2007年01月31日
3バックか4バックか
このシステム論争は日本代表でもよく起こっていますが。 別にどちらでも良いので議論をながめるには面白いと思うと言うのが、私の立場です。というか蹴球を見るのにそこに目が行かないし。 星座のようにいつもその形を崩さず闘うわけでもないだろうし。 そしてその型が崩れ去るそのときこそ、チャンスでありピンチでもある。 その型を崩さないとチャンスもうまれないし、ピンチも逃れられない。 そんな一瞬を見てみたいと思うから私は多分ピッチを見下ろしている。 ピッチをもっと身近に感じたいとは思うけれど。厚別でも札幌ドームでもそういう環境を持つ事を許されていないのが残念なだけ。 カリスマGKを中心にした最終ラインのがんばりとカリスマFWの得点力のみの岡田監督のチームは失点が少ないチームでした。少なくともJ2では。 ディドそして佐藤洋平そして藤ヶ谷はJ1の能力を持ったGKでした。 ディドはいまさらながらで他の選手は全てJ1に移籍していきました。 これはとても凄い事だと思う。 わが赤黒チームはGKのチームだと言うのが私の持論。 そのGKのコーチング(?)で最終ラインを持ちこたえていた。 守備の文化が生まれたのでも無かった。岡田監督のときも。 とにもかくにも跳ね返す事が第一前提で。そして役割をはっきり与えられたその他大勢がボールを泥臭く追っていた、そして絶対的エースに配給するだけ。 そこにヤンツーさんが。 そのはっしょっていた部分に手をつけてくれた。最終ラインからのボールを動かし回して行く事を。能力の低さからそこを狙われれば、と言う部分には思い切り目をつぶって。まあ、同時にいろいろな事を求めてもできるわけもないだろうしね。 攻撃的だろうと守備的だろうとどっちだって良い。 3バックだろうと4バックだろうとどっちだって良い。 まだ、本当の成功体験が無いのだから。 伊太利亜が引きこもるのはその戦法でW杯に優勝した成功体験があるからだろう。多分、伯剌西爾より攻撃的にやろうとしたら多分できる、できる役者も揃っている。できるのにやらない、あのタレントでなぜやらないと言うのがアンチ伊太利亜だとは思うけれど。 違う意味で、できるのにやらないのと、できないからやらないとでは大きな違いがあるだろう。 そういう意味で4バックやってみたらと思う。シーズン通して、上手くいくとは思わないけれど。いろいろやってみて本当にどれが良いか選べばよい。 岡田監督の手堅い蹴球もヤンツーさんの理想蹴球も、そして三浦監督の理論蹴球も血となり肉となるでしょう。 そこから先に赤黒蹴球が生まれてくる。 いわゆる野球の巨人方式の大補強でチームを作るのを否定しただけで。 野球の広島方式で育てて作るチームを目差しただけ。 その中身が、攻撃的か守備的か3バックか4バックかなんてことまで。 深く考えていたわけでもないと思うんです。
posted by mimicaki |22:55 | 赤黒2007 | コメント(0) | トラックバック(0)
2007年01月04日
『正直なところ可能性は少ないだろうと分かっていました。』
サッカーマガジン柳下正明 インタビューより。 任期3年目、JI昇格を掲げて『闘』を合言葉に発進した2006年ヤンツー赤黒集団。 やはりなあ、目標としてJ1を掲げてはいたけれど、『闘』と言う文字は『勝』でも『昇』でもなかったと言う事。 意識改革からの土台作りの3年間だったということ。 ここら辺が、20006年当初からのわが赤黒サポ界との意識の乖離を感じます。 天皇杯でのJ1との対戦は、押し込まれ、攻められ続けていく中でのボール奪取からのカウンターと言う攻撃に成らざるを得なかったわけですが。 これは、意図的なものかどうか、結果としてそうならざるを得なかったのか。 または、そうならざるを得なかったとしても、良しとしていたのか。 ここら辺をどう感じていたかが問題だろうなあと思います。 いつぞやの、巨人の江川卓さんが、成績が悪いのに、オールスターで8連続三振を取って期待された後半戦で無残にKOされた記憶を思い出しますが。 この例えが当てはまっているかも問題ですが。 ヤンツーさんの昇格の可能性は少ないだろうと感じていた事は、きちんと咀嚼しておく必要性があると思います。 で、ヤンツーさんが札幌といえばこういう蹴球とスタイルをイメージできうるものを作り上げると言う事を優先してくれた事を私は喜びたいのではありますが。 それが、蹴球不毛の地とも言える北海道において優先順位として正しかったのかどうかと言う事も多分、議論の余地があるでしょうね。 攻撃的な蹴球を面白いと言える素地があるかどうかという事で。 まずは強い、勝つというところが前面に出てこないと興味を持ってもらえない可能性があるということ。 押し込まれて、カウンターのみでも蹴球で結果がでた事を選手自身がどう思っているのか、たとえJ1という強大な戦力を前にしたとしても。 それが、どう来年に続いていくのか思います。 J1では押し込まれて、J2では引き込んでから、ボールを奪取そしてカウンター。その序章のような気もするのだけれど。 ヤンツーさんの闘と言う文字は真に理解できるけれど、活劇蹴球についてはわが赤黒の蹴球だとは言い切れないと残念ながら思うなあ。 最初のお題目がミスを恐れずにパスをつなぐ事を第一にと言う言葉を忘れてはいけないと思う。わがゴール裏は特に。わが赤黒ゴール裏は、ミスに過敏に反応するから。ミスに対してブーイング以上に大きなため息が出てしまう。 選手もミスをしないように無難にプレーしようとするからなあ。 だから、活劇蹴球と言うのに向いていないと勝手に思ってしまう。 泥臭く最終ラインで守るGKのチームだと思うのは私一人だろうなあ。
posted by mimicaki |21:29 | 赤黒2007 | コメント(0) | トラックバック(0)
2007年01月03日
室蘭大谷
わが札幌が天皇杯を勝ち上がるも、J1勢を次々破るも。 小オシムを破り、新潟をうっちゃり、甲府に雪辱し、そして、元旦を夢見るなんて、一時であっても、そういう高揚感を味わう事ができうる、そんな期間のはずでありますが。 そういうねたには,こと書かない時期何だけれど、毎年スルーなんだなあ。 ネットに繋がないわけではないのだけれど。 自分自身が仕事のアウトプット精一杯になる時期なんで。 やっと取れた休みに、クイズイロモネラ(?)を見ていて、途中でチャンネルを変えると、室蘭大谷の試合にビンゴ。 そこでブラスバンドの演奏の狭間に流れてきた聴きなれたチャント。 ブラスバンドは対戦相手らしいので室蘭大谷さんがわが赤黒のチャントを使ってくれているのだなあと判った次第。 その聞きなれたチャントを聞いて、私の脳内の何かが動き始めた次第。 そう自分の目差すベクトルがそれではっきり変わったのが判りました。 試合内容とか、選手個人に注目するとか、試合結果とか、そういうことにはまるで無頓着に見ていました、聞きなれたチャントが聞こえてくるたびに、脳内に、エネルギーが注入されている事を感じながら。 駒大苫小牧ー日ハムと言うラインがあるとしたら。 室蘭大谷ー赤黒というラインがあると勝手に妄想できた瞬間だったかなあ。 白い壁とセルジオさんが言われていた室蘭大谷の守備陣と前線の個。 今年の室蘭大谷の戦い方が北海道の高校蹴球の闘い方と断言する事はできないのは当然の事だけれど。 チャントと同様に北海道高校蹴球の頂点とわが赤黒の蹴球が一致する時代が来たのなら、J1定着どころか、J1優勝を狙うチームとなるだろうなあと。 わが赤黒の蹴球に憧れて蹴球を始めて、そしてプロを目差すそういう正の循環が動き出したらと思う。 そういう意味で、ヤンツーさんの活劇蹴球はヤンツーさんのものであって。 そしてそれを物にでき無かったと思いますが。 まだまだ、赤黒の蹴球と断定する事はできていないと思う。 新監督の前チームのアプローチの方が北海道の蹴球に近いと言えるかもしれないともいえる。(これはとても、あやふやな情報を元にしていますが)
posted by mimicaki |17:02 | 蹴球 | コメント(0) | トラックバック(1)