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息子がサッカーを始めたのでサッカーを観るようになり、1997年のフロンターレ戦でコンサにはまりました。自分自身は全くの素人です。観戦はSB席。ホームゲームの半分はCVSやってます。
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2008年06月17日
北海道人でも 遠別町が どこにあるのか 知っている人は 少ないのではないか 留萌から 稚内へ向かって 国道232号線 日本海オロロンラインを走ると 小平 苫前 羽幌 初山別 遠別 天塩 幌延 豊富 稚内 サンセットビーチのある 羽幌町 天文台のある 初山別村 カヌーやシジミで有名な天塩川のある 天塩町 放射性廃棄物中間貯蔵施設建設で論議をよんだ 幌延町 などと比べ 遠別町は 特にこれといったものも無く 地味な町 稲作の北限地 人よりも牛が多いらしいが 酪農の町というイメージでもない そんな町で育った著者の 小学生から 中学生にかけての頃の話なので 物語の舞台は 昭和30年代後半から 昭和40年代前半の 遠別町 都会は 近代化されて 豊かになっていたが 地方は まだ 貧しかった 中山峠だって 大型車は すれ違えないような 細い砂利道だったんだから 遠別町みたいな田舎は 推して知るべし 何も無い町には 厳しくも豊かな自然があり 深く暖かい親子関係 率直な人間関係がある 何も無い町でも 思春期の若者には性欲があり 戦争の傷跡 青春の蹉跌がある 13の短編からなるが 特別なエピソードがあるわけではない 全て日常の延長にある出来事 でも 著者の実体験だけに 生き生きとした描写が 時に楽しく 時に怖い 読み進めるうちに 懐かしいような どこか心痛むような 自らの思い出に繋がっていく
僕の友人が この町の出身 同じ職場の後輩だったが 酒の席で上司と 大喧嘩 酒癖の悪い上司に 非がある と抗議したが 結局 退職 庇いきれなかった無力感 悔しさ 虚しさが 今も胸に残る 彼も こんな少年時代を 送ったのだろうか・・・・・
2008年05月14日
『生首に聞いてみろ』 という ホラーまがいの おどろおどろしいタイトルが 気に入らず あえて 読んでいなかったのですが このところ 過去の “このミス” 受賞作を 続けて読んでいたこともあり このミステリーがすごい! 2005年 の 第1位作品 ということで読んでみました ミャンマーのサイクロンや 中国四川省の大地震で 多数の死者 行方不明が出ているときに 殺人事件というのはどうよ? という気はしたのですが 読んでしまったものは仕方ない どうぞご容赦下さい
タイトルや 表紙のイメージとは 全く違う 本格ミステリー 久しぶりに 正統派の推理小説を 気持ちよく読んだ気がしました 面白かったです 張り巡らされた 伏線 二転三転する 展開 騙し騙される ダミーの答え それらを パズルのピースを組み立てるように 回り道をし 振り出しに戻り ひとつひとつ 謎解きしながら 真犯人に たどり着く 大きなどんでん返しは 無い 派手な仕掛けやサスペンスも 無い 全体に地味な作品だけど だからこそ 良いのだと思う ただ 殺人という 犯罪に至る経緯や 必然性 犯人が 被害者の生首を送りつける 動機が わからないし その他にも 細々と 気になるところは 少なくないのだけど これ以上は ネタバレになってしまうから 書かない 殺人事件が起きる前の 前半だけでも 結構面白く このまま 結局 事件は起きなかった という構成でもアリかな と思った 読み終えた後でも やっぱりタイトルは 気に入らないです
2008年05月09日
芥川賞 や 直木賞 など 既成の文学賞に 対抗しようと このミス や 本屋大賞 など 様々な賞が 設けられているけど このミスと同じ 宝島社が主催しているのが 日本ラブストーリー大賞 他の賞が 既刊の本を対象としているのに対し この賞は 公募方式 大賞受賞作品は 出版され 映画化されるらしい 出版社も 必死だな 2006年の 第1回大賞受賞作は 原田マハ 『カフーを待ちわびて』 同じ年の 審査員絶賛賞受賞作が この本です![]()
宇野亜喜良のイラストにひかれ 表紙買いしました
こうやってスイッチを押すたび、人が消えればいいのに。 カチ。 カチッ。 カチリ。 カチッ、カチカチカチッ、カチッ。 そんな風に思う時って 誰にでもあるのじゃないかな 晴海苫子は 現在26歳で フリーター 処女 無愛想で 無表情 マイペースな性格で 友達はいない 幼い頃から 勉強が好きで 成績は良かったが 本番に弱いため 三流のギャル短大に 進学 主席で卒業するも 就職活動に ことごとく失敗 苫子の首の後ろ (スイッチのある場所) は赤い痣になっている そんな苫子の周囲にあらわれる おしゃべり好きな 掃除婦のおばさん 中島さん 家具オタクの 喫茶店マスター サル男 実はアニメオタクの デザイナー 川瀬 元キャバ嬢で オヤジ専門の 瑠夏 大学の同級生で 八方美人の営業マン 結衣 苫子のトイレ掃除を褒める 謎の老人 ちょっと風変わりな人達との出会いの中で 少しずつ苫子は変わっていく それぞれのキャラクターが 生き生きと描かれていて 魅力的 ダメ人間・苫子の 卑屈な劣等感だけでなく 要領良く 上手くやっているような 彼らが抱える悩みや不安も きちんと描かれていて それが それぞれとの人間関係に 深みと 味わいを与えている それぞれと交わされる会話や 言葉も なかなか面白い 各章の初めに スイッチの画が 描かれているのだけど ずっと OFFだったスイッチが 最後の章で ONになる でも 苫子って 自分で気付いていないだけで 本当は 結構 魅力的だ 古着しか買えなくても おしゃれそうだし 頭は良くて 多分 外見も 決して悪くないはず 安易に妥協せず 自分の世界を持っているのも良い ここまで行けない女の子が 本当は 圧倒的に多いのが 現実だろう それでも みんな明るく 楽しく 生きている 多分
2008年05月08日
本屋大賞 というのがある “全国の新刊書店員が選んだ いちばん売りたい本” というのがテーマで 本の雑誌社 の主催になるのかな? 第5回の対象は 2006年12月~2007年11月 に刊行された小説で 2位以下を 大きく引き離して 本屋大賞2008 に選ばれたのが この本 因みに 2位は 近藤史恵 『サクリファイス』 3位は 森見登美彦 『有頂天家族』 2004年の第1回は 小川洋子 『博士の愛した数式』 2005年は 恩田陸 『夜のピクニック』 2006年は リリーフランキー 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 2007年は 佐藤多佳子 『一瞬の風になれ』 こうして並べてみると なんとなく傾向が分かる気がするね![]()
首相が公選制で選ばれ 公衆の面前でショットガンをぶっ放す警官がいて 街中にセキュリティポッドという名の盗聴・盗撮器が配置されている日本 そんな日本の仙台市で 凱旋パレード中の 首相が爆殺された オズワルドが JFK暗殺の犯人だと信じている人は どれ位いるのだろう この本は JFK暗殺とオズワルドをモチーフに 首相爆殺犯の 濡れ衣を着せられた青柳雅春の 必死の逃亡劇を描いている 「人間の最大の武器は何だか知っているか?」 「さぁ」 「習慣と信頼だ」 その逃亡劇を 応援するのは 些細な事に違和感を感じ 青柳が真犯人ではないと信じた昔の仲間 そして 強大な闇の力の存在を知る 行きずりの犯罪者たち マスコミが流す情報や映像が 必ずしも真実だとは限らない というのは常識 犯罪防止を口実に 様々なシステムが投入される管理社会への 危機感 など この小説に 余計な意味付けをしようとする輩もいるし 有り得ないような都合の良さをはじめ ツッコミどころは満載 全編を通して流れる ライトな感覚を批判する向きもあるが ここは素直に 単純に 青柳雅春の逃亡劇を 楽しめば良い 最後は 陳腐だけど 泣かせるぞ 初めての 伊坂幸太郎作品 なかなかの長編だけど 一気に読み終えた 今は妻がはまっていて 通勤列車に 単行本を持ち込んでいる これは 結構珍しい事です
2008年05月05日
脳梗塞などの後遺症で 麻痺してしまった 老人の四肢は
役に立たないだけではなく 時に介護やリハビリの妨げとなる
ならば いっそ切断してしまったら楽になるのでは
36歳の医師漆原が考案した画期的な老人医療は Aケア と名付けられた
更に Sケア デスケアと 過激さが増していく
かなりショッキングな 問題作です
内容は 当然 フィクションなのだろうけど
ノンフィクションのような体裁をとっている事もあって
とてもフィクションとは 思えない
本当はどこかで起きている事なのではないか と思ってしまいます
以下 相当なネタバレ があるので 注意してください!
前半は 出版を前提に 漆原医師が執筆した 原稿 後半は Aケアにまつわるトラブルや騒動 その検証をその手記を出版した編集者の 注記 様々な医学用語や データが 出てきて それらが リアリティを後押しする部分も あるのだけど 悲しいかな 専門知識が皆無な僕は それらがどこまで正確なのか判断できない 例えば 書名でもある「廃用身」という言葉 「廃用肢」なら 医学関係のサイトで 何件かヒットするのだけど 「廃用身」を検索しても この本しか出てこない ならば この本のために この言葉を作ったのだろうか? 漆原医師の最後を書くためには 廃用“肢”では足りないからか? 実際の介護や 医療の現場に携っている人が読んだら どうなのだろう? 彼らでも 納得できるものなのかな? 納得はできないまでも 共感できる部分はあるのだろうか? 素人としては共感できる部分が多いだけに とても興味がある ただ 一度目は あまりにショッキングな内容に圧倒されて あまり感じなかったのだけど 3年ぶりに読んだ今回は 多少は冷静に読めたのか 素人の僕でも いろいろと アラが見えたように思う そりゃそうだよね こういう事が あっても不思議ではない 気はするけれど 老人の麻痺や痴呆は 症状も 原因も みな様々で 一様ではないのだから こんなに上手くは 行かないだろう また 麻痺した四肢を切断すると その分の血液が脳に回り 脳が活性化する という理論を 『五体○○○』の 乙○君を 例に出して展開するのだが これは とても納得できる理論ではなかったし 乙○君に対しても 失礼だと思う 僕としては あまり良い気はしなかったな ノンフィクションの体裁をとっている事もあり 本文中に ご丁寧に奥付まで あります 発行所は ㈱山月館 印刷・製本は ㈱李陵 著者は 中島敦が 好きなんですね
2008年04月18日
「もっとすごい!! このミステリー」 にランクインした作品を探して このところ ミステリーや ハードボイルドばかり 集中的に読んでいた それぞれはとても面白くて それはそれで楽しかったのだが 殺伐とした雰囲気の本が これだけ続くと さすがに 心が疲れてくる この辺で ちょっとホッとする本が 読みたくなり 出勤前に バタバタと本棚から引っ張り出したのが この本 僕の本棚には 何故か 単行本1冊と 文庫本2冊 同じ本が 3冊もある 何度も読み返した 本当に好きな本です
これは 作家 椎名誠が 初めて書いた私小説 というか ある雑誌に 連載のように書いていた文章を 一冊にまとめた本 親バカ・椎名と 息子・岳の ほのぼのとした関係が 羨ましい 親子プロレスは 愛情表現 釣りとカヌーの師匠である 野田知祐の存在は 大きいな 勉強よりも 人生を楽しむ事の方が大事 だという教育観には 共感 僕にとって 父親と息子の関係を築く上での 大切な参考書だった この本を読むと どうしても 自分と息子の事に 想いが飛ぶ これを 全部まねしたわけではないけど 釣り カヌー キャンプ サッカー スキー 雪遊び 僕も若かったし 寸暇を惜しんで 一緒に遊んだな でも 父親と息子の蜜月関係は せいぜい 小学生まで あっと言う間に 終わってしまう いろいろな事を教えたかったけど 何を教えられたかな? 教えられた事の方が 多かったんじゃないかな? 成長し 自立していく息子を見るのは 嬉しいような 寂しいような 僕は 息子にとって 良い父親だったろうか? と しみじみ 振り返りながら 読みました 明日は 『続・岳物語』 を読みます
2008年04月11日
「もっとすごい!! このミステリー」の 第3位 1989年のこのミスの 第1位で 第102回 直木賞も受賞しています 今まで読んだ事が無かったのは とても寡作な作家だから? デビュー20年で 6冊しか出ていません これじゃ 古本屋さんで探しても なかなか見つからないね
この作者は レイモンド・チャンドラーが好きなのだろうな というのが よく分かる 探偵・沢崎は フィリップ・マーロウに よく似ているし 探偵と 警察 やくざ(ギャング)との距離 関わり方も 似ている 一連の作品の題名も チャンドラー作品に 似ているし 何より 作品に漂う雰囲気が そっくりだもの 緊迫感のある 良く練られたストーリーは とても面白い ミステリーとしても 充分に楽しめるし 本格的なハードボイルドであることは 間違いない ストイック (やせ我慢) で シニカル (皮肉) な 探偵 渋い刑事 渋いヤクザ 渋い脇役陣 磨かれた会話 余計な装飾を排除した 硬派な文体 欲を言えば 沢崎が この世でひとつだけ暗記している電話番号の女が 一度くらい どこかで登場しても良い と思うけど 結末はある程度 予想できるかな? 作品とは全く関係ない話で恐縮なのだが この小説では 甲斐教授が 探偵・沢崎に 調査を依頼しているけど 調査料金って いくらだったのだろう? 探偵小説を読んで いつも思うのだが 具体的な金額が出てくる事は 殆ど無いよね ネットで検索すると 尾行などは 1時間 1万円くらい? とすると..... 見当が付かないや コナン君や 金田一少年は 警察から謝礼もらってるのかな?
2008年04月09日
いつのコメントだったか 定かではないのだが 野風さんが “面白かった” と書いていたように記憶していて 先日 古本屋で見つけたので 読んでみた 北海道在住の作家なので 以前から 読んでみようと思っていたのだが なかなか 手に取るチャンスが 無かった というより 「題名に惹かれなかった」 というのが 正直な感想かな 「もっとすごい!! このミステリー」 には 『エトロフ発 緊急電』が 13位に ランクインしているが この手の題名の本には 何度か裏切られており 触手が伸びなかった 警官シリーズは この数年ですよね
この 『笑う警官』 は 札幌と 北海道警察が 舞台 Ⅰ警部事件 (拳銃のやらせ摘発、覚醒剤使用等々) と 北海道議会でも厳しく追求された 裏金問題が ベースにある 大まかなストーリーは 警察が使用しているアジトで 現職美人婦警の 他殺体が発見された 道警は 百条委員会で証人喚問される予定の警察官を 犯人に仕立て上げ 見つけたら即射殺 という とんでもない指示を発令する それに疑問を感じた同僚数名が 秘密裡にチームを組んで その警察官の無実を証明し その命を守ろうとするのだが タイムリミットは 翌日の午前10時 時間が無い!! 『新宿鮫』の 鮫島のような スーパー刑事ではなく 組織に振り回される しがない普通の警察官が 主役 等身大であるため 感情移入がしやすく 共感できる部分が 大きい 札幌が舞台で 大通やススキノ周辺に限らず 馴染みの場所が 数多く出てくるのも この小説の世界に すんなりと入り込める理由のひとつなのだろうけど それだけじゃない 仲間の絆 裏切り 様々な駆け引き 果たして 裏切り者は誰だ? 真犯人は? スリルとスピード 緊張感の中で 思いがけない しかし 妙にリアルなストーリーが展開される それにしても 組織を守るためには 一警察官の生命など 問題ではない という 警察の論理 まさか 事実ではないだろうが あそこなら やりかねないな と思ってしまうところが 怖い 警察組織に限らず 防衛省や 官庁 政治家なども 同じようなものだろうけど 昨今の 食品偽装事件などをみると 民間も 五十歩百歩か?
2008年04月08日
「もっとすごい!! このミステリー」の 第19位 恩田陸作品としては 唯一 ベスト40に ランクインしています
10数年前に 200冊だけ発行された 幻の本 『三月は深き紅の淵を』 をめぐる 4つの短編からなる オムニバス 僕が手にとっている 『三月は深き紅の淵を』 (ここでは「リアル三月」とよぶ)は 第1章 待っている人々 第2章 出雲夜想曲 第3章 虹と雲と鳥と 第4章 回転木馬 の4章構成 対して 作品の中に登場する 『三月は深き紅の淵を』 (同じく「幻の三月」とよぶ)は 第1部 黒と茶の幻想 (風の話) 第2部 冬の湖 (夜の話) 第3部 アイネ・クライネ・ナハトムジーク (血の話) 第4部 鳩笛 (時の話) の4部構成 「リアル三月」 のそれぞれの章は 「幻の三月」 で繋がっているが それぞれ独立したお話しで 連作という訳ではない それぞれの章に登場する 「幻の三月」 は 別々の本だと思う 各章で それくらい 違っている 第1章は 幻の本探し 第2章は 不明だった作者探し 第3章は 動機探し 第4章では 「リアル三月」 の作者である 恩田陸を思わせる人物が登場し 「麦の海に沈む果実」 に続く 理瀬の話などと共に その心情 思いが一人称で 重層的に綴られる リアル恩田陸と 幻の恩田陸? 「リアル三月」 の本領は 第4章にあると思う 正直 第1章から第3章まで読んだときには どうやって終わらせるのかな? またラストで裏切られるのかな? と 心配になったのだが 第4章...... 意表を衝かれた 「幻の三月」は いつか書いてみたい という究極の作品の象徴 作者の憧れ なのではないかな 独特の雰囲気のある作品です 好き嫌いが かなり分かれると思います 僕は 結構 好きです
2008年04月07日
「不思議な、あやしい、ありそうにない話。 しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語。」 というのは 村上春樹の 『東京奇譚集』 の帯に書かれている 『奇譚(きたん)』 の説明文 多くの作家が 彼らなりの奇譚集を書いているが この 『いのちのパレード』 は 恩田陸版の奇譚集 早川書房の 異色作家短編集のような 無国籍で不思議な短編集を作りたい、という思いで書かれ ミステリーのような SFのような ファンタジーのような ホラーのような 様々な色合いの 15の短編から成っています ただ 15編の中には 面白いものもあれば 残念ながらそうでもないものまで これも様々 ひとつひとつの短編のことを書くと ネタバレになってしまうため 書かないけど 「観光旅行」「蝶遣いと春、そして夏」「夕飯は七時」「かたつむり注意報」「夜想曲」 などは 良かった どこかで読んだことがあるな 見たことがあるなと感じる作品も 少なからずある 過去の作家へのオマージュとして書いた場合 どうしてもそうなるのかな? 恩田陸の場合 複雑に張り巡らされた伏線で 途中まで大きく期待させるのに それに見合ったオチ ラストが無い というのが かねてから不満なのだけど 短編の場合 それほど期待が膨らまないため 失望も小さくて済むし 短編集なので ひとつ ふたつに裏切られても それ以外がカバーしてくれるため 全体としてはまずまずの満足感でした