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2006年10月27日

奈良の件~大阪の反応

奈良県町立大淀病院問題で「声明」を発表 

なんだか迫力のある声明文です。闘争本部委員会っていうのがなんともいえない迫力の元なのかもしれませんw

■医師として、リスクを最小限に留めることは当然のことですが、現場医療の不確実性を何ら考慮することなしに、医療判断として行った行為を、事故の発生後、結果のみを前提に刑事犯罪として糾弾や立件することは、問われるべき医療における公的責任を背後に追いやり医師個人の責任に転嫁するものであり、結果として医療水準の低下を招くものであることは明らかです。なお医療事故については、公正な判断と事故の発生予防・再発防止を図る中立的な第3者機関の設置を急ぐべきです。

なんでマスコミにはこういうことが書けないんだろう。。なんて今さら言わないけどさ。

posted by cudos |16:42 | 医療 | コメント(0) | トラックバック(1)

2006年10月27日

奈良のその後

カルテの内容(らしいもの)が流れてたのでメモ
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1161576910/


701 名前:卵の名無しさん[] 投稿日:2006/10/27(金) 02:57:51 ID:/4SoIfgn0
最終報告きましたm3より転記(注:m3とは医療従事者のための会員制サイト

最終の報告

ここ2,3日で私自身が知りえた事を書きます。たぶんこれ以上はもう解らないと思います。

妊娠中
(1)最終月経は平成17年10月23日より5日間。近くの開業医で妊娠と診断され、
同年12月20日大淀病院産婦人科初診。
(2)初診時子宮の後壁に28*18の筋腫核指摘。既往歴、家族暦には特記すべきことなし。
(3)同年12月31日、感冒症状あることと、悪阻強く、何度も嘔吐するため、
本人より病院に電話があり、点滴を希望される。当直医指示により点滴を行う。
この悪阻症状は 2月まで続き、そのため時々点滴を受けた。
(4)妊娠経過中はきっちり指示どおり来院、同病院で行われた母親学級も3回きっちり
受講した。妊娠経過は順調で血圧も高くなく、96- 118/50-60 mmHg で経過しPIHの所見も
なかった。他の検査、超音波やX-ray film によるpelviometry も行われたが新しい筋腫核が
もうひとつ見つかったぐらいで、ほとんど異常なく経過した。また分娩は夫立会いを希望し、
所定の承諾書に署名捺印を行った。
(5)同年7月(妊娠37週)の外来受診時、時々ひどい嘔吐があることを訴える。
(6)妊娠40週頃2回行われたnon-stress testもreactive であった。

入院以後
(1)妊娠41週超で誘発目的にて入院。失神に至るまでは、おおむね今までの書き込みの通りである。
誘発開始(09:40)よりPGE服用終了 (14:45)まで産科病棟師長で助産師である経験31年近い助産師が
ベッドサイドに付き添い刑事的に内診、バイタルチェック、CTGのチェックを行い看護記録に記載あり。
(2)(17:00)準夜勤務の助産師(経験20年)に交代。陣痛は2分おきと患者応答あり。子宮口3cm開大。
(3)(17:20)入院以来最初の嘔吐あり。(胃液様)show(+)
陣痛間歇2分、発作20~30秒。助産師より呼吸法を指導す。fetal wellbeing 良好。患者「痛い、痛い」と
声を出している。
(4)陣痛と悪心、嘔吐あるため夕食摂取せず。かわりにポカリスエットを十分摂取している。
(18:00) CTG で異常所見なし。あいかわらず「痛い、痛い」と訴えあり



703 名前:卵の名無しさん[] 投稿日:2006/10/27(金) 03:00:38 ID:/4SoIfgn0
(5)(21:30)胃液様嘔吐あり。ポカリスエットを摂取してはいるが、嘔吐が何回もあるので、
ルート確保も兼ねて、5% glucose 500ml 点滴開始。(21:40) 子宮口4cm開大。児心音良好。
(6)(22:00)胃液様嘔吐あり。(23:00) 発汗多い。「もういや、家に帰りたい」との訴えあり。
血性帯下を認める。
児心音良好。
(7)(0:00)こめかみが痛いとの訴えあり。発汗を認める。脱水気味。BP 155/84 HR74/min.。
産婦人科医師に報告。点滴をnormal saline 500ml に変更指示あり。
(8)(0:10)胃液嘔吐あり。産婦人科医師に報告。プリンペラン1A 側管より投与の指示あり。
よびかけに応答があり、開眼する。
(9)(0:14)突然の意識消失、応答に返事なし。SPO2 97%,
産婦人科医師に報告、すぐ来室。BP147/73 HR73/min.
産婦人科医師の診察。瞳孔、左右差なし。対光反射もあり偏心も認めない。血圧も安定し呼吸も安定。
痛覚刺激に顔をしかめて反応。念のため内科当直医(経験6年の循環器内科 医)に診察を依頼。
(10)内科医師すぐに来室、患者の概略を説明のうえ、ヒステリー発作の可能性も含めての診察依頼。
内科医師は一通りの診察を行い、「失神発作でしょう」と答えた。この記載はカルテの医師記載欄
および看護日誌にも記載あり。ここで産婦人科医は内科医に「頭は大丈夫?」と質問した。内科医は
肯定も否定もしなかった。(おそらく頷くか何かのジ ェスチャーをしたのではないか。これは推測)
バイタルサインもよいので経過観察ということで意見一致。

704 名前:卵の名無しさん[] 投稿日:2006/10/27(金) 03:01:42 ID:/4SoIfgn0
(11)産婦人科医はここで陣痛と家族の期待に対する精神的負担による失神かと考えたので、
主人に「今までこんな失神のような事なかったか」と質問すると、「なかった」と 主人答える。
尿失禁を認めるも、全身状態安定。産婦人科医が主人に「全身状態が良いのでこのまま様子を見ます」
と伝えた。
(0:25)BP148/69mmHg,sPO2 97% ここで一旦、産婦人科医と内科医が分娩室をでて、当直室に帰る。
(0:30)BP156/71mmHg,顔色は良い。
(0:40)CTG 再装着。児心音良好。バイタルサイン良好。
(1:00)BP152/84mmHg,SPO2 97-98% 呼びかけに対し、眠っているのか、返事がない。呼吸は平静で
イビキも認められない。陣痛発作時は四肢を動かしたり、顔をしかめたりする。
(1:30)CTG 異常所見なし。呼びかけに対し応答なし。よく眠っている様。顔色良好。
(1:37)突然の痙攣発作出現。当直室の産婦人科医を呼ぶ。BP175/89mmHgと上昇、
水銀血圧計でBP200/100mmHg。 SPO2 97%、いびきをかき始める。強直性の様な痙攣を認める。
産婦人科医は強直性の様な痙攣と血圧の上昇から子癇発作と診断、すぐにマグネゾール20ml 1A 側管より
静注すると痙攣はおさまった。引き続き微量注入装置を使用し、マグネゾールを 20ml/hr. のスピードで
点滴を始めた。
(1:50)内科当直医を呼び出し、循環器系の管理を依頼するとともに、バイトブロックを咬ませ、口腔内と
鼻孔を吸引した。バルーンカテーテルも挿入した。この時点で、母 体搬送を決断し、奈良医大付属病院に
連絡し、当直医を呼び出して搬送を依頼した。
(2:00)BP148/75,HR76/min.SPO2 97%,R26/min.痙攣発作は認めない。二回目のBP144/71,HR96/min.
瞳孔散大。搬送用紙、紹介状を作成。奈良医大当直医より満床の返事あり。こちらに人手がないため、
奈良医大の方で引き続き奈良医大での再検討もふくめ、他の受け入れ施設を探してくれるように依頼。
また奈良医大よりのパート医師で、当患者をずっと外来で診察していた医師を電話で呼び出したが連絡が
つかない。

705 名前:卵の名無しさん[] 投稿日:2006/10/27(金) 03:02:34 ID:/4SoIfgn0
(2:15)患者に痛覚反応を認める。ここで内科医と産婦人科医が話し合い、頭部CTスキャンを検討したが、
今の時間ではもし奈良医大が引き受けてくれたなら、ここから1 5分程度で奈良医大着くだろう、
(距離にして15kmで一般道だが一部四車線区間もあり、奈良にしては比較的整備されている区間)
いつ母体搬送受け入れの返事がくるかもわからないし、いま移動する事による母体、胎児への悪影響を
考えると、高次病院での検査、診断、処置が最善と判断した。その後内科医は、母体搬送を
送り出すまで全身管理を手 伝ってくれた。
(2:30)産婦人科医師が患者家族への説明を行う。「子癇の疑いがあり、現在薬剤で対処しているが、
これ以上の当院での対応は無理なので、現在奈良医大のネットワークを 通じて受け入れ病院を
探しているので、返事を待って欲しい」マグネゾールを25ml/hr.に増量指示。
産婦人科医師は、とりあえず内科医当直医に患者のベッドサイドについてくれるように頼み、当直室で
電話をかけ、電話を待ちつづけた。
その後(時間不詳)内科医と交代で患者ベッドサイドへ。主人をふくむ家族が患者を触るたびに血圧上昇を
認めるので、触らないように指示。
時間が流れるうち、国立循環器病センターが受け入れ可との連絡あり。
(4:30)呼吸困難状態発生。気管内挿管。
(4:50)救急車へ移送。大阪へ。

長文になり申し訳ありません。

2:30 以後は適宜前に書いた書き込みで補ってください。皆様のご理解とご協力よろしくお願いします。


707 名前:卵の名無しさん[] 投稿日:2006/10/27(金) 03:05:29 ID:/4SoIfgn0
実はこの経過の文章のうち、95パーセントはカルテに書いてある事なのです。彼らはコピーを持っていながら、
医師の記載欄や看護記録のtechnical termが理解できないから、あんな記事になったのでしょう。
この文章はカルテのコピーを見ながらまとめました。コピーはもう返却しました。

posted by cudos |14:27 | 医療 | コメント(0) | トラックバック(1)

2006年10月27日

歴史問題

あっちこっちと取り留めもなくニュースを拾ってグダグダ言うのもなんではありますが・・・w
一部の高校で必修科目を履修していなかったという問題。
どうやら地方の進学校が中心だとかなんとか。

高校は予備校じゃないんだから,とはよく言われますが,地方に行くと予備校なんてそもそも無いんだから,高校(必然的に進学校)でその代わりをすることになります。
で,こうなった,というのが本筋なのでしょう。たぶん。
理系クラスの歴史が問題になってますが,文系クラスの理科も似たようなもんなのかもしれません。

ゆとり教育とかを取り入れたことで,授業時間がそもそも減り,さらに最近ではカリキュラムにも自由な部分が増えたことも関係がありそうな気もします。

結局は補修して単位数を満たすしかないのかもしれませんが,地域間格差の問題から起こったこととも言えますので,それでは結局は都市部が有利になるだけで意味がないですし,どう頑張っても都市部が有利なのは変わらない気もします。
適当な落としどころをみつけて,なんとか大人の知恵で解決できればいいですね。

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posted by cudos |13:02 | その他 | コメント(3) | トラックバック(1)

2006年10月23日

毎日新聞の胡散臭さ

毎日新聞はいいかげんというかなんというか,ロクでもない記事をよく書きますが,医療関係は特にひどいというのは前にちらっと触れましたが・・・

奈良で妊婦が病院の転送先が見つからず死亡した事件で,それを報道した毎日新聞の支局長が自慢しています。

遺族と医師の間で
以下引用


 というのは、今回の一件はほとんど手掛かりがないところから取材を始め、かなり時間を費やして事のあらましをどうにかつかみました。当然ながら関係した病院のガードは固く、医師の口は重い。何度足を運んでもミスや責任を認めるコメントは取れませんでした。なにより肝心の遺族の氏名や所在が分からない。

毎日のスクープだというなら,それはそれでも良いのですが,どうがんばっても報道の仕方に最初から筋書きがあり,それに合った証言を集めた,としか読めません。

普通に取材をしていけば,医療ミス(があったかすら疑わしい)が問題ではなく,緊急時の体制がロクになかったことが問題なのはすぐ分かりそうなものなのに,そんなことは目もくれずあら探しに奔走した姿が目に浮かびます。
遺族の感情を利用した煽動で,それがうまくいったことを喜んでいるだけ。しかも自慢のしどころは,実名報道に成功したということ。

これほど胸くそ悪い文章は,ひさしぶりに見ました。

posted by cudos |11:29 | コメント(2) | トラックバック(0)

2006年10月20日

盗作・・・?

槇原敬之に「999」盗作騒動

かなり古くからの松本零士ファン,というかマニアにとっては無視できない話題です。

槇原敬之の作詞した「約束の場所」に「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」とあるものが,「銀河鉄道999」第21巻にある「時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない」とほぼ同じだという話。

松本零士先生は,昔いろいろあったこともあり著作権法的に小うるさいことで有名で,こういった騒動をよく起こします。
今回の盗作騒動も,所々に似ているからといっても,全体を通しての類似がなければダメですし,著作権法的には問題ない範囲に収まっているように思ってます。

が・・・一介のファンから見ると,ただ似ているでは済まないところもけっこうあったりします。

タイトルの「約束の場所」にしても,「劇場版 銀河鉄道999~エターナルファンタジー」の主題歌「Brave Love」(アルフィー)の歌詞にある,「約束された場所が 二人のユートピア」に似てますし,主題歌ではこのあと「未来は決して 君を裏切らない」と続いたりします。

「そのふたつがちょうど交わる場所に」なんかも,松本作品を通じてのキーワードに引っかかりそうですし,「きっと同じ未来を描く・・・」にしても,メーテルが鉄郎の前に連れてきた若者たちの思いに重なると思います。

前述の通り,所々似ているからといってダメなわけではないです。
実際,別の作品と言えると思いまし,ほかにも「ココロノコンパス」など,似たようなテーマで書いています。
ただ,まったくの無関係,と言われるのは,ほんとかなあ・・・と思ってしまいます。

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posted by cudos |10:19 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

2006年10月19日

周産期医療の崩壊「序曲」

奈良妊婦死亡問題です。

はじめに,残念ながら亡くなってしまった方には,慎んで哀悼の意を表します。

周産期とは出産前後のことで,早産や難産などなにかと緊急性が高く,また危険な時期です。
奈良で起こったこの件では,分娩中に妊婦がけいれんを起こし,それを医者が子癇と誤診して結果的に死なせてしまった。

わけではありません。たぶん。

情報が少ない,というより情報を伝えるマスコミが,医療についての知識があまりに,もうほんとに絶望的なほどあんまりにも乏しすぎて,重要なことはまったく伝わってきません。
医療にかかわるニュースほど,マスコミの情報がアテにならないことはありません(特に毎日新聞はアテにならない)。

ことの発端はもっと別の所からだと思います。
奈良県では,ごく最近出産後に母親が死亡した事故で,書類送検したことがあります。
福島県でも同じことがあり,こちらはすでに逮捕・起訴されました。

医者(特に産科医)には,できる限りのことをしたとしても,患者が死亡してしまったら逮捕される,とほぼ間違いなく思っています。
今回起きた大淀病院の件でも,その片鱗が見られます。

重篤の子癇で,確実に緊急帝王切開,おそらく脳出血,当然胎児も危ない。

対応に必要なものリスト
 産婦人科医
 脳外科医
 麻酔科医
 小児科医
 夜間緊急手術スタッフ
 集中治療室
 新生児集中治療室
 その他諸々

もしかしたら,帝王切開と脳外科の手術を同時に行うかも,とここまでくると,もうブラックジャックか誰かを呼んでやるべきことです。
しかも夜間,っていうか深夜。

残念なことに漫画でもドラマでもなく現実に起きてしまったことで,当然,人口2万人程度の大淀町の病院にそんな体制はありません。

まして,先の福島の件では担当検事が「十分な体制がないのに、一か八かで治療されては困る」と名言を出しています。
不十分な体制での治療は逮捕なんだそうです。なので,大淀病院はほかを探します。

連絡を受けた病院の選択肢は3つ。

1.体制があり受け入れる
2.緊急性を考え,不十分な体制だが受け入れる
3.体制がない以上,受け入れない

といっても2番は死亡事故が起こったら逮捕です。今回のような重篤な患者を受け入れられるわけもありません。
で,2番が先ず消える。

1番に該当するはずの奈良医大では,陣痛待機室まで患者が溢れているなんていわれるほどの満員。
奈良医大の普段の状況は分かりませんが,先の大和高田市立病院が,受け入れを地元民に制限してますので,その影響が出ていたのかもしれません(そもそもの大和高田市立病院だって,周りの産科が休診したためあふれかえってました)。

奈良医大も大淀病院と手分けして搬送先を探しますが・・・

結果,搬送先を探すのに2時間,受け入れを決めた病院が1番だったのか2番だったのか分かりませんが,新生児はなんとか無事に生まれましたが,母親は不幸な結果となってしまいました。

で,最初の大淀病院は・・・

県警が捜査 医療ミスとの因果関係焦点に

正義の名の下に社会システムを破壊する警察が,またまた張り切っています。
で最初に戻る。。と。

次はどこでこんなことが起こるのでしょうね。

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posted by cudos |09:05 | 医療 | コメント(2) | トラックバック(0)

2006年10月10日

北朝鮮

北朝鮮が核爆発実験を実施し成功したんだそうです。

どちらかといえば失敗なんて言われてたりもしますが,やったことはやったのでしょう。やると言ってたし,週末頃にやりそうな気配,とも言われていたし,特に驚きはないです。
これでなにかが変わるということはほとんど無く,前もってしていたシミュレーション通りに,ただ事を進めていくことになるのだろうなと思います。

驚きなんかよりも,最後のカードが切られたことで,あとはただ淡々とシミュレーションどおり進められていくという想像に,少々怖さを感じます。

武力も視野に入れた制裁強化,六カ国協議に復帰,北朝鮮が中国を招き入れて保障占領・・・いろいろと想定される状況はあるのでしょうが,結局は斜め上を行くかもしれない。

国の崩壊がどういった状況を生み出すのか,またその影響はどれくらいあるのか,ちょっとした歴史の変化点にいる気分です。
こんな感じは,ゴルバチョフ政権がクーデターにあったとき以来かなあ。

スケールがでかすぎて(といっても世界地図状ではほんの小さなとこですが),歴史に参加できないのが残念です。

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posted by cudos |08:57 | その他 | コメント(5) | トラックバック(1)

2006年10月04日

さすがに驚いた

ソニー、パソコン用電池不具合で外部機関に調査依頼

今さらではあるのだろうけれど・・・ソニーの技術はここまで落ちたっちゅうことかねえ。

元々リチウムイオン電池って危ないんですよ。中国産の模造品が爆発した,なんていうのも笑えない話としてあるくらい。
それを技術力で補っているからこそ,リチウムイオン電池は電池なんていう分野でも日本メーカーがトップシェアを持てるんです。

それにソニーの電池についての技術力は高いものでした(過去形にせざるを得ないですなあ)。
この危ないリチウムイオン電池を最も速く実用化したのはソニーだし,発火した電池だって,開発も製造もソニーが自分で(というか子会社で)それも日本国内でやっていたはずです。

それが・・・原因すらはっきりさせられんとは。。。

これはもうダメかもしらんね(´・ω・`)


一応ソニーからは,微小金属粉の混入とデルの急速充電システムが組み合わさった場合発火する場合がある,という説明は出ています。それの検証なのかなんなのか。。

2005年にはソニー製CCDを,これまた1000万個リコールしてるし,ソニーはメーカーとして製造やその管理が,もはや先端企業といえないレベルに落ちていることは間違いないでしょうね。

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posted by cudos |10:40 | コメント(3) | トラックバック(0)