コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年03月11日

本日休刊

札幌市内某所にいます。探さないでください。
なので、本日の「ひぐまスポーツ・サテ柏戦」は休刊とさせていただきます。

posted by higuma |11:35 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年03月04日

ひぐまスポーツ・サテ鹿島戦

札幌、鹿島に敗れる-Jサテライトリーグ

 【鹿嶋】Jリーグは昨3日のJ1、J2に続き、4日からJサテライトリーグが始まった。コンサドーレ札幌はAグループの1日目として茨城県鹿嶋市の鹿島アントラーズクラブハウスグラウンドで鹿島アントラーズと戦い、0-2で敗れた。
 昨日のJ2京都戦の未出場選手が主に顔を揃えた札幌は地力に勝る鹿島の攻撃に耐え、逆に好機も作ったが、双方無得点で迎えた終盤にミスから失点を喫し、更にPKを与えてこれを決められ、反撃も及ばず0-2で終了した。
 札幌のサテライトの次戦は次週11日(日)14時より、千葉県柏市の柏の葉公園競技場にて柏レイソルとの間で行われる。

札幌の出場選手=GK佐藤、DF=岡田、池内、吉瀬、MF=上里、関、鈴木、金子、川崎(→西)、FW=石井(→岡本)、相川
(上里は実質左サイドバック/中盤は右に関、左に川崎)

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-アグレッシブさあるも熟成途上を露呈-
 札幌の選手のうち昨日の京都戦出場組の大半は長らくのキャンプ生活を終えて帰札。三浦雅之コーチがリカバリー調整のため帯同したことにより、サテライト戦とはいえ三浦俊也監督が自ら指揮を取った。
 「昨日あまりいい試合ができなかった反省を踏まえて、アグレッシブにやってほしいという話をして選手たちを送り出した」(三浦監督)という札幌だったが、序盤からホームの鹿島に押され、早くも7分にはぺナルティエリア内で突破を試みた鹿島FW興梠をDF池内が倒してしまいPKを献上する。しかしMF増田が試みたPKを札幌GK佐藤がよくコースを読んで鮮やかに止め、以後は徐々に札幌がペースを掴みはじめる。
 互いに決定機もあったが、鹿島は札幌最終ラインの体を張った守備にシュートを止められ、札幌は石井、相川の2トップが絶好のシュートを外すなどしてスコアは動かない。札幌は前半終了間際には連続してコーナーキックを得るなどしたが無得点のまま終了。
 「前半、アグレッシブさについては出ていた」(三上強化部長)の評価を受けた後半も双方攻め合うなかなかに見ごたえのある攻防が続き、相川や途中出場の新人岡本(ルーテル学院出身)が積極果敢にシュートを試みるも鹿島GK小澤に阻まれるなどで得点には至らず。逆に39分、集中が切れたのかゴール前でボールコントロールを誤った上里が興梠にボールを奪われ、易々とゴールを許す。続く42分にも左サイドからエリア内に入ってきた鹿島FW佐々木を上里が倒してこの試合2本目のPKを与え、今度はこれを佐々木に決められて0-2となりそのままタイムアップの笛を聞いた。
 昨年までの守備のベースとなる戦術が大きく変わった札幌は、ゾーンを基本としながらもついついボールの動きに対して複数の選手が寄り固まってしまう悪癖がある。本来サイドの守備が得意ではない右・岡田、左・上里という選手をDFラインに配していたとはいえ再三サイドを突破され、苦し紛れに反則もしくは反則すれすれのプレーで止めざるを得ない局面が目立った。また、奪ってからの組み立てにも意志の疎通が足りず、昨年までのボールをつないで外へ中へ…という展開と集散を持った攻撃ではなく、単純に相手の裏を狙うというやり方が主だった。鹿島が選手交代などでややバランスを崩した終盤には連続攻撃で鹿島の選手たちを自陣に釘付けにする時間もあったが、こういった好機で顔を出した決定力不足とともに、よりよい形で攻撃に移れる守備をも構築しきれていない点が課題として残ったと言えるだろう。「今年のやり方は磨いていけば昨年までよりもよいチームになると思う」(鈴木)という言葉を信じ、今しばらく三浦コンサドーレの熟成を見守っていきたい。
 個人では右ハーフとして豊富な運動量で再三の突破と中盤の守備に貢献したMF関と、ゴール前の最終局面で身体を投げ出すようにして鹿島の怒涛の攻撃を食い止めたDF吉瀬、途中出場で不慣れなFWとして起用されながらも遠慮を知らない突破で見せ場を作った岡本が印象に残った一戦だった。

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 三浦俊也監督「全体的にはみんなアグレッシブに激しくプレーしてくれた。合格、あるいは合格に近いプレーだったと思う」
 鈴木「前半の方がボールは回っていたと思う。守備は磨いていけば良くなる。このチームの問題点は決定力と攻撃がマサさん(西谷)頼みになっているところだと思うので、そこを修正していかないといけない」
 石井「(4年前に初のサテライト戦の鹿島遠征に当時ユース2年生として参加)あの時はちょっとしか出られなくて悔しかった。中盤から後ろのフォーメーションや守備のやり方が変わり、FWも多少影響があるかもしれない。練習してコンビネーションを上げて自分のプレーを出せればこの戦術でやれる自信はある。久しぶりに札幌に戻れるので素直に嬉しい」

-ルーキー岡本、溌剌デビュー-
 熊本・ルーテル学院高校から加入した岡本賢明(18)が実戦デビューを飾った。元々は中盤の選手ではあるが、きょうは石井に代わって後半17分から2トップの一角に入った。「あまり経験のないポジション」(岡本)とは思えぬ溌剌とした動きで何度も鹿島DFの裏を狙い、35分には思い切り良く左足を振り抜くシュートを試み、GKの攻守に阻まれたものの、集まった50人ほどの札幌サポーターの歓声はもちろん、鹿島側の観衆のどよめきも誘った。
 初めてのプロでの生活に「結構キツかったですけれど、集中していいキャンプができたと思います」と語る岡本は「持ち味は意外性のあるプレーです。次に何をやるかみんながわからないプレーしたい」と瞳を輝かせ、その後は新人らしく荷物運びに精を出していた。来月には19歳となるこの若武者から目が離せない。


posted by higuma |22:14 | コメント(1) | トラックバック(0)