コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年12月15日

大分消滅の危機? ずさんな再建計画、札幌との違い

今朝の新聞報道で大分に対するJリーグの緊急融資2.5億円が承認されなかったことが出ていました。スポーツ新聞では「大分消滅」との見出しも・・
こちらのブログでも11月24日のエントリーで追加融資について疑問を感じていたのですが。

計画のずさんさに加えて資金繰り予定の説明もなかったとか。クラブに人材がいないだけなのか、真剣さが足りないのか、それともJリーグをなめてるのか。ちょっとひどい状況ですね。損益と資金繰りの違いをわかなない人も多いようなのですが、大分の知事の発言も事態をよくわかってないようでした。

Jリーグからは退会の可能性もあると言われているようですが、きちんと現状を把握して再建してほしいです。昨年まで実績を上げてきていますし、債務超過になったからと言ってJリーグが見放すことはないはずですが・・・


さて、ずさんな計画の中身ですが、10年シーズン、収入14億円、11年シーズン収入15億円と順調に収入増加して、11年から年間3億円以上黒字を出して借入返済をしますというもの。いわゆる絵に描いたモチというヤツです。マルハンの資金がなくなっても、サポンサーを今以上に獲得しますと言っています。もう少し現実的な収入見込みを立てて、人件費を落としたクラブ経営をすべきところが、大分の経営陣はわかっていないようです。

債務超過解消の問題については、年度の収益を積み上げることで3~4年かけるということですが、資本不足には増資による資本増強が普通の考え方のような気がします。札幌でやったようにサポーターに増資を募ることをまずやるべきでしょう。これで一定の資本が集まらなければ、存続に値しないという結論になります。こう考えると、札幌のサポーターの力はすごいと思います。クラブ創設以来、何度もサポーターの増資により赤字の穴埋めをしてきた事実は、他のクラブにはない誇れることです。


04年の札幌は、J1再昇格の問題はあとまわしにして、とりあえず年度の収支を現実的なところで均衡させることを重要視した予算を組みました。ここでの転換により08年の増減資による債務超過解消の達成につながっています。HFCの経営にはまだまだ問題は多いですが、04年の転換については正しい判断でした。ただ、札幌の場合は年間2億円の補助金というセーフティーネットがあったことも大きかったのですが・・・大分トリニータの場合も行政の支援は絶対必要だと思われますが、あの知事はダメかもしれないですね。

札幌と大分を比較すると、入場料収入が5億円台でほぼ同等。サポンサー収入もそれほど変わらず、マルハンのスポンサー収入分があるから大分が20億円の予算を組めた理由でした。マルハン撤退でも札幌なみの経営は可能なはずですが、債務超過額が大きい分だけ予算を削減して(9億円)計画を策定することが出発点となるでしょう。予算圧縮したチームでもサポーターはついてくるのは間違いないので、もっと大胆に選手を入れかえ、増資を実施するのが計画の骨子となると思われます。







posted by suga-go |23:19 | コメント(0) | トラックバック(0)

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