コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2008年08月11日

ひぐまスポーツJ村2008版(3)

札幌U-15、セレッソ下しベスト16へ望み

 【福島】福島県楢葉町のJヴィレッジで開催中の「第23回日本クラブユース選手権U-15」は10日、グループリーグの2日目を行い、コンサドーレ札幌U-15は関西地区第1代表のセレッソ大阪U-15と対戦し、2-1で勝利した。
 札幌の通算成績は1勝1敗の勝ち点3で4チーム中3位。上位2位までの決勝トーナメント進出をかけ、グループリーグ3戦目を11日13:00から東海地区第3代表の清水エスパルスジュニアユースとの間で行う。

セレッソ大阪U-15 1-2(0-1/1-1)コンサドーレ札幌U-15
 得点者=14分・堀米(札幌)、66分・魚住(C大阪)、68分・近藤(札幌)

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<鮮やかな突破で先制点の起点となった坂本>

チーム一丸の勝利、“兄貴”の仇討つ

 対戦相手のセレッソ大阪(以下C大阪)とは先々週の「日本クラブユース選手権U-18」でも対戦し、札幌が0-1で破れ決勝トーナメント進出の道を絶たれている。言わば兄貴分の仇討ちとも言える一戦だったが、C大阪はさすがに関西地区1位だけあって、前日の清水エスパルス戦で勝利した余勢も駆って序盤から札幌を攻め立てる。札幌は自陣ペナルティエリアを背にした防戦が続くものの、こちらも2戦目ということで選手の動きには固さも見られず、一人一人が集中を保ってC大阪の攻撃を食い止める。
 反面、主力のMF10荒野拓馬(3年)を負傷で欠くこともあってなかなか敵陣に攻め込めない札幌だったが、前半14分に右サイドバックのDF2坂本憲吾(3年)が勇猛にオーバーラップを仕掛け、相手選手を一人また一人と牛若丸のようなステップでかわし右エンドライン奥まで持ち込むと、折り返しをFW22下田康太(2年)→FW9近藤勝成(3年)とつなぎ、最後はボランチの位置から前線へ顔を出してきたMF23堀米悠斗(2年)がゴール正面やや右からシュート。C大阪のゴールが揺れ、ここまで劣勢だった札幌がこの試合最初の好機をものにし先制する。
 札幌はその後も押され気味ながらカウンターやセットプレーでゴールを狙うが追加点は奪えず、前半を1-0で折り返す。

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<先制点を挙げた堀米。守備でも活躍した>

 後半、ハーフタイムで一気に3人もの選手交代を行ったC大阪に対し、昨日の教訓を生かす札幌は粘り強い守備でゴールを許さない。逆にたて続けにコーナーキックのチャンスを得るなど試合の流れを掴んだかに見えたがスコアは動かない。特にU-14日本選抜のMF14神田夢実(2年)は、ボールが渡ると2人から時には3人もの相手選手に囲まれ、切れ味鋭いプレーを発揮させてもらえない。
 このまま札幌の逃げ切りも見えてきた後半31分、C大阪は中央からパスがつながりFW魚住がシュートを決めついに同点に追いつく。しかしながらこの直前にC大阪の選手がゴール前で札幌の選手を後方から突き飛ばしているシーンを審判が見逃していた。明らかな反則でノーゴールとなるべきプレーではあったが、一瞬足を止めてしまった札幌側にも甘さがあったと言わざるを得ない。
 ところがこのわずか1分後、C大阪ペナルティエリア内の混戦で札幌の選手が倒れると主審はPKを宣する。こちらも実に微妙なプレーであり、C大阪ベンチも激昂する。後半33分、札幌は昨日PKを失敗した近藤がGKが一歩も動けないほどの絶妙なシュートを決め再度の勝ち越しに成功する。ゴールを決めた直後にバックサイドで応援を続けてきたサポーターに向かって全員が走り寄ってくるなど、チーム一体となった札幌が残り時間も戦う姿勢を貫き通し、ロスタイム2分も凌ぎきって関西1位を破って今大会初勝利を挙げた。
 互いに持てる力をぶつけ合った好ゲームではあったが、試合を通じて審判の判定がやや不安定であり、終盤の勝負どころでの不可解かつ何か帳尻を合わせるかのようなものであったことは非常に残念だった。

名塚善寛監督「選手たちはよく戦ってくれた。できればいつもこのくらいの試合をしてほしいが。道内にいてはなかなかこうした試合は体験できない。選手には大きな自信になったと思う」

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<堀米の先制ゴールを祝福する札幌イレブン>


posted by higuma |11:25 | コメント(0) | トラックバック(0)

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