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2006年12月11日

ゴール裏と選手と監督とフロントと

ゴール裏と選手と監督とフロントは本来、相容れぬものだと思う。
一瞬の間、もしかして、相容れた瞬間があるんだと思う。
そういう瞬間が、優勝だとか、昇格だとかそういう瞬間なんだと。
でも、その瞬間が終われば、夢から覚めれ現実が押し寄せてくる。
優勝したって、昇格したって、チームの中心で活躍したって、契約を満了でチームを去る選手や監督、フロントの人はでてくるだろう。



去らないのは、愛想尽かさない限り、夢からさめない限りのゴール裏の住人だけか。



ゴール裏は、チームを愛する、チームが全て。
選手は、個人が全てに近い、全てではないだろうけれど。
現役生活を10年できうる選手がどれだけいるだろう。
しかも、全盛期と言えるプレーをできるのも5年程度ともいえるだろう。
その中で、より高く自分の価値を見出してくれるチームがあって、そのチームに移籍していかない選手を美談扱いする事の摩訶不思議さを思う。
フロントは興行成績が全てだろう。
弱くても客が入ってくれるのなら、強くなる必要性もない。
まあ、そういうチームは皆無に近いだろうから、成立しえないと思うけれど。



監督はどうだろう。
本人のポリシーどおりのチームを作る事ができうるか。
もしくは、何年かけて強くする事ができうるか。




そういう中で、監督は選手とゴール裏とフロントと戦わなければならない。




わが赤黒のチームはどうだったのだろうと。
フロントと監督は闘っていたのだろうか。
興行と攻めろという活劇蹴球の狭間で。
選手と監督はどうだったのだろうか。選手は監督の活劇蹴球を良しとしていたのかなあ。
この事を語る御仁がいなかったような感じがするのですね。


もしかして、選手がヤンツーさんの活劇蹴球にいま一つ確信を持てなかったのではないかと思えるのです。そういう意味で今回の天皇杯で、J1のチームを2度撃破したことは、とても貴重な体験となりえると思うのです。
もしかして、本当に活劇蹴球がわが赤黒の遺伝子として住み着くかどうかの瀬戸際だと。




岡田監督の蹴球はくそも面白くなかったと、あの当時、あるところで書いていたのは私ぐらいでしょうか。
でもエメルソン頼みと最終ラインとGKの踏ん張りと言う蹴球には成功体験があったことが重要です。その成功体験の遺伝子はもしかして、まだ続いているかもしれないと言う事で。


ヤンツーさんの活劇蹴球の成功体験をこの天皇杯でつめるかどうか、本当に重要でしょう。
多分、フロントは、興行成績と経営体質の改善が第一でありましょうから、活劇蹴球にはこだわっていないのは当然の事ですね。
でもその活劇蹴球で成功が収められたら、天皇杯で賞金を得られたら、俄然変わってくるだろうなあ。


ゴール裏はどうでしょうか。ヤンツーさんの活劇蹴球に入信しているだろう。
岡田監督のリアクション蹴球について、今はどう思うかという部分に触れる人がいない。




私はどうかというと。
岡田監督の蹴球は面白く無かった。
岡田監督のときに五段階計画を立ち上がるべきだった。
蹴球バブルが弾けた後、他のチームより数年送れてしまった事が現在に影響していると思います。



じゃあ、ヤンツーさんの蹴球は赤黒の蹴球といえるかどうかというと。
それほどの確信はない、根付いて欲しいようと思うけれど。
ヤンツーさんは日本代表におけるオフトさんの位置づけかなあ。
教師であった思う、勝負師までには行き着けなかったと。
基礎と土台を根付かせてくれる監督であって、そのために活劇蹴球をまずは目差したという感じ。その土台を根付かせる前に、1年早くフッキが来た事で昇格を目差さなければならなくなったと言う感じで。


そのフッキを求めたのがフロントか監督なのかが判りようも無い事なれど。
どちらにしても、基礎土台を作ってJ1昇格を狙うチームは違う監督を求めて。GMにヤンツーさん就任と言うコースが最高だったでしょう。
若いヤンツーさんにも野心があるでしょうからそいういう風にならないと思うけれど。





チームの一体感と言うけれど、簡単出来上がるものではないでしょう。
勝負事のことだから、勝つチームに一体感が生まれると言う事で。
一体感があるから、勝つ、強いなんて事はありえないと思う。
全てにおいて波風が立たないと言う事は、議論も切磋琢磨も何もないと言う事だから。




さ、此処からだなあ。わがチームは。
ゴール裏が初めて意志を表明した。
新潟戦でも映った『攻めろ、攻めろ、攻めろ、攻めろ』の弾幕。
わがチームがどういう蹴球をしていきたいかと言うのを表明するのに10年かかった。

ゴール裏と選手と監督とフロントは本来相容れぬもの。
でもチームに携わっていこうとする気持ちは同じもののはず。
新しい監督は攻めろという監督ではないかもしれない。
選手は活劇蹴球に今の所確信を持てないでいるように思える。



こっかっらが、闘いだあ、気持ちが高ぶるなあ。
ゴール裏が選手と監督とフロントとそしてマスコミに闘いを挑む日々がこれから、始まるのですよ。


攻めろという3文字に覚悟が伴うのなら、誰にも譲れないよね。
戦いあって、お互いがぶつかり合った上での一体感が醸し出せればわが赤黒は素晴らしいチームになるだろう。その歴史の始まりを予感していると言う所。




チームの監督だから、チームに移籍してきたから、最初から愛情を持ってコールするのではなく。チームの一員として認めれるプレーをしてくれたなら、その何倍ものコールを送ってやろう。

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posted by mimicaki |16:09 | 赤黒2006 | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年12月10日

NHKBS三昧の休日


千葉に行けばいけたのよね。その代わりBSで3試合を堪能しました。

赤黒対新潟のPK戦でしびれまくったおかげで、福岡対神戸の試合は、斜めに見ながら過ごしていましたが。神戸が先制してから、私の頭の中が活性化します。それにしても、福岡の古賀選手のクロスの美しさにやられました。後半、クロスの精度がもう少し上ならば、多分福岡がJ1に上がったのではないかなあ。私にとっては、この試合は古賀さんのクロスと言う事になりそう。





最後のほうの福岡の攻めと福岡サポの応援に息が詰まってしまいました。もう、さまざまな想いに気持ちが高まってしまって、うるうる状態寸前に。こういうときの応援は、エンドレスとか、だらだら歌い続けるなんてと言う批判が出てくる事はないだろう。そして神戸の三浦さんのインタビューでもう一杯一杯になりましたね。



G大阪対広島の試合を見ていて、活劇蹴球と言うのはお膳縦の段階で、最後に決めるのは個の力だと思いました。フッキと砂川に早く追いつけ相川と思いましたが。。。。



posted by mimicaki |00:57 | アメージングJ | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年12月09日

対新潟戦  NHKBS観戦

千葉の選手一同本当に来ていたのね。砂川にフッキ、そして曽田(?)がJ1レベルなのを確認できました。

問題は、相川ですね。3度あった決定機の全てをはずしました。1度目と2度目はほとんどドフリー、持ち替えず、ただダイレクト流し入れるだけで良いのに。それができないのですね。で、最後の3度目が一番難し体勢だったはず、それが一番良いシュートでした。

まあ、それも外れたのだけれど。

フッキに砂川は来年いないかもしれない。まあ、曽田を欲しがるJ1のチームがあるとは思わないけれど、NHKBSは曽田が好きなような気がするなあ。



曽田のアシストのヘディングは、ボールを地面に叩きつけられない曽田のプレースタイルが、良い方向に行きました。



佐藤さんのあのプレー、ボールを置いた時点で、オフサイドにならないのかな。オフサイドの精神は、ああいうゴール前に敵の選手が留まり続ける事を蹴球が拒否してできたものだと思うのだけれどね。



PK戦の順番がとても面白かったなあ。監督が決めているのだと思うので、いろんな事を創造してしまう。フッキがいないと言う事で、一番の砂川が当然として、曽田の2番目には驚いた。元FWだとしても。チーム内での信用度、監督の信用度、そしてメンタル面でのチーム内評価などで決まるPK戦での順番だと思うので。




これで次は川崎を虐殺した甲府、昨年のリベンジの機会を得られました。砂川さん、甲府の藤田さんとのミドル合戦にもう一度勝ってチームも勝って欲しいなあ。



J1のチームとはモチベーションが違うと思うので優勝を狙いましょう。そして、賞金を貰い、フッキとヤンツーさんのお給金を勝ち取りましょうか。

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posted by mimicaki |23:30 | 赤黒2006 | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年12月03日

札幌ドーム 鳥栖戦

前半10分まではわが赤黒のペースとまではいかないまでも、砂川さんとフッキさんの超絶技術で押していたと言えます。そこで得点を取れていれば、試合展開は変わっていたかもなあと思います。
試合前半は、アウエーゴール裏で、鳥栖サポの応援を横目で見ながらの観戦で、後半は、ゴール裏で応援というこのところの観戦パターンで。


前半、フッキのあのプレーを間近に見れたのは本当に良かった。あのプレーができるんだもの、ボールを持ちたがるわけですね。さっさと、J1のチームに移籍したほうがいいでしょうよ。アウエーゴール裏で思わず凄いと大声を上げてしまった人,数名のうちの一人が私です。J2のチームのどこかに移籍するなんて時間の無駄だと思うなあ。


ボールを渡さないフッキもフッキだけれど、フッキがボールを保持している時
必ず2,3人に囲まれる。そのときの赤黒の選手達、棒立ちなんだよね、誰もボールを貰いにいかない、あるいは、こぼれ球を取りにいこうとしない。
フッキと言うJ2では反則的ともいえる選手を取るのが1年早かった改めて確信した瞬間でした。J1に昇格したとしても、わがチームに残ったとは思えないので、チームの土台がきちんとできた段階でJ1昇格請負人アンド傭兵という形で加入してくれたらなあと。


互角の戦いをできたのは、鳥栖が点を取るまでの時間帯まで、後は全ての面で鳥栖との差を見せ付けられた試合でした。ぐうの音も出ませんね。わが赤黒のチームの出来がそれほど悪かったわけではないでしょう。J2中位同士の戦いとしてみれば、面白かったでしょう。でも、完成度の差は明らかだっただろうなあ。



こぼれ球をまるで取れなくなってからは、何もさせてもらえなかったなあ。接触プレーで全て負けていては、ボールは奪取できません。





松本育夫さんが退任しGMにヘッドコーチが内部昇格という鳥栖の組織運営のが全てですね。わがチームにそういう継承があるようには思えない。
まあ、今年の横浜FCのような例もあるのだからなんともいえないけれど。
横浜FCには奥寺さんがいるから、そういう芽は育てていたのだろうなあ。



応援も負けていたなあと思う。
前半見ていた赤黒ゴール裏はかなりの密集度でした。サルトしている所もかなり広がっていましたが、後半、私がゴール裏に戻って劣勢が明らかになると、ほとんど鳥栖さんとサルトしている人数は変わらないと言う状態になっていましたね。

鳥栖の応援は熱かった、気持ちのこもっている応援でした。
九州から北海道に来る兵の集まりでしょうから、それも当然なのかもしれないけれど。

その熱さがどこから来るのか。後半わがゴール裏に戻って判明しました。
それは体の前傾度の差と言う事を。
鳥栖の応援は前のめりなんですよ。腰が入っているんですね。わがゴール裏の応援は腰が引けている、明らかに前のめりではないんですね。それは、その場所の傾斜度の違いなのかもしれないけれど。

あとは、90分間サルトし続けるのは確かに難しい。鳥栖サポだってずっとサルトし続けているわけではない。でも何かが違う。それは手の使い方でしょうね。両手を頭の上に掲げて、叩く行為、あるいは拳を突きあがる行為。これを常時続けている、だから、視覚的にも威圧的に映るように思う。

わがゴール裏は、手を使う事が下手だなあと思う。
拳を突き上げる行為も頭の上で両手を叩く行為もほとんど無いといって良い。
手を叩く行為も胸の辺りでおこなっている。


両手を挙げて叩く行為はとても疲れる。サルトする行為とて疲れる。90分間続ける事は不可能でしょう。でもつかれたら、拳を突き上げ、疲れたら両手を頭の上で叩き、それも疲れたらサルトしたりという複合技で対応して欲しいなあ。


最後に応援の臨機応変さも違うなあ。わがゴール裏は歌を歌いきる所に価値を求めている。鳥栖サポは試合展開にそく対応できうる。選手が倒れたら、その選手のコールを直ぐするし。ピンチのとき、攻撃への展開を始めるときその他もろもろ、すばやく対応しているように思えた。


でも、仕方が無いかなあ。
1対0で勝っていて、相手GKがボールを保持している。後半残り10分と言う時間で、敵GKがボールをそのまま保持している。そういう所で、早く蹴れというブーイングが起こるゴール裏だったのだから。
敵が無為に時間を潰してくれる行為にブーイングではなく拍手が起こるようになったのも今年ぐらいからでしょうし。


で、そのわがゴール裏を批判したいわけではない。多分、チームの現状と同じなんだと思うから。愚直に突き進んできたここ数年なんだと思うから。

札幌ドームで初めて応援に参加した時、この大きさにびっくりし、コントロールできない何かを感じました、自分の能力を超えた器を預けられた違和感を。
今はそのもどかしさを感じるまではいきませんが。


この大きさを、数を生かしきるまで言っていないと思うからこそ、まずは歌を歌いきる所からはじめなければいけないと思う。
勝つではなく、闘うという言葉を選んだヤンツーさんは正しい選択をしたと思う。それはチームだけではなく、ゴール裏もその段階なんだと。多分、全てにおいてそうなんだ。


鳥栖に負けたことをきちんと受け止める事が必要でしょう。
本当に全てにおいて完敗だった事を。





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posted by mimicaki |23:50 | 赤黒2006 | コメント(0) | トラックバック(0)