の戦術変更はせず、プレイ精度・スピード・運動量・連携組織力を向上する」
となりました。
では、個別データです。
2.攻撃項目
①得点・シュート数・枠内数・決定率 順位
リーグ順位 チーム 得点 シュート数 枠内数 決定率
1位 浦和 1位 2位 1位 2位
2位 G大阪 2位 10位 2位 1位
3位 神戸 9位 3位 4位 15位
4位 鹿島 3位 5位 8位 12位
5位 F東京 4位 14位 11位 4位
~
14位 甲府 14位 17位 17位 6位
15位 コンサ 13位 18位 13位 14位
16位 広島 17位 1位 9位 17位
~
※1.前記のとおり「得失差」=「得点・失点のバランス値」がリーグ順位により直結で、得点数だけでは、順位上昇とは限りません。
より、強烈に証明している項目が「シュート数」で、全く「順位」とは無関係です。
しかし、「枠内数」では、より順位に連係しています。
先ずは、【「枠内」シュート数の増加が、順位上昇項目】です。
注目点は、最直接関係だった「決定率」が、順位に連動しなくなっています。
リーグ全体傾向は、順位連係から【「決定率」から、「枠内数」へ移行】している現況です。
コンサ特徴は、
「得点力は下位G」
「シュート数はリーグ最低で、トップチームの1/3しかありません」
「決定率は最下位から試合毎に上昇、9戦目はリーグ2位」です。
※2.攻撃基本項目では、「シュート数✖決定率=枠内数⇒得点数」との公式が成立しています。 結論は、得点増加とは【枠内数増加⇐高い決定率✖シュート数】で、優先順位は「先ず決定率のアップ」の上で、「次にそのシュート数を増加」させるとなり、練習法に置き換えると「枠内ターゲット練習」によるレベルアップとなります。(以前から、再三記載させて頂いていますね!)
※3.上位に異変の兆し。「決定率」で、圧倒的首位に君臨していた浦和が、急ブレーキし、G大阪に首位明け渡し、2位へダウン。9戦目大宮戦が原因ですが、浦和の弱点露呈で注目です。
②パス数・同成功率・クロス数・同成功率・同得点・セットP数・同得点
リーグ順位 チーム パス数 成功率 クロス 成功率 得点 セットP 得点
1位 浦和 2位 2位 8位 16位 1位 2位 14位
2位 G大阪 5位 4位 10位 7位 1位 13位 10位
3位 神戸 10位 6位 17位 9位 11位 12位 4位
4位 鹿島 4位 5位 9位 11位 11位 11位 3位
5位 F東京 9位 7位 4位 17位 4位 3位 4位
~
14位 甲府 16位 15位 16位 14位 11位 16位 4位
15位 コンサ 17位 14位 3位 5位 4位 17位 10位
16位 広島 3位 3位 1位 2位 16位 1位 14位
~
※1.パス数は全く順位に無関係ですが、「パス成功率」は一部例外(広島)以外はほぼ連動しています。実は、攻撃項目というより、この成功率の裏側となる「パス失敗率」=「ボールロスト率」で、「失点」に直結となるためです。
コンサは、「パス失敗率」=「ボールロスト率」17位で、「失点」の基因となり重要項目です。「パス成功率」アップは、攻撃の継続による得点力は当然、さらに大きな効果が「ボールロスト率」の改善=「失点」減少の有力手段となります。
※2.大変残念ですが、クロス数・クロス成功率で、圧倒的1位だった我がコンサは、急落しました。「マセード・田中」の離脱後、低下傾向に歯止めが掛かりません。「交代起用選手」のパス精度に課題がある事は明白です。早坂・菅選手のクロスパス力向上が喫緊課題です。
※3.クロス(サイド攻撃)とセットプレーの両方ストロングチームは、意外に、「FC東京」チームのみで、上位チームでも、どちらかに偏っています。「守備」対策では、絞り込めるとの結論が導かれますね。
3.守備項目・その他
①失点・被シュート数・被決定率・セット失点・クロス失点
リーグ順位 チーム 失点 被シュート数 被決定率 セット失点 クロス失点
1位 浦和 4位 2位 16位 10位 7位
2位 G大阪 4位 10位 3位 1位 7位
3位 神戸 3位 3位 5位 1位 13位
4位 鹿島 1位 1位 9位 7位 7位
5位 F東京 7位 11位 2位 7位 1位
~
14位 甲府 7位 15位 4位 10位 1位
15位 コンサ 15位 13位 14位 15位 3位
16位 広島 7位 6位 12位 10位 3位
~
※1.失点数は、一部例外(広島)以外、ほぼ順位に連動しています。しかし、被シュート数=シュート機会数=リスク発生数と、失点は連動していません。また、「被決定率」も同様、失点と連動していません。その理由は、「失点数」は、所謂「決定機」数と「決定機阻止率」=「DF・GKの失点阻止率」により連動するためです。守備力は、結局、「得点阻止率」であり、その阻止のための「守備(壁)回数」「個々の守備プレー(阻止率)」「最後のDF陣」「GK」の項目が連動するためですね。
コンサは、全項目が課題ですね。
※2.失点でも、セットプレーとクロスの両方が課題のチームはなく、どちらかに強弱を持っています。
コンサは、クロス防御力は高いですね。「高さ」と「経験値」の強さによるもの。逆に、セットプレー防御力は課題です。「ポジショニング」「連携」に課題があります。
②その他 ~支配率・運動量・スプリント数
リーグ順位 チーム 支配率 運動量 スプリント数
1位 浦和 1位 11位 11位
2位 G大阪 5位 4位 9位
3位 神戸 8位 16位 12位
4位 鹿島 3位 15位 9位
5位 F東京 9位 10位 3位
~
14位 甲府 17位 13位 7位
15位 コンサ 16位 7位 16位
16位 広島 4位 17位 18位
~
※1.支配率・運動量・スプリント数は、順位とは連動しません。
やはり、上位Gは、例外はあるも、ほぼ「運動量・スプリント数」順位が低順位で、「省エネプレー・戦術」で、高プレー実践となり、「個々の選手能力」と「支配率高め・多パス数」の戦術が大きいでしょう。
同時に、故障者数の少なさに直結し、「選手フィジカルコントロール」にも展開・関係して来るものです。
※2.コンサは、下位グループの選択戦術「支配率は相手主導、堅守・速攻型」の必須条件の「運動量」は平均で問題なしですが、「スプリント数」が大きく不足していて、喫緊の課題ですね。
4.YBC「FC東京戦」に一言
新たな怪我人・故障を生まなかった点だけが成果の、今シーズン最低内容試合。
無残でしたね。
システム・選手起用の失敗が、その原因の全てでしょう。
因みに、 上原 菅
小野
石井 前
菊地 ミンテ
永坂 進藤
横山
金山
調子に乗った「藤村」起用をミンテに変え、ポジションを交換しましたが、
これだったら、シュート「0」CK「0」の惨事は起きず、勝利も望めました。
こんな悲惨な実戦試合を歴史に残す事もなかった。
試合途中、選手が混乱し、パスミス(相手選手へのパス)20本位?発生は
見ていられない状態。
監督・コーチは、「悲惨状態を目の当たりにして、茫然としていた」のでしょうが。
試合を無かった事には出来ませんが、「忘れ」次戦に集中です。
場合によっては、・・・!!不吉な予想も頭を横切りますが、
全員、ふっきりましょう。
データから、リーグとコンサの現況を点検しました。
posted by yuukun0617 |19:39 |