2006年10月20日

盗作・・・?

槇原敬之に「999」盗作騒動

かなり古くからの松本零士ファン,というかマニアにとっては無視できない話題です。

槇原敬之の作詞した「約束の場所」に「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」とあるものが,「銀河鉄道999」第21巻にある「時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない」とほぼ同じだという話。

松本零士先生は,昔いろいろあったこともあり著作権法的に小うるさいことで有名で,こういった騒動をよく起こします。
今回の盗作騒動も,所々に似ているからといっても,全体を通しての類似がなければダメですし,著作権法的には問題ない範囲に収まっているように思ってます。

が・・・一介のファンから見ると,ただ似ているでは済まないところもけっこうあったりします。

タイトルの「約束の場所」にしても,「劇場版 銀河鉄道999~エターナルファンタジー」の主題歌「Brave Love」(アルフィー)の歌詞にある,「約束された場所が 二人のユートピア」に似てますし,主題歌ではこのあと「未来は決して 君を裏切らない」と続いたりします。

「そのふたつがちょうど交わる場所に」なんかも,松本作品を通じてのキーワードに引っかかりそうですし,「きっと同じ未来を描く・・・」にしても,メーテルが鉄郎の前に連れてきた若者たちの思いに重なると思います。

前述の通り,所々似ているからといってダメなわけではないです。
実際,別の作品と言えると思いまし,ほかにも「ココロノコンパス」など,似たようなテーマで書いています。
ただ,まったくの無関係,と言われるのは,ほんとかなあ・・・と思ってしまいます。


全体の歌詞はこちら

「ココロノコンパス」
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B11855

「約束の場所」
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B18950

「BraveLove」
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=58231


「約束の場所」が劇場版銀河鉄道999の続編に主題歌(挿入歌)として決定,といわれても,私は特別の違和感は感じません。全体的に弱々しいのがそぐわないくらいで,もっと力強さを出せば,十分使えるでしょう。
だからこそ松本零士もかみついたんだと思います。

それに「時間は夢を裏切らない」というフレーズは,松本零士の特に最近の作品には,本当によく出てきます。
Googleで検索してみると,どれだけ親しまれているかも分かると思います。
これがほぼそのままの形で別の人の作品に出てきたら,関係がないとしてもやはり不快感を持つのは仕方のないことでしょう。

ところで槇原さん,花屋の店先に並んだ花は,ものすごい「人為的な選別」がされてることは忘れないで下さい。
コンテストで賞を取るような人が並んでいるのが花屋です。

posted by cudos |10:19 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)

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