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秋春制に私は賛成です。

2008年07月23日

事の発端は、日本サッカー協会の犬飼基昭会長が22日、↓の発言をしたことに始まる。
Jリーグが10年から秋春制に変更を検討
>Jリーグの開催時期を現行の春から年内までの「春秋シーズン制」から欧州で一般的な秋に
>開幕して翌年春に閉幕する「秋春シーズン制」に2010年秋から変更する方向で検討していることを明らかにした。


軒並み反対意見が多いので、賛成というのも気がひけるが、私は秋春制に賛成である。
大まかなメリット、デメリットは前出の記事から↓のようになる。

>Jリーグのシーズンを欧州に合わせることは、外国人選手の獲得や日本人選手の海外移籍の面で利点がある。
>当初は06年をめどに「秋春シーズン制」に移行する方針を01年に固めていたが、
>積雪地帯にあるクラブの試合会場や練習場の確保、春に卒業する高校生や大学生の受け入れ
>などでの問題が解決できずに導入が見送られてきた。

早速、矢萩新社長も
Jリーグ秋春制移行検討 HFC社長が会場確保など問題点を指摘
冬期間の会場と練習場所の確保が難しいという話をしている。

しかし、犬飼新会長は2002年から浦和の社長に就任しており、この問題は既知であろう。
まして、氏が冬に試合をしたいといったところで、12月から3月までは、
北国での開催は実際問題不可能である。現行のリーグは3月下旬開始の12月上旬終わりだが、
百歩譲っても札幌は12月中旬から3月下旬までは試合は無理なので、
この開催時期については動くことはないと考えます。
(※ただし、この期間をもっと短くするというのであれば、話は別。
それは断固無理だと主張するべき。)

これを動かすとなると現状でもかなり厳しい上に、他のチームにも
冬も試合の出来るドームを作ることはすぐにはできない。
また、そもそも2010年開始予定であるなら、
中断期間を短くするためのインフラ整備が間に合わない。

そうなると冬に3ヶ月近い中断期間があって1シーズン制を導入すると考えるのが妥当である。
ただそうなると、長い中断期間のために1シーズンとして
ちょっと分かりにくいなというのが一つの問題点だと思われます。

それについては、equipさんが、秋開幕のシーズンで、
冬期中断期間の実際の例を示してくれている。(以下抜粋)


3、冬期の中断期間の設定
  ここでは3つの国の例を出します

  ①ドイツ・ブンデスリーガ(1部18チームの2回戦制で34試合)
   2005~2006シーズン
   8月5日~12月17日(17試合)
   1月27日~5月13日(17試合)

  ②オーストリア・ブンデスリーガ(1部10チームの4回戦制で36試合)
   2006~2007シーズン
   7月19日~12月9日(21試合)
   2月24日~5月20日(15試合)
   ※オシム氏はこの国のチームの監督経験があります

  ③チェコ・ガンブリヌス・リーガ(1部16チームの2回戦制で30試合)
   2006~2007シーズン
   7月29日~12月2日(17試合)
   3月10日~6月15日(13試合)


チェコのように、3ヶ月近い中断期間が存在するリーグは実際にある。

equipさんが、ここで考察されているようにナビスコカップ、天皇杯などのカップ戦の見直し、
J1とJ2の総チーム数と総試合数の見直しなどが必要になってくるでしょうが、
現行の試合開催設定期間のまま、秋始まり春終わり(というか夏終わりですが(笑))
にすることは、可能だと考えます。


これから先は、秋春制を導入したとしても冬に3ヶ月近い中断期間があるという前提で話をしますが、
そうであるなら、練習場に関しては、結局、現状その期間はキャンプを張っており今と変わりません。
(※降雪地帯には、金銭的な補助があっても良いとは思いますが。)

日本は3月終わりなので新人の加入問題もありますが、これも3ヶ月間の中断期間があるなら、
現状と変わりませんし、その間にチームにフィットさせることは可能だと考えます。

ただ、前述のように3ヶ月というかなり長い中断期間を設定してしまうと
1つのシーズンとしての継続性を保てるのかといった心配もあります。
しかし、以前のJリーグがそうであったように前後期制で2つの優勝チームを出す必要はない
とは思いますが、中断前と後の前後期制だと思えばいいのではないでしょうか?
チェコでは、実際そうやっているのですから後は慣れの問題かと・・・。


私が秋春制に賛成する最大の理由は、日本人の海外(欧州)移籍がしやすくなるからです。
この問題については、本当に実力のある選手なら開催期間に関わらず、
移籍するはずだという声があります。
確かにそうです。ただ、移籍のしやすさは格段に違います。

卑近な例でいうと、留学があります。
欧米は、概ね学校も秋春制なので、9月頃に始まります。
日本の学校でも色々と制度面での工夫をしていますが、
この学年の始まりの問題は解決が出来ません。
日本と欧米の学校との空白の期間、語学研修をするなどしています。
また、編入するとなると、学年をまたいでしまうので、
単位の認定・評価や学習内容、途中からなので学校に慣れるのもまた大変です。
学期の始まりの違いが留学をする上で大きな障害になっていることは間違いありません。
同じようなことは、サッカー選手の海外移籍にもいえるのではないでしょうか?


日本代表を強化したいなら、もっとレベルの高い欧州で
経験を積む選手が増えないと強くならないと考えます。
やはりオファーがあっても、シーズン途中でチームを抜けることは気持ち的にも難しい。
ですから、日本代表の強化を狙うなら、秋春制にした方が良いと思います。

海外の有力選手が日本に来やすくなるということもあるでしょうが、
まじめに日本代表を強くしたかったら、秋春制は効果あると思いますね。

最近、人気の凋落がいわれる日本代表ですが、そもそも代表が強くないと
サッカーそのものの人気が上がらないのではないでしょうか。
そして、本気で強くなりたいなら日本のサッカーは変革の時期に来ていると思います。


post by whiteowl

12:05

コメント(8)

この記事に対するコメント一覧

zenus

Re:秋春制に私は賛成です。

2008/07/23 16:44

個人的には「代表が強くならなければ」という意見は同意です。 ただ、ご存知のようにW杯などは6月に行われるわけで、秋春制だとシーズン終了後にあたります。 シーズン終了後の悪いコンディションと、シーズン中の良いコンディションではどちらがより成績を残しやすいかと言う事を考えれば、代表のことを考えた上でも僕は春秋制のほうが結果を残しやすいと思うので、秋春制には反対です。

whiteowl

Re:秋春制に私は賛成です。(zenusさんへ)

2008/07/23 21:20

>シーズン終了後の悪いコンディションと、シーズン中の良いコンディションでは >どちらがより成績を残しやすいか 確かに、その命題なら、コンディションが良い方が結果は残せるでしょう。 ただし、今までそのシーズン中にW杯があったわけですが、 予選で圧倒的に有利な自国開催以外、1勝もしていません。 このままの状況で、日本代表がコンディションを良くしたところで W杯で勝てるようになると思えません。 選手の個の力を上げていくことが必要なのではないでしょうか? それに、欧州のチームは秋春制でもW杯で結果は残していますよね?

langu

Re:秋春制に私は賛成です。

2008/07/27 00:47

おっしゃることは理解できますが、一点抜けてる部分があります。それは、JFLを頂点とする地域リーグです。これも秋春制に変えるとなると思うんですが、大学なんかが参加しているので、馴染まないと思うので、Jとは切り離して考えるのですか?あと、天皇杯の日程も難しくなりますよね。(天皇杯はいまでも問題ありますが・・・)

whiteowl

Re:秋春制に私は賛成です。(languさんへ)

2008/07/29 02:25

ご指摘の点は、 秋春制のまとめ -デメリット編- http://www.consadole.net/whiteowl/article/157 で触れていますので、そちらの方をご覧くだされば幸いです。

んー

Re:秋春制に私は賛成です。

2008/11/06 13:33

根本として「現行でも出来る」ということでしょう。

whiteowl

Re:秋春制に私は賛成です。(んーさんへ)

2008/11/06 23:17

現行の試合日程そのものは変えないで、シーズンの開催時期をずらすという考え方なら、 できるのではないかということですね。

AMZ

Re:秋春制に私は賛成です。

2008/11/25 01:35

いまさら、ここに書くのはどうかと思いますが。 チェコは16チームだからこそ3ヶ月の中断期間ができるのだと思います。 日本でそれを行うとしたら、J1チーム減は必須事項かと・・・。

whiteowl

Re:秋春制に私は賛成です。(AMZさんへ)

2008/11/26 14:23

仰るとおり中断期間とリーグに参加する総チーム数は密接に関係があります。 ただ、最近の秋春制の記事でも書きましたが、犬飼さんが憶測でしか話をしていないので、 それに対して何が出来て何が出来ないのかという 具体的な話をしていかないと話が進まないと思うんですよ。

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