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2006年05月21日

応援について考たこと

今年のサポ集会で講演を行った平川さんの話です。「試合中、選手には、少なくても僕には応援は聞こえなかった」というようなことをおっしゃっていました。まあ、まったく聞こえないというのではなく、意識には届いていないということなのでしょうが。
では、選手の意識に少しでも影響を与える応援とはどんな応援なのでしょうか?
第一は音量でしょうねえ。

以下、ホームでメインスタンドなどから聞いている応援の印象です。
1 歌になるとかなり声量がおちる。それは特定に歌において特に顕著である。
2 歌が長くなると声量の低下が著しい。
3 やはりコンサドーレ・コール、サッポロ・コールなどの声量がいちばん大きい。

まず、1ですが、コンサの応援歌のキーと皆さんの通っていた(通っている)高校などの校歌と最高音を比べていただきたい(とはいってもリーダーの第一声で応援歌のキーは変わるので厳密な比較は難しいですが)。おそらくコンサの応援歌は(コンサに限らずJ全体にいえることなのですが)、かなり高音だと思います。校歌は全校生徒が声を出せる音域でなければ校歌としての意味がありませんから、必然的に最大公約数の音域で作曲されていると思われます。最大公約数の音域が理想であることは応援歌についても同じです。

また、特定の歌について声量が落ちるという件ですが、「バモ札幌」がその第一でしょうか?
歌い出しから後半にいくにつれて段々音が高くなっていきますから、高い音で入りすぎると必然的に後半は声が出なくなります。また、イ段やウ段や「ん」は高音が伸びにくく、「みずからのちからしんじ」のもっとも高いところ「しんじ」で極端にパワーが落ちます。
同じく後半にドンドン音が高くなっていく歌に「赤黒の勇者」があります。しかし、幸いにして、最後の方が「さあいこおぜ」と歌いにくい音は「い」の一つしかなく、この部分は音程が下がります。たぶん、それが声量の低下が「バモ札幌」ほどではない理由でしょう。
これに対して「バビロンの河」は割と声の出ている歌なのですが、高いところが「おそれず」「お~さっぽろ」とウ段は「ず」一つのみです。この「ず」にしても一瞬発声されればよい音なので、声量にはあまり影響を与えません。しかし、かといって「バビロンの河」の多様を推奨しているわけではありません。勝っているとき、押しているときに歌う歌詞ではありませんね。自分も勝っているときにあの歌になると一気に気持ちがしぼみます。

次に2ですが、歌が長くなるととても声量がおちます。自分もアウェイではゴール裏で声を出すのが基本ですから、「ああきつそうだな」と思わず同情してしまいます。普通のコールと違って、当たり前のことながら一音一音音の高さを調節しなければなりませんから、声帯の疲労は相当なはずです。「選手に俺らの気持ちを見せてやろうぜ」という気概はかいます。しかし、パワーの衰えは目を覆うばかりで、選手をピリッとさせる力はもやはないと思われます。アウェイはその辺がけっこう上手で、パワーの衰えを敏感に察知して、普通のコールに切り替えてくれることが多いようです。(アウェイもホームのようになったら私の喉の力ではとてももちませんからゴール裏引退ですが、幸い今のところ引退はけっこう先のことになりそうです)

最後に3ですが、ホームでは札幌コールやコンサドーレコールが少ないですね。一番声が出るのに、もったいないです。   

長くなりました。
もう一つ、選手の深層心理に働きかけ、選手の動きに影響を与えられる応援があるのではないか、と考えているのですが(なんの科学的根拠もありませんが)、それはいずれまた、ということにします。

posted by オフ |22:56 | コンサ | コメント(4) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:応援について考たこと

はじめまして!ブログはよくのぞかせていただいてましたが。m(_ _)m
アウェイによく84番さんと訪れ、りおりおくんとお話ししていますので、オフさんともお会いしてますが、コメント初めてです。

なるほどと感心しながら読ませていただきました。応援歌に関しては、ホームの方が人数いるはずなのに、どんどん音量が下がり、そのうち恐ろしくハモらない二重唱になっていて、不快でした。
テンション下がってきたらコールは考えるべきですよね。Oくんはすばらしいといつも思ってしまいます。
バビロンの河は、私の中では禁歌です。どうもあの歌の最中は失点多いような気がして、未だ封印しております。(あんまり意味ないけど)
どうも最近お経みたいな応援歌が増えてませんか?テンポよく選手が苦しいときに後押しができるといいなといつも思っています。いろいろ反論はありましょうが。
みんなで心を一つにして応援して勝ちたいです!(あーもう1ヶ月以上勝ってないよ)(;_;)

posted by 玉鈴| 2006-05-23 00:00

Re:応援について考たこと

玉鈴さん、こんばんは。コメントありがとうございまうす。

応援歌、いろいろ考え方はあると思いますが、選手を乗せるには、テンポが早い曲の方がいいかもしれないですね。それから、ホームではメインスタンドで観戦することが多いのですが、BGMのようになっているなあ、と感じることが多いです。歌をず~っと歌うというのが、J一般のトレンドなんですかねえ。よそはあまり知りませんが。
ところで、次の柏戦後は「好きですサッポロ」歌いたいですねえ。

posted by オフ| 2006-05-23 20:00

Re:応援について考たこと

代表の記事にすごく感心しつつ、Jのトレンドと言う事で参考になるかどうか判りませんが、
他チ-ムの場合・・・と言う事で我が居住地鹿島アントラ-ズの例をとって説明しましょう。

鹿島の場合

1.選手紹介時に選手コ-ル及び選手の歌

2.(相手チ-ム名、札幌の場合はコンサド-レ)をぶっ飛ばせ~♪A・N・T・L・E・R・オオオオォ~S!という曲を歌う。

3.選手入場前は歌謡曲調の歌を歌う。

4.キックオフ時はかし~まアントラ-ズ!コ-ル。

5.選手の専用コ-ルは「お~がさわら!」「もっとやまっ!もっとやまっ!」や「やなぎさ~わ!」など多彩。

6.J元年から使われているオォ~オ!オォ~オオ!というサンバチックなリズムのもので盛り上げる。

7.相手チ-ムにゴ-ルされて劣勢に立たされると、オレオレッ!~中略~奇跡を起こせ~♪と歌いだす。

8.試合終了後勝利するとオブラディオブラダを歌う。札幌だと「好きです札幌」ですね?
負けるとサポがごくまれにたまに本田に飛び掛る。(こら)

まだ色々とサポソンはあるかもしれませんが、
札幌と断然違うのは、
太鼓以外に鳴り物系の打楽器があるということと、
明らかにダラダラするようなマイナ-コ-ドの曲がなく、
メジャ-コ-ドで明るく前向きに感じることです。
しかも2の様に相手を挑発するような威勢の良い曲も持っているので、相手とすればかなり燃えますが、
札幌はこんなの無いですからね?

って曲調のほうの話に流れてしまいましたが、
鹿島の応援も札幌と同じように流れでコ-ルが決まってるようですが、
鹿島のエリアでのCKやFKの時はGKのコ-ルはしてないように思いました。
そのチ-ムの歴史とともにサポソンはありますが、
札幌は伝統もあり新しいものもあり混在して歌われています。
今後どのように発展していくか気にはなりますが、
自分たちの応援に満足してはいけないんじゃないかと少々思ってます。

長々とすいませんです。

posted by りおりお| 2006-05-23 21:33

Re:応援について考たこと

りおりお団長、こんばんは。
コメントありがとうございます。
さすが詳しいですね。
鹿島の応援もなかなかの特徴があるんですね。テレビで見ているとあまり気づけませんが。

しかし、動きのあるなか、攻守でめまぐるしくコールを変えるのは、サッポロのアウェイ・ゴール裏の特徴なのでは、と思います。個人的には、切り替えについていくためにゲームに集中していなければなりませんから気に入っています。今後もずっと続けて欲しいと思ってます。

posted by オフ| 2006-05-24 22:02

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