コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年10月20日

藤田について

心配されている方々も多いと思いますのでとりあえず現状見聞きした部分のみお伝えしようと思います。
前半に左腿の前部を痛めました。相手との接触によるものではなく走っているときに自分で痛みを感じたものですので心配されましたが、試合後は普通に歩いてバスに乗り込み、取材にも普通に応じました。
今まで痛めたことのない箇所ということでその点では心配ですが当面病院へ行く予定はなく、とりあえず明日の状態を見て判断するということです。

それにしても岡本はよくやりましたね(^^)

posted by higuma |23:11 | コメント(2) | トラックバック(0)

2007年10月14日

ひぐまスポーツサテ千葉戦(@東総)

最終戦は千葉に勝利-サテライトリーグ

 【千葉】Jサテライトリーグは14日、Aグループの17日目が行なわれ、コンサドーレ札幌は千葉県旭市の千葉県総合スポーツセンター東総運動場陸上競技場でジェフユナイテッド千葉と対戦し、1-0(前半1-0、後半0-0)で勝利した。
 前日のJ2草津戦の先発メンバー以外を主体に構成された札幌は序盤から積極的な守備で優位に試合を進め、前半終了間際の44分に上里の右コーナーキックからのボールをニアポスト際で頭で合わせた石井のゴールで先制。後半はやや疲労の色も見えたが粘り強い守備で相手に主導権を渡さず、追加点こそ奪えなかったがそのまま1-0で逃げ切った。
 札幌の今期サテライト戦は全日程を終え3勝1分4敗という結果となった。

 札幌の出場選手=GK髙原、DF=岡田、金子、吉瀬、上里、MF=関、鈴木、カウエ、岡本、FW=石井(→横野※)、イタカレ
  (※=U-18所属の選手)
 得点=44分札幌1-0(石井)

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<前座になでしこリーグの試合があったため14:30のキックオフ>


-前後半同じ“パワー”で勝利-
 秋の訪れとともに今期のJサテライトリーグ戦も終盤を迎え、札幌にとっては早くも最終戦を迎えることとなった。
 ジェフ千葉戦の試合会場は千葉県内とは言っても最東端の銚子や、むしろ茨城県の鹿嶋にも近い旭市の東総グラウンド。東京都内からでもクルマで2時間前後もかかるこのアウェイの地に、しかし熱心な札幌サポーターは自家用車や高速バスなどを駆使し多数足を運んだ。公式記録では491人と記された入場者のうち、3分の1は札幌側の観客と見てよかっただろう。中には前日の厚別でのホーム戦を見た帰路に立ち寄ったという方もいらした。
 そんなサポーターの熱い視線に対し、札幌イレブンは終始ペースを相手に渡すことなく、シュート数17-5、コーナーキックの数も11-3と圧倒し、ゴールこそ1つに留まったが危なげのない試合ぶりで勝利をもって応えた。
 今期のサテライトチームの課題を「前半はパワーのある戦いが出来ても後半になると落ちてしまうことが多かった」と振り返った三上強化部長も、「きょうに限っては比較的同じパワーでやれたと思う」と評価する内容だった。
 確かに相手の千葉にはアマチュアチーム(JFL)であるジェフリザーブスの選手2名とユース所属の選手も含まれ、J1とJ2の違いこそあれトップ出場経験の多寡という意味では札幌に一日の長があるメンバー構成ではあったが、札幌も「本職」のDFが吉瀬ただ1人というサテライトならではの苦しい布陣だった。それも守備に難点のある岡田、上里を両サイドバックに置くなどして、この苦境を逆に貴重なスキルアップの場として図る意図も見られた。

 試合は札幌が序盤から積極的なチェックで相手守備陣へプレッシャーをかけると、中盤でセカンドボールを拾って素早くタテへの攻撃に転じ、イタカレ、石井の突破や岡本の個人技などで次々と好機を作る。わずかに呼吸が合わずシュートまで持ち込めない場面も多く見られたものの、「それならば」とばかりに上里が習得中の無回転フリーキックでジェフのゴールマウスを脅かすシーンも見られた。
 ジェフが高さ勝負を仕掛けてこなかったことも幸いし、懸念された最終ラインも大きな破綻は少なく、数えるほどだったピンチもシュートミスに救われるなど無失点で試合は進む。
 札幌優勢のまま迎えた前半44分(ロスタイム突入前)。札幌は右サイドからのコーナーキックを続けて獲得し、上里が蹴ったボールに対しニアポスト際に飛び込んできた石井が頭で合わせてゴールネットを揺らし、待望の先制点をもたらす。その直後の前半ロスタイムには逆の左側からのコーナーキックに対してもやはり石井がニアで狙い、枠に当たって残ったボールに吉瀬が飛び込むなどゴールへの執着心も見せる。
 後半には来期のトップ昇格が期待されるU-18の横野が石井に代わってFWに入り、溌剌とした動きでサポーターの視線を釘付けにする。攻守に渡り縦横無尽に動いた関やカウエに疲れが見えた終盤にはややペースダウンし、追加点狙いからセーフティな試合運びへとシフトせざるを得なくなったものの、石井のゴールを守りきった札幌が勝利を収めた。

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<高い守備意識で中盤を制した札幌が試合の主導権を握った>


-ユース横野は精神面に課題も-
 U-18所属で来期のトップ昇格が有力視されているFW横野が後半の45分をプレーした。7分には右サイドの関からのクロスを絶好のタイミングで頭で捉えたかに見えたが、「いいボールでしたので決められると思っていたのですけれど、少し入ってしまって(重心が後ろになり)」惜しくも枠を超えてしまった。32分の左45度からの右足ミドルシュートも相手GKの正面を突き、結局得点には絡めなかったものの、労を惜しまぬ相手選手へのチェックから幾度も高い位置でボールを奪い、スルーパスや果敢な突破を見せるなど能力の高さを感じさせた。
 三上強化部長は「彼には課題を与えてある。それとどう向き合っていくかを見てトップ昇格を判断する」と語り、それが精神面にあることを示唆した。横野本人も充分理解しており、後半ロスタイムに相手ペナルティエリア寸前で相手選手の足がかかって倒された場面で審判がファールの判定をしてくれなかったことに対し、「(まだ試合時間は残っていたのに)精神的に引きずってしまいました。自分の課題だと思います」と冷静に受け止めていた。
 181cmと体格にも恵まれ、これまでのユースからのトップ昇格者には見られなかった体躯の強さも兼ね備えている。単独突破やポストプレー、両足に頭とゴールパターンが多彩であることも魅力だ。この日はややスリッピーなピッチ状態に苦しめられたとはいえ、惜しみなく披露した攻撃的な姿勢はサポーターばかりでなく強化部にも好印象を与えたに違いない。

-決勝ゴールの石井は反省しきり-
 決勝ゴールを挙げた石井だったが「サテライトのゴールではもはや喜べないよね?」の声に「そうですね」と苦笑いで答えた。「あれしかいいところがありませんでした。他は全然ダメでした」と反省しきり。しかしながらサイドからのボールに対して勇敢にニアポスト際に突っ込んでいくプレーは彼の武器になりつつある。「トップでもあの形で1点決めて(注・第29節東京V戦のロスタイムの同点ゴール)、それから意識するようになっていい形で入れるようになった」と手ごたえを感じている様子も見せたものの、「でも簡単なプレーをもっと正確にいけるようにしないといけない」と語り、ダヴィが出場停止となる次節からのJ2での2試合についても「先発で出られるなら一生懸命頑張ります」と、最後は表情を引き締め、36節の山形戦以来遠ざかっているトップ公式戦でのゴールを誓った。

-「もっと活躍したい」岡本-
 中盤の左サイドでフル出場したルーキーの岡本。持ち味の思い切りの良い攻撃力と個人技の進歩もさることながら「守備が良くなってきたのでは?」の問いには「まだまだだと思います。遅れてしまう場面も多いですし」と謙遜しながらも「でも守備の意識は高まってきました。もっと高めていきたいです」と向上心を覗かせた。
 高卒新人としてほぼ最初のシーズンを終える時期となったが「今はもう不安より活躍したいという気持ちの方が大きいです。昇格争いも厳しいですがJ1に上がるのは簡単じゃないと思っていましたのでチームのみんなも慌ててはいません」と語り「来年はきょうのようなグラウンドではなく、もっといいスタジアムで試合をしたい」と瞳を輝かせた。

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<詰めかけたサポーターに勝利の挨拶>


-三浦雅之コーチ(サテライト戦指揮)コメント-
 きょうはFWからDFラインまで集中して戦うことをテーマとしていたが、よく戦ってくれた。課題としてはもうちょっと決定機を作れたことだと思う。ハーフタイムに「もっと大胆にいこう」と指示を出したがうまくスペースを突けなかった。

-三上強化部長コメント-
 セカンドボールを拾う意識や3ラインをコンパクトに保つことなど、トップチームがやろうとしていることに関してきょうに限ってはよくできていたと思うし満足している。
 昇格レースはここまで来たらライバルチームの結果など気にせず自分たちが勝っていくことしか考えていない。間違いなく日にちがたつにつれてプレッシャーの大きい戦いになるだろうが、シーズン前から自分たちに昇格のチャンスがあるときにはプレッシャーが高い状況でのゲームを戦わねばならないと想定していた。何とかみんなの力で乗り越えていきたい。昇格決定が最終節までもつれ込むことも覚悟してやっていきたい。

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<帰路の東京行き高速バスは補助席までサポーターで満席となった>


posted by higuma |21:50 | コメント(0) | トラックバック(0)