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2009年04月13日

理想と現実

 第7節を終了し、J1復帰を目指していたはずの札幌はJFLからの新加入クラブにも苦戦し、勝ち点5でまさかの16位。キリノ、クライトン、ダニルソン、チョウ・ソンファンの外国人カルテットの前評判が高かっただけに、信じられない低迷ぶりだ。熊本戦を除けば、いずれもこてんぱんにやられているわけでもないのだが、どうしても結果が付いてこない。

 シーズン序盤にして自動昇格圏内の3位水戸との勝ち点差は早くも9だ。こっちが3連勝し、相手が3連敗でようやく追いつくという、かなり厳しい差をつけられた。きちんとした過去のデータは手元にないけれども、数字的にはJ1昇格はかなり難しくなったのではないか。

 もっとも、過去7試合を振り返れば、相手との勝ち点差などを意識する以前の段階だろう。石崎監督就任をきっかけに、過去2年間やってきた受け身のサッカーを脱皮し、自分から仕掛けていくサッカーを志向しているが、正直言って上手くいっていない。残念ながら、相手を圧倒するだけの実力を備えた選手が不足している。

 攻撃的に行くサッカーは面白いし、理想でもあろう。しかし、優秀な日本人選手をかき集められない札幌のようなチームにとって、現実は厳しい。

posted by RM |22:50 | 2009年戦記 | コメント(0) |