2008年11月25日
日本サッカー協会の犬飼基昭さんは誰と戦っているのだろうか
いわゆる犬飼発言に反応しているのはたぶん、Jリーグのサポーターだと思うのですね。 で、サポーターのほとんどは、たぶん自らのチームに対して発言されているのだろうって、思うのですが。 もしかして違うのではないかなあ。 天皇杯の件に関しても、ベストメンバー規定のことにしても。 もしかして、Jリーグ関係者+サポーターに対しての発言ではないのかも。 という妄想話でありますが。 端的にいえば、たぶんスポンサーに対しての発言ではないのかな。 それにたいして、サポーターなりからこういう反応が当然出てくるのは承知しているはずで、だから、スポンサーさん、どうしましょうか。 といううがった見方ができないかなあなんて想うのですよ。 天皇杯やナビスコ杯、アジア杯にたぶんスポンサーがついているわけで。 もちろん、日本代表にもスポンサーが付いているはず。 80年代の人気のないころから、サポートしてくれてきた組織もあるはずです。 スポンサーサイドとしてみたら、サポートする企画がないがしろにされるのは 面白くないはずで、それでサポートを降りられたら困るのは当然のこと。 そこからくる発言という風に曲解したら、よいのかもなあと。 日本代表の親善試合も、格上でなくとも、アウエィで欧州の中堅国としたほうがよいに決まっているのだけれど。 たぶん、しがらみで日本でしなくてはならなくなっているのではないかなあ。 という妄想は秋春制の件に関して当てはまらないと思います。 80年代韓国のまるで歯が立たなかった。 プロ韓国に対してなす術もなく敗れていた日本代表を強化するには。 プロ化するしかないという事でJリーグが立ちあがった。 韓国を倒す=W杯出場ということ。 Jリーグ百年構想というのは、たぶん、後付けですよね。 そういう文化構想でお金を出させる構造を作り出したのだと思う。 ここが川淵さんの剛腕・辣腕なところだったと思う。 本当にドイツのブンデスリーガを模したのだとしたら、蹴球だけに特化する必要性はないはずだけれど、湘南さんとかはいわゆるスポーツ全般に力を注いでいるような感覚を持っていますが。 サッカーグランドがあって、他のスポーツ施設もあったのがブンデスリーガでなかったのかなあ。そういう風に聞いたような気がするのだけれど。 気のせいかなあと思うのです。 やはり、まずは代表ありきなんだと思いますよ。 で、それが正しいという側面があるとは思います。 韓国にオーストラリアにイランと日本がアジア強豪国と言えるのかなあ。 アジア枠に対しての強豪国が少なすぎるなあと思います。 予選を突破できない大会もあるぐらいにアジアが強くならない限り。 たぶん、本選では戦えない思います。 アジア予選に韓国と死闘がないのは強さを測る物差しがないに等しいと思うし。 で、本選に出れない4年間?いや途中で負けたら6年間ぐらいになるのかな。その時にJリーグはどうなるか、という危機感はあるのだろう。 日本代表の強化がJリーグの基盤を強固なものとする。 当然と言えば当然なのだろうけれど。 その意識からくる発言から欧州強豪国の基準に合わせようとしている。 マッチメイクも、スケジュールもということで。 じゃあ、秋春制を飲むかということとなると。 まあ、100年文化構想が建前のお題目だとすれば、わが赤黒チームは切り捨てられるだろうなあと思うのです。 そこまで本気だとしたら、そこまで本気なのかもしれないなあと。 ここまで、しつこく発言を繰り返すのならそういう風な気がしてきます。 川淵さんなら、空気を読んで発言を修正しながら撤回しそうな気がするのだけれど。 そうではない確信犯的なものを感じるかなあ。 という妄想話でありました。 それが真実だとしたら、本当の困る話でありまして。 最終戦、鹿島戦前の言葉のお遊びとしては出来が悪かったかなあ。
posted by mimicaki |21:57 | 蹴球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
犬飼基昭さんは前任者の亡霊と戦っているのだ
お初です。
組織で十有余年くらしてますと、いろんな上司にお使えしますが、ある程度大きい企業ですと現在者は自分の影響力を残そうとして①色気を出して変な負債を出す②自分より有能な者は後任にしない、ということがふつーにあります。サラリーマンの悲しい性ですが。
mimicakiさんのご指摘にあった川渕氏の功績のほとんどは木之元元専務理事がされているのですが(腎臓の病気で表に出れなかった)、フリューゲルス事件以降キャプテンとなった川渕氏の愚行の数々を見るに、木之元さんを後任にすえつける度胸はなかったはずです。
すると自分より能力が劣るものを探したら、国際派(三菱自工ドイツ社長)犬飼氏だった。だから就任させたということでしょう。残念ながら創造の名斜め上で「これなら川渕がまともだ」という空気が出ている意味で、この人事はサッカー協会に完全に大成功なのですが。
さすがに組織の社長ともなれば、そんなふうな空気を感じないわけないでしょう。前任の欠点を修正し自分の功績をサッカー史に残すには…という野心があるとおもいます。
あくまでも一リーマン(ブラザーズではない)としての見方ですが、そう見るとよくある光景のひとつなんですよね。では
posted by さいとー@お尋ね者| 2008-11-26 00:06