カレンダー
プロフィール
息子がサッカーを始めたのでサッカーを観るようになり、1997年のフロンターレ戦でコンサにはまりました。自分自身は全くの素人です。観戦はSB席。ホームゲームの半分はCVSやってます。
最新のエントリー
リンク集
コメント
検索
2017年02月22日
映画の試写会なんて 何年振りでしょう。 もしかして 30年以上ぶりかも。 家内が応募した試写会に 僕だけ当選して、 仕事帰りに STVホールで 一人で観て来ました。 2月25日封切りなので詳しくは書きませんが、 ネタバレになるので、たたみます。
70年前のアメリカ映画、「素晴らしき哉、人生」 のリメイクと聞いていたのですが、ストーリーやテイストは 全く違っていました。 良く見ると 原題も “It's a Wonderful Life” と “LIFE,CAN BE WONDERFUL” で、違っています。 配給会社の陰謀にハマったかな。 「すべての大人に贈る “人生のドン底の乗り越え方” 」 というコピーです。 ウィル・スミス演じる主人公ハワードは 最愛の一人娘を病気で喪くし、そのショックの中で妻とも離婚し、確かに 精神的にはドン底まで落ち込んでいます。 ただ、経済的には事業の成功者であり、仕事が手に付かないために会社は経営の危機に瀕している訳ですが、一般庶民から見ると まだまだ決してドン底ではないよなぁ・・・ と 思ってしまいます。 映画の見どころは そこからどうやって立ち直るか、ショックからの乗り越え方なのですが、主人公の友人が、それぞれにいろいろな問題を抱えながらも 主人公の為に力を尽くしてくれる訳で、そんな友人を持っている時点で ドン底ではありませんよね。 “愛”と “死”と “時間”の精霊(?)が登場するのがミソで、3人の友人が抱える問題への対処方法、解決策もあり、そこをどう感じるかで この映画の評価が分かれるような気がします。 1時間37分。 悪くはありませんが、定価で観るのは ちょっともったいないかな。
2017年02月18日
恩田 陸は 結構好きで、『常野物語』 を中心に 一時期ずいぶんとハマって読んだのですが、ある時期から 途中までは面白いのに ラストでモヤモヤという作品が続き、しばらく離れていました。 という事で、これは今回の直木賞を受賞した作品なのですが、読むか どうしようか迷った末、あまり期待せずに読みました。![]()
ピアノコンクールに臨む若者たちの青春群像なのですが、とても良かったです。 勢いがあり、面白くて、一気に読み終えました。 ストーリー展開は予想を超えるものではないけれど、ピアノコンクールの厳しさ、天才の才能が開花していく瞬間が、短めの文章でテンポよく、上手く表現されていて、ワクワクしながら読み進められました。 久々に素晴らしい恩田陸に出会えました。 ただ、主人公の一人、風間塵がスーパー過ぎます(笑) 音楽を習っていなくても絶対音感を持っていたり、音楽に対する理解が深かったり、耳が異常に良かったりするというのは まぁ あり得なくもないですが、ピアノを弾くテクニックは別、センスや才能により上達のスピードに差はあっても、それなりに練習を積まないと身に付かないものだと思います。 もう一つ、 「心の奥の柔らかい部分」と聞いたら 「夜空ノムコウ」を思い出しませんか? 「世界はこんなにも音楽に満ちている―――」という類のフレーズも何度となく登場するし、今回の恩田陸は比喩が安易な気がします。 本筋とは関係ありませんが、 You Tube は便利ですね。 鑑賞には物足りないですが、知らない曲を探すのが楽で助かります。
2017年02月17日
戦時下の弾圧の中で一度は棄教しようとした小説家の私が、エルサレムや死海のほとりにイエスの足跡を辿る旅を描く 『巡礼』。 イエスに関係した人々を通して イエスの真実の姿を描く 『群衆の一人』。 この2つが交互に配置される2部構成で進んでいきます。
『巡礼』 では、私は大学時代の友人で聖書学者である戸田と共に旅します。 聖書に書かれている事に疑問を感じ、心の整理がつかないままの私と、“イエスが歩いたエルサレムなど最早無い。ローマ軍に、イスラム軍に、十字軍に破壊された街の上に街ができ、廃墟の上に廃墟が積み重なって丘となり、現在のエルサレムはそんな丘の上にある。最後の晩餐の家や油絞り場の園(ゲッセマネ)の遺跡はあるが、そんなものは巡礼者用、観光用のにせもの。聖書に記されたイエスの姿や言葉も後世が作り上げた創作だ” と語る戸田との会話は、遠藤が長い間、心の中で自問自答してきたものなのでしょう。 二人は大学時代に出会ったノサック神父や 「ねずみ」 と呼ばれた修道士コバルスキについて語り、ユダヤ人収容所で死んだコバルスキの最後を尋ねるために生存者を探し キブツを尋ねますが、ノサック神父やコバルスキ修道士の姿が いつかイエスの姿に重なります。 『群衆の一人』 では、病気の我が子を助けるためにイエスに奇蹟を求める男、病床でイエスに看病されたことで弟子になった アルパヨ、無実のイエスを陥れようとした 大祭司アナス、イエスに死刑を言い渡した 知事ピラト、イエスと共に十字架を担がされた 蓬売りの男、イエスの磔刑を実行した 百卒長 など、イエスと同じ時代に生き、イエスがその人生を横切った人々を通してイエスの姿を描いています。 遠藤はイエスを、聖書によって聖人化された偉大なキリストではなく、奇蹟を起こすことなど出来ず、救世主としての期待に応えられない敗北者だとし、人々の不幸を共に苦しみ悲しみ耐えてくれる存在なのだとします。 そんな惨めな姿のイエスが人々の心を打つのはなぜか。その理由が語られるのですが、「百卒長」 の章にあるシリア人の奴隷兵から聞いた言葉、 「あれは愛の人だ。力もなく、みじめそのものだったが、優しさが体にあふれていた。どんな人間にもなつかしそうに話しかけ、子供たちを可愛がり、みなが見棄てたライ病人や熱病患者の住む谷ばかりにでかけていた」 が端的に象徴していると思います。 「もっとも遠藤らしい」 と言われる作品だそうですが、遠藤のイエス観がよく伝わって来る とても興味深い作品でした。
2017年02月07日
『イエスの生涯』 と 『キリストの誕生』 は、日本人であり、小説家であり、キリスト者である遠藤周作が、遠藤なりの独自の解釈と、小説家らしい鋭い洞察で、出来るだけ客観的に、と心を砕いて描いた イエス・キリスト伝です。この2冊で ひとつの作品と捉えて良いと思います。 『イエスの生涯』 は、人間イエスが、時にユダヤ教の律法を守りながら、時に律法を無視しながら 神の愛、愛の神を説き、やがて 友や弟子たちの期待に応えられなかったために 裏切られ、見棄てられ、十字架の上で磔刑にされて息絶えるまで、弱き者イエスとしての姿を描いています。 『キリストの誕生』 は、地上にあっては無力だったイエスが、十字架の上でみじめに死んだ後、どうやって 弱き弟子たちを信念の使徒に変え、何故 人々から 〝神の子”、〝キリスト(救い主)” と呼ばれるようになって行ったのか。原始キリスト教団の姿を通して、その過程、残された人々の魂のドラマを描いています。 遠藤は、“事実” と キリスト者にとっての “真実” は異なるといい、イエスの 〝復活” は弟子たちの深い 〝宗教体験” だったと語ります。 一方で、受胎告知や処女懐胎など イエスの誕生のシーンや イエスが起こした 〝奇蹟” など、美しい聖書物語については、後世の作家による創作だとして切って捨て、殆ど触れていません。 残されている史料は 乏しく限られているが、その中から 出来るだけ客観的な材料を掘り起こし、自分が納得できるイエス・キリストの姿を追求したい。この2冊からは そうした遠藤の苦悩と葛藤、誠実に真摯に取り組む姿勢が ヒシヒシと伝わってきます。 11歳で母親に洗礼を受けさせられて信者となった遠藤は、キリスト教信仰を母から着せられた洋服に例え、「この信仰に関して 私はしばしば悩んだが、愛する者が私のためにくれた洋服を脱ぎ捨てる事はできなかった。後になって 私はもう脱ごうとは思うまい、この洋服を自分に合う和服にしよう と思ったのである。」 と語っているそうです。 イエス・キリストを無条件な愛、善とする西洋的なキリスト教観からは遠く離れており、その為に 様々な批判を受けたようですが、日本人であり、非キリスト者である僕にとっては 納得できる部分が多々あります。 少々難解ですが、読み応えのある作品でした。
2017年02月02日
今年も 2月6日から12日までの7日間、さっぽろ雪まつりが開催されます。 今年は 大通会場の西12丁目、市民の広場に CVS有志が雪像を作ることになり、 昨日から製作が始まっています。 製作の様子は こちら。 1日目 2日目 平日の日中に製作ということで お手伝いいただける方は限られるかと思いますが、 やはり 1人2人では 体力的にも厳しいそうで、飛び入り参加も大歓迎だそうです。 明日3日目に おおよそ形を完成させ、4日目土曜日に 仕上げの予定。 10時頃から作業しているそうなので、お時間のある方はよろしくお願いします。 お手伝いいただける方、防寒対策はしっかりと。 シャーベット状の雪も扱いますので、防寒用、防水用の手袋も必要です。 暖かいものの差し入れも大歓迎。 ひやかし、にぎやかしだけでも・・・・・
2017年02月01日
アクション物は 家内があまり好きではないため、仕事帰りに 一人で観て来ました。 映画の日で、札幌シネマフロンティアの4番スクリーンは さほど大きくないのですが、半分ほどの入りでした。 面白かったです。 2時間11分が アッと言う間でした。 高機能自閉症の主人公が スーパーマン過ぎで、あっさりと人を殺し過ぎなのは ちょっと気になりますが、この手の映画に アレコレ注文を付けるのは野暮。面倒くさい事は考えずに 楽しんだ人が勝ちですよね。 ストーリー展開は 予想の範囲内ですが、いろいろな伏線もきれいに回収されましたし、うまく出来ていたと思います。 設定や登場人物が 丁寧に紹介され、シリーズ第1作という位置付けのように感じましたが、どうでしょう? 続編は企画されているのでしょうか。