2009年01月13日
冬の大嵐が関係ない場所
6日から10日まで、箱根~伊豆を周って来た。 何を着て行こうかとさんざん迷った末に、 日中の最高気温が10度前後という気象条件から、 こりゃ、札幌なら「暖かい!もう春だよ!!」という気温だということで、 こちらで着ているダウンは置いて、ウールのオーバーコートに薄手セーターという格好で行ったのだった。 これは正解だった。 箱根は山だけれど、お日様はぽかぽかしていた。 伊豆はもともと温暖なところだ。 「ここ数日寒くて。。」と宿の人に気の毒がられたけれど、 「は?これで?まったくなんの問題もありません」状態だった。 ボタンや水仙の花が咲いていて、 柑橘系の黄色い実がなっていて、 畑には緑の葉っぱものが植わっていて・・・ 公園の芝生は「冬枯れ」状態だったけれど、 そこでは少年がサッカーボールを蹴っていた。 ここにいたら、 ここにしかいなかったら、 「サッカーは冬のスポーツだ!」と言うかもね・・・と思った。 帰る予定の10日は、 「西高東低の典型的冬型気圧配置」になると、天気予報で知った。 気象図を見たら、等圧線が縦にものすごい数で並んでいて、 こりゃあ、ちょっとした台風並みだ。。とわかった。 飛行機が飛べるかな?と思った。 千歳に着けるだろうか。。 最悪、もう1泊東京で泊まることも考えた。 次の日の飛行機を念のために予約したりもした。 けれど、 10日の朝、伊豆高原は、気持ちの良い青空だった。 東京へ向かう列車は、日の光の中を走って行った。 携帯で見る「千歳便の発着情報」は、「遅延」が軒並みで、 しかも、すべての便が「条件つきフライト」の赤い文字がついていた。 その画面を目で追いながら、 どこに冬の低気圧がいるんだろ?と思った。 どこが嵐なんだ? 目の前に広がっているのは、青空なのだ。 東京に着いた。 No.9支部長は「寒いんだよね」と言ったけれど、 ちっとも寒いなんて思わなかった。 明治神宮の森を歩いた。 「冬の荒天」は、ここには関係なかった。 条件付フライトながら、なんとか飛び立った飛行機の中で、 「どうぞ、羽田に戻ったりしませんように。。」と祈っていた。 ニュースの画面では、 「松江の雪景色」や「新潟の積雪」や「福岡の雪」が流れていた。 冬の嵐は日本中で起こっていたのだ。 南から北まで縦に長く、 アジア大陸と太平洋のはざまに位置する日本。 同じ日本という国でも、 場所が変われば、天候も大きく変わるのだ。 わかろうとしなければ、わからない現実がそこにはある。 理解しようとさえしない人には、どう対処していけば良いのだろう。。 わかってもらえるまで、訴え続けるしかないのだろう。。 そんなことを考えていた旅だった。
posted by No.1 代表:くー |09:44 | コメント(0) |
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