2010年08月30日
指揮官の言葉<追記あり>
コカ・コーラシステムが実施した
「2010年上半期 もっとも冴えた著名人コメント」のアンケート結果が
今朝のニッカンに載っていた。
1位は 岡田武史元代表監督の
「選手は本当に最後まで集中を切らさずにやってくれた。
素晴らしい選手とできて誇りに思う。」
という言葉だ。
私には、この頃、よく思い出す言葉がある。
「良いことは部下のおかげ。
悪いことは自分のせい。」
これは、ず~~~っと昔に、何かで読んだ言葉で、
「指揮官としてのありかたの基本」なのだそうだ。
当時ワカゾーだった私がなぜにこの「指揮官こころえ」を明確に覚えたかというと、
その当時、まさにこれを実践している指揮官を知っていたからだ。
状況把握が的確で、判断がすばやく、指示が適切。
仕事には厳しいが、懐が深く、温かい。
敬愛と尊敬を集める指揮官であったその人は、
成功すると、
「みんなが一生懸命やってくれたから成功できた。
みんなのおかげだ」
と一緒に喜んでくれ、
失敗したときには、
「みんなは懸命にやってくれたのに。
失敗したのは私のせいだ。申し訳ない。」
と、非難の矢面に立って、部下をかばってくれる。
そして、それはもちろん、言葉だけでなく、
自分のどこかがまずかったからだと、自らを省みて、成功へ向けての建て直しに取り組んでくれるのだ。
部下たちは意気に感じて、一層の努力を重ねるし、
安心して仕事に取り組むことができた。
私は直接の部下ではなかったけれど、
こういう話を毎日のように聞いていたから、
「良いことは部下のおかげ。
悪いことは自分のせい。」
というこの「指揮官のありかたの基本」を読んだときに、
「お~~~、これだよね、これ。。。」と得心したのだし、
この言葉が深く心に刻まれることになったのだ。
アンケートで1位になったこの言葉を読みながら、
岡田さんも優秀な指揮官なのだろうと思った。
<追記>
No.24いっちゃんから指摘がありました。
「岡田さんの言葉には続きがあるぞ」と。。
「もっと上に行きたかったが、行けなかったのは自分の力が足りなかったからだと思う。」
(正しい文言を探しましたが、見つからなかったので、記憶にあるものを。ニュアンス的には間違っていないはずです)
「いいことは、部下のおかげ。
悪いことは、自分のせい。」
岡田さんは、やはり「優秀な指揮官」のようです。
posted by No.1 代表:くー |08:42 | つぶやき | コメント(0) |
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