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2007年12月21日

日本ではサッカーはメジャーなスポーツではないということ

日本でサッカーが本当にビジネスとして成立しているのでしょうか?
ほんの一部では成立していると思われますが。。。

J1に昇格した札幌の観客動員の見通しは明るいのでしょうか?
おそらく対戦相手への関心から普通のスポーツファンが来てくれるでしょう。
しかし、毎試合毎試合ということににはなりえないはずです(札幌がよほど
魅力的な試合を行なわない限り)。

動員のための工夫をするといっても、関心のまったくない人をひきつけるの
はかなり困難なことでしょう。もし、うまく来ていただいとして、試合の
質が問題になります。勝利というのが印象度アップにつながるのはいうまで
もありませんが、戦いの場はJ1です。勝利を続けることは困難なのは明らか。
そこで、勝てないにしても普段あまりサッカーを見ない人に「札幌やるじゃないか!」と思わせる試合をしなくてはなりません。

ファンサービス。これははっきりいって、ファン(になった人)へのサービスで
しかありません。サッカーにちょっとは関心があるけれど、という人にと
ては何のサービスでもありません。(選手個人にはあまり関心のない僕にと
ってもあまりサービスになっていません)

また、やはり野球人気にはあなどりがたいものがあります。札幌の自分の
姪(その父親はサポートシップスポンサー)はコンサより日ハムです。昔からの
知り合いのお子さんも、サッカーより野球。ごくごく身近なところをみて
も野球なのです。これは決して特殊な例ではないでしょう。

自分は昔、西の方の縦縞のチームのかなり熱烈なファンでしたが、今では
その熱も冷めて、コンサが一番です。そんな自分ですから、サッカー人気
が今一つの現状は歯がゆいのです。しかし、自分が思うほどサッカーは日
本では浸透していない。

一年間でスポーツ観戦に向けられる予算は、人それぞれでしょうが、限りが
あるのはいうまでもありません。限りある予算からサッカー観戦に向けらる
額を徐々に増やさせていくような何かが必要です。いきつく結論はやはり
よい試合、感動する試合でしょうか。でも、それは継続的に行われなければ
なりません。長い道のりです。

スポンサー集めを必死に行う。当然営業はその努力をするでしょう。
しかし、常にスタジアムが満員のクラブならともかく、人気チームが相手の
時にだけ観客が増えて、さらにその観客の関心が相手チームにあるとするな
ら、スポンサーはつくでしょうか? スポンサー料を増額するでしょうか?
スタジアムにおいて、コアなサポはスポンサーを常に意識しているのでしょ
うが、なんとなく試合を見にくる人には、スポンサーはよくわからないもの
だと思います。
つまり観客も多くない、スポンサーをその観客に売り込む効果も少ないとくる
とスポンサーもビジネスですから、そんなに金は出せないでしょう。
実際のところは、かなり付き合いでお金を出しているという雰囲気もあって、
札幌に帰った際、あるコンサのスポンサー企業で商品を購入したときのことで
す。「東京の方なのに、なぜうちで購入?」と尋ねられて、「コンサのスポン
サーだから」と答えました。そうするとその社員(ベテラン)曰く「実は頼まれ
れてずっとやってます。。。」どうも積極的に、とは感じられませんでし
た。地元のサッカーチームを盛り上げていこうということで、商売というよ
りお付き合いという感じで、お金をだしているのではと感じられたのです。

ニトリの社長がスポンサー料が上がると他の企業に迷惑になるとかならない
とか言ったということが報道されていますが、スポンサー料の相場が上がる
と「お付き合い」でお金を出している企業にとっては苦しくなる、ひいては
付き合いきれなくなる。そんな事情がこの発言の裏にあるのではと、憶測し
てしまいます。

安定した経営基盤を築く。サッカー人気全体があがっていかないと、なか
なか難しいことだと感じています。

posted by オフ |23:14 | コンサ | コメント(0) |

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