スポンサーリンク

2014年05月17日

福島と政治の話

皆さん、明日の千葉戦にむけて準備を整えているところに、恐縮ですが。
これも福島にすむもののある程度、宿命ですから。
目をつぶることのほうが難しいんです!

先日のボラの休憩時間、政治の話になりました。
いつもは馬鹿話やってますが、結構、原発事故以来、真剣な話になることもあります。

景気いいような世間と、物価が高くなっただけじゃという疑問と、そういう政権って、やっぱり大企業の支持が大きいんだろうかとか。

避難で県内の患者さんは増えているのに、東京オリンピックのせいで建築費が高くなり、あちこちの病院が増築に苦労している、これから建設業界はみんな東京に行っちゃうだろうからもっと困るねという切実な話。
そして、その頃まで仮設がのこっていて、聖火が仮設の前を通るなんてことがあったら、そんなこと福島県人は許さないよね!と。

あと、例の鼻血の漫画。
あの前町長さんは、事故の時真っ先に埼玉に逃げた人だそうで、それでも本当に被曝で鼻血出るほどなら、もう会いたい人には今のうちに会ってたほうがいいような状態だよねと笑ってました。
私ら、すでに福島に納得して残って生活している人間にとっては、専門家以外(福大の先生を含めて)の話ばかりの例の漫画は、一笑に付すだけのもの、
話題にすればするだけ、売上に貢献する手伝いしてるようなものですもん。
(もちろん、いい気持ちはしませんよ!でも、当時、その手の方々にはさんざん振り回されましたもの。)

さらに、集団的自衛権の問題も。
最初は自衛隊だろうけど、将来、自分や自分の大切な人だって矢面に立たないといけない事態も可能にする、決して他人まかせですむことではないと。
ボラは、戦争中も含めて(ええ、そういうお年のかたもボラやってます!)、前の戦争の後の大変さを経験した人間も多いので、身にしみて考えるのです。

30分の休憩時間では足りないくらい、あっという間に終わりでしたが、なんか自分だけそんなふうに考えてる?とちょっと孤独を感じはじめていたところだったので、皆、ほぼおなじ方向だったんだというところで、ホッとして、その後のボラ仕事に向かいました。

posted by じゅうよっつ |19:51 | 考えごと |