コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2022年01月09日

コンサ旭川、激闘の末にベスト4進出

【伊勢】中学生年代のフットサル日本一を決める大会「全日本U-15フットサル選手権」が、8日(土)より三重県伊勢市のサンアリーナで行われている。北海道代表の北海道コンサドーレ旭川U-15(以下“旭川”と呼称)は9日(日)までにグループラウンドの3試合を全勝し、準決勝への進出を決めた。


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三重県営サンアリーナ(伊勢市)


 本来であれば出場していないはずの大会だった。
 北海道コンサドーレ札幌の下部組織にあたる旭川は、他の組織と同様にサッカーの強化の一環としてしかフットサルを捉えていない。過去この大会で準優勝一回、ベスト4に2回進出を記録してはいても、成果を図るのはあくまでサッカー。したがって今回もフットサル専門のクラブとは熱意の面で一線を引いているかと思われた。が、一昨年来のコロナ禍において、北海道地区においても昨年の高円宮杯U-15カブスリーグが規定を満たす試合数を消化できず、公平を期すため前年の2チームに高円宮杯全国大会の出場権が渡った。独走状態で一位を走っていた旭川には残酷すぎる裁定が下されたわけだが、その高円宮杯に出られなかった悔しさをぶつけてやろうと、今大会出場に目標を定め道予選を勝ち抜き、「全国優勝」を明確な目標として伊勢に乗り込んできた。

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ベスト4進出を決めた旭川(手前)


 8日午前の初戦となるセレソン都城(九州・宮崎)戦の立ち上がりこそ堅さが見られた旭川であったが、1点を奪うとあとはやりたい放題の状態となり7-0で格の違いを見せつける(注・訂正済)。登録された15人全員を起用するという、連戦を見据えた采配を振るうこともできた。
 同日午後には二戦目。グループ内の最大の壁とみられていたエフスリーJr.ユース(北信越・新潟)との激突。1-1で折り返した後半早々に2失点し暗雲が立ち込めたが、3中田、5加藤、7菅谷の連続得点で逆転に成功する。エフスリーはゴレイロ(ゴールキーパー)を攻撃に参加させたりなどの陽動作戦を繰り出すが、慌てない旭川は逆に20横山が貴重な追加点を奪い雌雄を決した。

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前半5分、7菅谷の2点目が決まる


 9日に行われた第三戦。ここまで勝ち点6を獲得していた旭川は勝てばもちろん、引き分けでもベスト4への進出を決められる。相手はヴィットーリアスFC(関東・千葉)。ヴィットーリアスが勝った場合、エフスリーを含め3チームが勝ち点で並ぶことも考えられたが、当該チーム間での得失点差で1点以内で敗れても旭川が1位になることはできた。その試合、開始早々に相手に直接FKを決められ先制を許すも、主将の7菅谷が本領を発揮し逆転すると、さらに2坂本のゴールで突き放しにかかる。しかし点差をつけて勝つしかないヴィットーリアスも猛追を見せ同点に追いつく。息詰まる攻防戦は双方とも決定機をものにできない展開で迎えた終盤、残りわずか4秒。直接FKを3中田が見事に蹴りこんで勝負あり。旭川が3戦全勝で堂々の準決勝進出を決めた。

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2坂本が4点目をゲットし、旭川が一時は2点差をつける


 準決勝は明日10日(月・祝)。10時50分キックオフ予定で、旭川は四国代表の松山城北FC(愛媛)と対戦する。勝った場合は同日午後の決勝戦で、フットサルの専門メンバーを揃える強豪の関東代表・東急レイエスFCとの対戦が予想される。
 旭川の全国初優勝なるか、コンサドーレのアカデミーとしては2度目の栄冠に輝くか、注目である。

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終了4秒前。3中田の左足が火を吹く


 なお北海道第二代表として出場しているSSSはグループAで1勝1敗1分で2位となり、惜しくもベスト4進出は成らなかった。


posted by higuma |18:02 | コメント(0) | トラックバック(0)

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