2017年02月22日
【映画】 素晴らしきかな、人生
映画の試写会なんて 何年振りでしょう。 もしかして 30年以上ぶりかも。 家内が応募した試写会に 僕だけ当選して、 仕事帰りに STVホールで 一人で観て来ました。 2月25日封切りなので詳しくは書きませんが、 ネタバレになるので、たたみます。
posted by aozora |23:58 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年02月18日
『蜜蜂と遠雷』 恩田 陸
恩田 陸は 結構好きで、『常野物語』 を中心に 一時期ずいぶんとハマって読んだのですが、ある時期から 途中までは面白いのに ラストでモヤモヤという作品が続き、しばらく離れていました。 という事で、これは今回の直木賞を受賞した作品なのですが、読むか どうしようか迷った末、あまり期待せずに読みました。
ピアノコンクールに臨む若者たちの青春群像なのですが、とても良かったです。 勢いがあり、面白くて、一気に読み終えました。 ストーリー展開は予想を超えるものではないけれど、ピアノコンクールの厳しさ、天才の才能が開花していく瞬間が、短めの文章でテンポよく、上手く表現されていて、ワクワクしながら読み進められました。 久々に素晴らしい恩田陸に出会えました。 ただ、主人公の一人、風間塵がスーパー過ぎます(笑) 音楽を習っていなくても絶対音感を持っていたり、音楽に対する理解が深かったり、耳が異常に良かったりするというのは まぁ あり得なくもないですが、ピアノを弾くテクニックは別、センスや才能により上達のスピードに差はあっても、それなりに練習を積まないと身に付かないものだと思います。 もう一つ、 「心の奥の柔らかい部分」と聞いたら 「夜空ノムコウ」を思い出しませんか? 「世界はこんなにも音楽に満ちている―――」という類のフレーズも何度となく登場するし、今回の恩田陸は比喩が安易な気がします。 本筋とは関係ありませんが、 You Tube は便利ですね。 鑑賞には物足りないですが、知らない曲を探すのが楽で助かります。
posted by aozora |21:04 | 本の話 | コメント(1) | トラックバック(0)
2017年02月17日
『死海のほとり』 遠藤周作
戦時下の弾圧の中で一度は棄教しようとした小説家の私が、エルサレムや死海のほとりにイエスの足跡を辿る旅を描く 『巡礼』。 イエスに関係した人々を通して イエスの真実の姿を描く 『群衆の一人』。 この2つが交互に配置される2部構成で進んでいきます。
posted by aozora |22:22 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年02月07日
『イエスの生涯』 他 遠藤周作
『イエスの生涯』 と 『キリストの誕生』 は、日本人であり、小説家であり、キリスト者である遠藤周作が、遠藤なりの独自の解釈と、小説家らしい鋭い洞察で、出来るだけ客観的に、と心を砕いて描いた イエス・キリスト伝です。この2冊で ひとつの作品と捉えて良いと思います。 『イエスの生涯』 は、人間イエスが、時にユダヤ教の律法を守りながら、時に律法を無視しながら 神の愛、愛の神を説き、やがて 友や弟子たちの期待に応えられなかったために 裏切られ、見棄てられ、十字架の上で磔刑にされて息絶えるまで、弱き者イエスとしての姿を描いています。 『キリストの誕生』 は、地上にあっては無力だったイエスが、十字架の上でみじめに死んだ後、どうやって 弱き弟子たちを信念の使徒に変え、何故 人々から 〝神の子”、〝キリスト(救い主)” と呼ばれるようになって行ったのか。原始キリスト教団の姿を通して、その過程、残された人々の魂のドラマを描いています。 遠藤は、“事実” と キリスト者にとっての “真実” は異なるといい、イエスの 〝復活” は弟子たちの深い 〝宗教体験” だったと語ります。 一方で、受胎告知や処女懐胎など イエスの誕生のシーンや イエスが起こした 〝奇蹟” など、美しい聖書物語については、後世の作家による創作だとして切って捨て、殆ど触れていません。 残されている史料は 乏しく限られているが、その中から 出来るだけ客観的な材料を掘り起こし、自分が納得できるイエス・キリストの姿を追求したい。この2冊からは そうした遠藤の苦悩と葛藤、誠実に真摯に取り組む姿勢が ヒシヒシと伝わってきます。 11歳で母親に洗礼を受けさせられて信者となった遠藤は、キリスト教信仰を母から着せられた洋服に例え、「この信仰に関して 私はしばしば悩んだが、愛する者が私のためにくれた洋服を脱ぎ捨てる事はできなかった。後になって 私はもう脱ごうとは思うまい、この洋服を自分に合う和服にしよう と思ったのである。」 と語っているそうです。 イエス・キリストを無条件な愛、善とする西洋的なキリスト教観からは遠く離れており、その為に 様々な批判を受けたようですが、日本人であり、非キリスト者である僕にとっては 納得できる部分が多々あります。 少々難解ですが、読み応えのある作品でした。
posted by aozora |22:23 | 本の話 | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年02月02日
大通会場に ドーレくんの雪像製作中です。
今年も 2月6日から12日までの7日間、さっぽろ雪まつりが開催されます。 今年は 大通会場の西12丁目、市民の広場に CVS有志が雪像を作ることになり、 昨日から製作が始まっています。 製作の様子は こちら。 1日目 2日目 平日の日中に製作ということで お手伝いいただける方は限られるかと思いますが、 やはり 1人2人では 体力的にも厳しいそうで、飛び入り参加も大歓迎だそうです。 明日3日目に おおよそ形を完成させ、4日目土曜日に 仕上げの予定。 10時頃から作業しているそうなので、お時間のある方はよろしくお願いします。 お手伝いいただける方、防寒対策はしっかりと。 シャーベット状の雪も扱いますので、防寒用、防水用の手袋も必要です。 暖かいものの差し入れも大歓迎。 ひやかし、にぎやかしだけでも・・・・・
posted by aozora |21:38 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年02月01日
【映画】 ザ・コンサルタント
アクション物は 家内があまり好きではないため、仕事帰りに 一人で観て来ました。 映画の日で、札幌シネマフロンティアの4番スクリーンは さほど大きくないのですが、半分ほどの入りでした。 面白かったです。 2時間11分が アッと言う間でした。 高機能自閉症の主人公が スーパーマン過ぎで、あっさりと人を殺し過ぎなのは ちょっと気になりますが、この手の映画に アレコレ注文を付けるのは野暮。面倒くさい事は考えずに 楽しんだ人が勝ちですよね。 ストーリー展開は 予想の範囲内ですが、いろいろな伏線もきれいに回収されましたし、うまく出来ていたと思います。 設定や登場人物が 丁寧に紹介され、シリーズ第1作という位置付けのように感じましたが、どうでしょう? 続編は企画されているのでしょうか。
posted by aozora |23:40 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0)