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2019年03月24日

自分もめまいに苦しめられていました

めまいの症状に苦しめられている方がけっこういらっしゃるのですね。

実は自分も十数年前、突然回転性のめまいに襲われました。

明け方、突然、頭から真っ逆さまに落下するような感覚に襲われ、目をあけると天井がグルグル回っていました。(思い出すのも嫌なのですが、あえて書くことにしました)

耳鼻科をはじめ色々と検査をしましたが、特に異常は認められませんでした。

その後、耳鼻科で処方されためまいに対処するための薬を続けること4ヶ月。幸い回転性のめまいは再発しませんでしたが、フラフラは続き、耳は詰まったような感じでした。

しかし、偶然、札幌の内科医七戸満雄氏のことを知り、受診した結果、症状はおさまりました。七戸先生はめまいの原因の一つにウイルスがあるのではと疑い、抗ウイルス薬を用いるという治療を行っていました。(その後、2度再発しましたが、その都度、同じ薬を用いて治癒しました)

しかし、ウイルスが原因であるという考え方には耳鼻科専門医から強い疑問が提起されています(近年は若干風向きがかわりつつあるようですが)。そういうわけで、ここでこうした内容の記事を書くと厳しく非難されるのではという思いもあり、書くことをかなり躊躇したのですが、何を試しても駄目な場合、こういう方法もあるかもしれませんということで書かせていただくことにしました(七戸先生も色々検査をしても原因がわからない場合、抗ウイルス薬を試す価値があるというスタンスで治療しておられました)。

しかし、残念ながら七戸先生はすでに引退され(この記事を書くにあたって調べました)、札幌で同様の治療方法をとっている医師はいらっしゃらない感じです。全国的にみても、鎌倉の額田記念病院の中山杜人医師など、ごくわずかの医師しかいらっしゃらないようです。

耳鼻科の専門医には否定されている方法なので、保険は適用されず、自費治療となりますし、耳鼻科でウイルス説のことを聞くと即否定されると思います。七戸先生のことを知る前のことですが、かかっていた耳鼻科医に「何かほかに原因は考えられないのですか」とうかがったら、怒ったように「ない!」と否定されました。その先生の頭には七戸先生のことがあったのかもしれません。

自分はうまくいったという話にすぎないのですが、もし参考になればということで書いてみました。

posted by オフ |10:49 | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:自分もめまいに苦しめられていました

起床時に起こる回転性めまいは、ほぼ100%良性発作性頭位性めまいという疾患です。 特徴はある一定の方向に頭を動かすと数秒から30秒以内にグルグル回りはじめ、その頭の位置でじっとしてると2分ぐらいでおさまるという特徴があります。 また耳鳴り、難聴がないのが基本です。 原因は本来バランスをとる三半規管内の神経の先についている耳石が何らかの原因でぽろっととれてしまいリンパ液の中でプカプカ 動くことによります。 その耳石の大きさと量により、最終的にその耳石は溶解吸収されるので、治るのに数時間から数週間の時間がかかります。 何度も繰り返すこともあります。ヘルペスが原因の一つで抗ウイルス剤が有効なのはこの良性発作性頭位性めまいではなく、突発性難聴とかベル麻痺(前者には難聴、耳鳴りがあり、後者には顔面神経麻痺が合併)と診断される疾患の一部で、メニエール病(これも難聴、耳鳴りが伴います)でもありません。 この概念は1990年中盤以後に確立されたので古いドクターにはそもそも知らない疾患です。 なので新しい知識ある医者は否定することになります。 今回提示された七戸先生も中山先生もおそらくこの疾患の概念をご存知ないと思われます。 1980年に医者になった方にAIDSの事を聞いても勉強していなければわからないのと同じです。めまいはとってもつらい疾患で、げーげー吐きながら救急車で来院される頻度も多いです。 今回のベルさんも中枢疾患(脳が原因)が否定され、日ごとによくなっているようなので良性発作性頭位性めまいとこの後耳鼻科に行くことがあれば診断されると思います。 

posted by ヨッシー| 2019-03-24 15:23

Re:自分もめまいに苦しめられていました

ヨッシーさん
専門的な見地からの詳細なコメントありがとうございます。

posted by オフ| 2019-03-24 21:33

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