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2008年11月11日

秋春制、前向き検討?

 10日の北海道新聞夕刊に「犬飼会長、秋春制移行推進に熱意」という短い記事が載っていた。日本サッカー協会の犬飼会長が札幌に来て、Jリーグの秋春制移行に向けた説明をしていったようだ。確か先週には、東北にも説明に行っていたので、寒冷地めぐりをして秋春制移行に向けた説得工作?を進めているのだろう。

 とはいえ、多くのコンサドーレ・サポーターが既に指摘しているように、ヨーロッパで現在行われているような秋春制移行は、札幌では無理である。犬飼会長は人工芝ピッチでの公式戦開催、練習場への屋根設置への費用補助という「アメ」を提示したが、12月下旬から3月上旬まで積雪のある札幌にとっての利点は乏しく、秋春制への移行はクラブ存続に赤信号すら点りかねないと憂慮する。

 まず練習環境の悪化である。仮に宮の沢あるいは東雁来に屋根を掛けたとしても、真冬に氷点下10、20度にもなる札幌ではまともな練習などできやしないだろう。ドームにするならば別だが、その建設費用は馬鹿にならないし、財政状況の芳しくない地方自治体にはもはや支援を望めない。

 そして冬場の試合はアウエー中心になり、まともな練習を行うために合宿生活を送らざるをえなくなったりすれば、選手は心身共に試合以外のストレスにさらされる。まして本州にJクラブ、および準加盟クラブがどんどん誕生している中で、本州出身の有能なプレーヤーがそのような過酷な環境の札幌を所属先として真っ先に選ぶとは思えない。北国の札幌にとっては、一段と戦力ダウンになる。プラスには絶対にならない。

 試合環境についても、ドームの野球用の人工芝でサッカーなどできるものか? そのうえ、札幌市民が冬場にわざわざサッカーなど見に行くのか疑問だ。冬場開催で観客数が増える可能性などあるのか? そういうマーケティング資料があるのなら、ぜひとも開示してほしい。個人的には札幌の観客数はさらに落ち込み、クラブの活動規模は縮小均衡を目指さざるをえなくなると憂慮する。

 優秀な選手も集められず、経営規模も縮こまれば、プロ野球が人気を獲得している札幌で、長期的にプロのサッカークラブを持続できるかどうかすら疑問だ。悲観的なシナリオに基づけば、いずれ札幌からコンサドーレが消滅しかねないとすら思える。まさに危機的状況である。

 記事によれば、「北海道サッカー協会の出口明副会長は『傘下の組織としては検討していかないといけない』と話した」とあるが、その検討がどういう意味の検討なのかは明確にはなっていない。他のメディアによれば、柔軟化との報道も漏れる。

 百歩譲って秋春制に移行したとしても、欧州のようにクリスマス休暇程度では、札幌でのプロサッカークラブ運営は厳しすぎる。コンサドーレ札幌は今、将来の存続に向けた分水嶺に立たされている。

posted by RM |03:48 | 秋春制 | コメント(1) |

2008年11月11日

はまなすのかけそば@札幌市

20081111-00.jpg 札幌・大通地区の地下街に開店したそば処 はまなすに行った。新聞記事を見て出かけたが、個人的に少し勘違いしていた。いずれにせよ、おしゃれな立ち食いそばがコンセプトか。めんは冷凍。かけそば大盛で390円。味に特別な注文を付けてはいけません。


posted by RM |03:41 | 今日のグルメ | コメント(0) |