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当ブログは、ただのサッカー好きが、地元北海道のプロサッカーチームであるコンサドーレ札幌の情報を中心に、サッカーの話やそうでないものをチラシの裏的に書いたものです。 “whiteowl”の由来は、“ドーレくん”から何となく。 特に、サッカーの戦術やプレーに興味があり、他のスポーツも観ます。空手は、黒帯。 最近は、気分転換も含めて、スタジアムの色々なこところで観てます。 始めは純粋にサッカーだけに興味があったのですが、このチームは経営がもっとしっかりしないと強くならないと感じるようになってからは、HFCの経営に関する記事も書いてます。 尚、記事が長いのはデフォルトです(-"-;A ... コメントについて: 当ブログでは、長文コメント大歓迎です。 頂いたコメントに、すぐ反応できない場合が多くて申し訳ないのですが、極力返事をする方針です。 ただし、感情的なコメント、悪意が感じられるものについては、スルーするかブログ主権限において削除する場合があります。 ※当ブログはリンクフリーですが、コメント欄にでもこそっと書き込んで頂けると嬉しいです。

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秋春制のまとめ -メリット編-

2008年07月27日

秋春制のデメリットに続いて、メリットもまとめていこうと思います。
デメリットに関しては、拙稿『秋春制のまとめ -デメリット編-』を参照してください。
(※新潟戦の敗戦をうけて、この記事を出すタイミングを失いました・・・(・・;))


〇秋春制のメリット

1.『日本人の海外移籍がしやすくなる。』

私は、秋春制導入の最大の目的はこれだと思っています。
これによって最終的に、日本代表の強化を目指す意図があると思っています。
(※以前、前日本代表監督のオシムが今回の犬飼氏と似たような発言をして
物議を醸したこともあります。)


以前、私の記事(東芝からの遺産。)でも書きましたが、
海外のサッカーを知る人が、日本と海外の違いで口々にいうのが、
「下手だと思った選手が、試合では点数を取る」といった本番の強さ、メンタル面の強さです。

さらに、日本の選手は、テクニック面では引けをとらないといわれる一方で、
判断の遅さ、当たりの弱さを指摘されています。
そういった強さは、Jリーグにいたのでは身につけることは難しい。


また、根強い意見として、実力のある選手は放っておいても移籍するというものがあります。
それはその通りです。しかし、そんな実力のある選手が日本からポンポン出てくるなら、
日本代表の強化を真剣に考える必要はないでしょう。
現に、中田や俊輔の後に、それに続く選手は出てきていない。
確かに、日本はJリーグが出来てから強くなり続けてきましたが、この先もこのまま
強くなり続ける保障もありませんし、日本の進歩をその他の国が越えていけば意味がありません。


日本のサッカーが世界から注目されるのは国際大会、特にW杯の時だけです。
その時運良く声をかけられればいいですが、そうでなければ移籍の道は開けません。
(※従って、秋春制の導入年がW杯開催年と同一の予定になるわけです。)

そして、欧州のいわゆるイングランド、スペイン、イタリア、ドイツの4大リーグに
いきなり挑戦するよりも、松井のようにこれら4大トップリーグより若干下とされる
フランスなどで徐々に活躍して、徐々にステップアップしていった方が、現実的で失敗も少ない。
Jリーグから、いきなり欧州でもトップのリーグに行って活躍できないのは、
ある意味当たり前ではないでしょうか?
例えていうなら、JFLで活躍した選手がJ2をすっとばして、
J1で活躍できるかと言われれば、その可能性が低くなるのは明らかだと思います。
C・ロナウドだって、いきなりイングランドで活躍したわけではありません。


また、海外に行った多くの選手をあげて、その海外移籍の効果を疑問視する声もありますが、
海外に行けば必ずその選手が成長するとは限りません。
しかし、W杯で勝つために必要な選手は、海外で成功した選手です。
成功例を増やすには、数を増やして確率を高める、または、
一度海外でダメでももう一度チャレンジしやすくするしかありません。
そのためには、海外へ移籍しやすくするというのは必要不可欠の要素です。

多くの強豪とよばれる代表チームが、いわゆる4大リーグや欧州で活躍する選手が中心です。
世界がトップリーグでしのぎを削っている時に、
Jリーグがいくら進歩するといっても絶対的なレベルが違います。
サッカーもグローバル化の時代に、世界の流れに着いていかなかったら取り残されるだけです。

海外への移籍をしやすくし、人材を流動的にする。
そのためにもJリーグが彼らがダメでも戻ってきやすいようにし、
再びチャレンジしやすい環境を整えてあげることが大切だと思います。

中田や俊輔クラスがもっと沢山居ないと代表は強くなりません。
まして、彼らクラスの選手は、天才だから出るのが稀だと諦めてしまえば、
日本代表がこれ以上強くなることはないでしょう。
彼らクラスの選手をどれだけ沢山しかも継続的にだせるかという
工夫はしていかなければいけないと思うのです。


また、やはりシーズン途中での主力級の移籍は、お互いのチームにとって難しいと考えます。
チーム戦術の理解、コンディションの面でシーズン途中の加入は、大きなハンデとなります。


従って、上記の理由から代表強化にとって、秋春制によって海外移籍をしやすくすることが、
最も効果のある強化策だと私は考えています。



2.『海外(欧州)の有力選手がJリーグに来やすくなる。』

これに関しては、あまり期待していない面もあります(笑)。
高騰する選手の年俸や移籍金の問題があるので、
一時期千葉にオーウェンの話もありましたが、欧州の一流選手が
以前のJリーグのように来る可能性は高まるでしょうが、あまり現実的ではありません。


それに、日本の外国人選手の多くはブラジル人です。
ただ、ブラジルは選手を欧州や日本に引き抜かれるのが常態になってしまっているので、
選手が引き抜かれてしまうことに諦めを感じているのかもしれません。



3.『本州のうだるような夏の暑さの中、サッカーをしなくてすむ。』

これは、札幌にとってはアウェイで気温差によるコンディション調整はしやすくなる
というメリットはありますが、ホームでは比較的夏も涼しい北海道でそれほどメリットはありません。
むしろ、7月はサッカーをするにも観るにも良い季節です。



4.『夏の中断期間のキャンプ地が涼しい北海道になる可能性がある。』

例えば、夕張などのサッカー場を抱える自治体には朗報になるかもしれません。
プレシーズンマッチも北海道で見れるようになるかもしれませんね(笑)。



5.『その他。』

後は、代表が欧州に遠征に行ったり、欧州の強豪国と親善試合を組みやすくなる可能性はあります。


上記以外に何かメリットがありましたら、コメントいただければ幸いです。





文章の量を見てもらってもわかりますが(笑)、
1が、秋春制導入の唯一にして最大の理由だといっても過言ではありません。

確かに、いくらメリット、デメリットを考えてもやってみないことにはわかりません。
しかも、欧州と開催期間を同一にしたところで、移籍はしやすくなりますが、
その結果、日本人の欧州移籍の数が増える保障はありませんし、まして、欧州のトップリーグで
活躍する選手が増える保障などあろうはずもないという指摘はその通りです。
そのような不確実なことのために、秋春制導入によるデメリットで
上げたような多大な犠牲を払ってまで現行制度を改める必要性があるのか?

現状のあらゆることが、秋春制に不利に働く状況です。
それは現行制度がそのように動いていることもあり、認めざるを得ない事実です。
しかし、唯一つの出来事が起こるだけで、それは一変してバカな選択ではなくなる可能性があります。


それは、日本のW杯アジア予選での敗退です。


考えたくもないことではありますが、可能性として0ではありません。
このW杯に出場することが、半ば当たり前と認識されつつある日本で、
その出来事が起こった時の衝撃は、想像できません。

あくまで可能性の話ですが、その結果、代表強化が叫ばれあらゆるものが一気に
代表強化一色に変わる可能性があります。そして、代表強化を金科玉条として、
世論の圧倒的な後押しのもとに、数の論理で多少の犠牲を厭わなくなり
雪国を無視してなし崩し的に、秋春制の導入が決定されるというシナリオもないとはいえません。

そういう状況になる前に、札幌側から秋春制導入に譲歩を示し、
JFAおよびJリーグからの最大限の譲歩を今のうちに引き出すという戦略も成り立ちます。

脅かすつもりはありません。しかし、秋春制が選択肢としてありえないとして、
そこで思考をストップしてしまうと実際にそうなってしまった時に、慌てることになります。
現状のあらゆるものが、その実現の困難さを示していたとしても、
状況が変われば、優先順位が変わりその制度が実現されないということにはならなくなってくる。


大切なことは、どう転ぶにしても、メリット、デメリットをしっかり検討した上で、
トラバしていただいたGekiteiさんが指摘されていたように、HFCには
どちらにでも対応することが出来るよう今から準備を進めておく強かさが必要であると思います。


ちょっと前のカップヌードルのCMで、SMAPの木村拓也さんが、 

「変わるって、すげー勇気いると思う。 でもさ、その分変わったときって、 
なんか今までにない新しい価値を手にできるときなんじゃないかな。 ちがう?」

と言っていたのを思い出しました(笑)。