コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年12月02日

目指す道~その3来期予算編

2008シーズンは胸ロゴがニトリさんになるということで、新しいコンサの出発という感じがしますね。


来期予算、今期の12億円から18億円へ

ニトリさんからのスポンサー料2億円の増収と入場料収入2億円増収を見込んで、ほぼ01シーズン、02シーズンの時の予算に戻ることになります。

入場料収入は01年、02年は7億円ありましたが、02年のドームの平均入場者23千人、08年は02年よりホームゲームが2試合多いので、平均20千人以上を達成すれば計算上は可能ということになります。

広告料収入は8億円、その他収入3億円で計18億円。

今シーズンの1.5倍の予算ながら、甲府が降格したJ1リーグでは、大分と同等の最低の予算で戦うことになります。来期の人件費想定8億円も大分と同等の最低の予算です。大分がシャムスカマジックで健闘しているように、札幌も三浦マジックと言われるような戦い方をしていかないと、勝ち点を上げていくのは厳しいでしょう。

HFCは、とにかく必死でスポンサー集めをすること、サポーターはスタジアムに足を運ぶことで補強が成功するかどうかがかかってます。

入場料収入は7億円必成でリーグ5位程度が目標でしょうか。札幌ドームというすばらしい舞台を十分にいかしましょう。札幌には、それだけ人を集めるポテンシャルがあります。


posted by suga-go |17:38 | コメント(2) | トラックバック(0)

2007年12月02日

目指す道~その2補強編

先月、大宮残留の話を書いたときにも札幌の補強について少し書きましたが、基本部分は今年のメンバーは変えないことだと思います。ボランチ、CBは今年のメンバーでいく。2005の大宮昇格のときも、トニーニョ、奥野の2人、ボランチはマーカス、金沢の2人とJ2時代と同じメンバーでスタートしています。三浦監督が会見で言ってましたが、J1でやった2年の経験の自信があります。

そういう意味では福西獲りの報道がありますが、福西必要なし。走らないボランチは札幌にはいらない。芳賀の負担が増えるだけですし、なにしろ、福西を獲るための金はもったいない。ボランチをとるならマーカスをお勧めします。本当は今野だけど、浦和が4億円用意して獲りにいくらしいし、話になりません。

補強の一番のポイントは攻撃のできるサイドバック。駒野または田中隼磨、なんとか交渉してほしい。ここも、とにかく走れるヤツがほしい。

FWの補強では、黒部があがってますが、これも必要ない。(500万くらいでいいんだったら獲ってもいいけど)
でも、点の獲れるFWは絶対必要なので、HFCにはガンバってほしいところです。

他から獲ってほしいのは「吉原宏太」。点の取れない今の大宮のなかでは貴重な戦力ですが、来期の大宮は今年の反省からスーパーな外人FWを補強するような気がするので、宏太の出番は減るんじゃないかな。今年の宏太は大宮の戦術にフィットしていたし、札幌に来ても、三浦サッカーにすぐなじむはず。札幌創成期にファンだった層の取り込みも期待できるし、ベストな選択だと思います。

あとは、大宮から甲府に移ったときくらいのバレーくらいの進化を、ダヴィに期待することにしましょう。

そしてユースからの昇格組の成長。来年も横野くんのトップ昇格がうわさされてますが、J1に上がっても育成型クラブの路線を変更しないこと。なによりも、その点が一番重要ですね。



最後に戦力外となったみんな、次の場所でもがんばれよ!
特に、岡田! サッカーなくなるわけじゃない。
関東に来たら、応援にいくからガンバレ。



posted by suga-go |12:35 | コメント(2) | トラックバック(0)

2007年12月02日

昇格の夜に~コンサドーレの目指す道

ひばりさんのブログに質問を投げかけましたところ、市民クラブとして存在する問題点など、真剣な意見をいただきました。ありがとうございます。私としては、ひばりさんのいう「ロマン」の部分に共感します。ただ、「ロマン」だけでは「経営」はできませんので、そのへんの話をしたいと思います。


1.市民クラブと経営の問題

ひばりさんが、市民クラブとしての「欺瞞」というとき、過去の他のクラブの失敗例があるだけに、本当に「市民クラブ」というものが可能なのかという懐疑があるのだと思われます。

ブログで、書かれていたように「運営主体が明確でないことから雑音が生じやすく、無責任に陥りやすいという構造的な欠陥がある」という点ですが、たしかに、HFCの場合はそういう過去があったことは間違いありません。楽天が入る前の神戸もそうだったのでしょう。

ただ、それは市民クラブであったことが理由なのではなくて、クラブに「経営者」がいなかったことが理由だったと思います。市民クラブであっても、すぐれた経営者がいれば、累積赤字が膨らむことはなかったんだと思っています。そういう意味で、石水氏は(社長ではなかったにせよ)累積赤字を作った張本人ですから、優秀な経営者ではなかったと言えます。そのことは、この夏の石屋問題でよくわかったはずです。石屋問題の本質は、ガバナンスがしっかりしていないことだったのですから。

その意味では、浦和の社長は三菱自動車から来ていますが、経営的にすぐれているから、現在のビッククラブになれたと言えますね。その前提には、日本一のサポーター集団があるわけですが、経営努力がいろいろとあったと思われます。資金力だけなら、トヨタや日産のほうが間違いなくあるわけで、カネだけなら、名古屋がアジア王者になっているはずですね。


2.サッカークラブの経営者とは

Jリーグが発足して10数年しか経過していないなかで、どこのクラブも試行錯誤してきたと思いますし、フリューゲルスの消滅問題を筆頭に様々な問題がおきてきました。ここ数年はJリーグが各クラブの経営状況を発表するなど、経営の安定をクラブに求めており、鳥栖のときのように経営に踏み込んで支援する姿勢も見せてきました。

各クラブの社長は、ほとんど、支援企業が人材を送り込んでおり、大企業であれば、それだけ人材も豊富で経営能力のある人がクラブに来る可能性もあります。そういう人はサッカービジネスを徹底的に勉強するんでしょう。

ですが、地方のクラブではサッカーわかっていて経営能力のある人に社長になってもらうには、人材の面でかなりハンデがあると思われます。今の福岡の社長は九州電力からきていますが、この方は?な方ですね。今シーズンの結果がすべてを語っています。

その意味では、HFCの佐々木前社長、現在の児玉社長は、本当に頑張ってくれたと思います。5段階計画を発表して、ひとつひとつ問題をクリアしてきた結果、今日のJ1昇格となったわけですから、2004年から熱烈サポーターになった自分からすると、本当に自分のことのようにうれしいです。


3.「所有と経営の分離」と持株会のこと

経済学を学んだことがある方であれば、「所有と経営の分離」は株式会社論の基礎の基礎なのですが、当然、HFCの児玉社長は大口株主でもありませんし、オーナーでもありません。

ここからは、株式会社論になりますが、株式会社は広く投資家から資本を集めるのが目的です。今のJのクラブは、たぶん支援企業がほとんど出資しているクラブが多いのだと思いますが、HFCの場合は支援企業ではなく、持ち株会が筆頭株主となるという異色のクラブとして歩んできました。株式会社論からすると、広く資本を集めるという観点で、HFCのほうが、よりあるべき姿であると言えます。私がずいぶん前にブログに書いたHFC上場というのが理想の最終形です。

ふつうは「持株会」というのは、大企業の社員向け福利厚生の制度ですので、「持株会」が筆頭株主になることはありえないことです。

ただ、試行錯誤のなかで、HFCのような資本構成になっているのであれば(持株比率21.5%)、サッカークラブの例外として面白いと思います。極端なことを言えば、持株会の議決権をなくして(すべて優先株にする)もいいんじゃないですか。それなら、持株会が余計なことはいえなくなります。本当にチームを愛する人だけが出資してくれればいいのです。そして、広く市民から出資を募り、経営はプロに任せるという形態とするなら、魅力的だと思います。経営のプロに来てもらうためには、HFC自体、浦和なみの収益の出るクラブになることを目指す。ここが一番です。常に、ドームに3万人以上、お客さんが来るなら夢じゃないと思います。

来年からのHFCには、とても期待しています。









posted by suga-go |02:24 | コメント(3) | トラックバック(0)