2006年10月23日
毎日新聞の胡散臭さ
毎日新聞はいいかげんというかなんというか,ロクでもない記事をよく書きますが,医療関係は特にひどいというのは前にちらっと触れましたが・・・ 奈良で妊婦が病院の転送先が見つからず死亡した事件で,それを報道した毎日新聞の支局長が自慢しています。 遺族と医師の間で 以下引用
というのは、今回の一件はほとんど手掛かりがないところから取材を始め、かなり時間を費やして事のあらましをどうにかつかみました。当然ながら関係した病院のガードは固く、医師の口は重い。何度足を運んでもミスや責任を認めるコメントは取れませんでした。なにより肝心の遺族の氏名や所在が分からない。
毎日のスクープだというなら,それはそれでも良いのですが,どうがんばっても報道の仕方に最初から筋書きがあり,それに合った証言を集めた,としか読めません。 普通に取材をしていけば,医療ミス(があったかすら疑わしい)が問題ではなく,緊急時の体制がロクになかったことが問題なのはすぐ分かりそうなものなのに,そんなことは目もくれずあら探しに奔走した姿が目に浮かびます。 遺族の感情を利用した煽動で,それがうまくいったことを喜んでいるだけ。しかも自慢のしどころは,実名報道に成功したということ。 これほど胸くそ悪い文章は,ひさしぶりに見ました。
posted by cudos |11:29 | コメント(2) | トラックバック(0)