スポンサーリンク

2007年10月29日

奨学金を払ってから言え

国が教育費を払わないことで有名な日本ですが,さらなる教育予算の削減を目指すそうで。

奨学金予算削減へ 回収不能2000億円/遊興費に転用増え…

日本の奨学金といえば育英会。年間5000億円弱を奨学金という名で貸している金貸しです。金貸しが悪いというわけではありませんが,返済が必要なものしかないってのは奨学金として,そもそもおかしいです。

高福祉国のみならず,米国ですら政府の奨学金予算は6兆円を超える額を出してるうえ,その1/3は返済不要です。予算削減なんて,これの半分でも出してから言ってもらいたい。

財務省がなに考えてるかなんて知らんけど,納税者の理解が得られない,なんて勝手にダシにされるのは迷惑です。気にせずもっと増額してくれて構いません,っていうか増額しろ。2000億円が回収不能だって言うなら,最初から2000億円を返済の必要ない形で給付しとけ。総額2000置くと言っても,毎年にすればそんなに大した額にはならん。
ちゃんとした奨学金を出しもしないで,グダグダ文句を言うのは筋違いです。

政治家も予算はなんでも減らせばいいってもんじゃないんだから,こういう出さなきゃならんところは,キッチリ出させるようにしてもらいたい。
ということで,次の衆議院選挙では,若年者にカネをかけることをキッチリ言ってくる政党に入れることにします。

posted by cudos |12:21 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年10月22日

当分デフレ?

 試算が示す財政の将来像は厳しい。政府は昨年、11年度までに基礎的財政収支を黒字にする目標を掲げた。毎年の経済成長率が名目3%(実質2.4%)で14兆円余りの歳出削減をすれば増税せずに達成できるが、名目成長率が2.2%(実質1.6%)に落ち、毎年1兆円の新たな歳出を上積みした場合は6兆6000億円の増税が必要になる。

社説1 財政立て直しの基本は成長と歳出削減(10/19)

名目成長率が2.2%で実質1.6%とすると,この間のインフレ率は0.6%。つまり経済成長らしいものはなく,普通にデフレ継続って前提でしょうか。
で,それでは税収不足で財政が健全にならないので増税,ということらしいのですが・・・増税→経済悪化→税収減の悪循環になるだけじゃないのかしら。
増税をした上に経済も成長する,って財務省にはそういうワザを持ってるんですかね。

しかし,まだまだデフレとなると,投資もこのままやってていいものなのかどうなのか。証券優遇税制も廃止されるし。。。

まあ,やめたりはしませんが,日本に投資する意味はどんどんと薄れているような気はします。
どんな形にしても,日本を立ち直らせるためにはリフレ政策をとってもらいたい,と最近本気で思うようになってきました。

posted by cudos |16:41 | 応援ファンド | コメント(0) | トラックバック(1)

2007年10月16日

地球環境問題でノーベル平和賞

2007年のノーベル平和賞が,「不都合な真実」で一躍有名になったアル・ゴア元米国副大統領と,気候変動に関する政府間パネル(ICPP)に決定しました。
環境問題でノーベル賞が取れるようになるとは,時代は変わったものだと実感します(たとえ政治色の強い平和賞とはいえ)。

個人名での受賞ということもあり,ゴアさんに注目が集まりがちですが,個人的にはICPPの功績を讃えたいところです。
とかく科学的ではなかったり,感情的だったり,政治的だったりする環境問題ですが,なんだかんだといっても共通の認識を作り上げた実績は素晴らしいものです。

もちろんゴア氏の功績も十分なもので,上記「不都合な真実」は一般に広く地球環境問題を広めるばかりでなく,環境問題に後ろ向きな米国のイメージを払拭するに十分なものでした。
仮に次期大統領の元で何らかの役職を持つとすると,環境問題での米国の発言権は大きく増すことでしょう。

ただ,とかく環境問題は政治的な問題をはらんでおり,必ずしも字面通り受け取れないところがあるのが気になります。
環境問題に関する地建を広めた,といえば聞こえはイイですが,ひねて見れば,危機を煽ることで利益を得たとも言えなくもないわけで,特にゴア氏にはそういった批判がついて回ることと思います。
さらに言えば,こういった環境危機が原因で戦争だって起こらないとも限りません。

そんなことを割り引いても,ポスト京都議定書が話題に載りつつある昨今,地球環境問題から受賞者が出るということは,悪くないことでしょう。
職業柄なにかと関連深い分野だけに,(仮に政治的な医師があったとしても)素直にこの分野にノーベル賞を贈ることにしたノーベル財団は偉いと思います。

続きを読む...

posted by cudos |15:47 | 環境問題 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年10月02日

9月のまとめ

サブプライム問題の山場と期待?された9月でしたが,終わってみれば何事もありませんでした。
・・・というのは見かけの上の話で,米国自体は「想定していた最悪よりも悪い」なんていうコメントがチラチラと見られますし,IMFでは2000億$クラスの損失の可能性も指摘されています。
そんな中でもダウ30種平均では史上最高値を更新してきてしまうあたり,相場の世界の不可思議さを感じます。

意外と海外比率の高い応援ファンドも9月は好成績で,久しぶりの陽線を引き,原点を回復しました。
なんだかんだいっても,プラスで動いていると安心します。

まだまだ方向感のない展開が続きそうですが,年末にはチームともどもいい思いをしたいものです。


20071002-00.jpg
全期間 0.22% 1ヶ月 5.16% 3ヶ月 -4.56% 6ヶ月 -9.44%


posted by cudos |12:44 | 応援ファンド | コメント(0) | トラックバック(1)