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息子がサッカーを始めたのでサッカーを観るようになり、1997年のフロンターレ戦でコンサにはまりました。自分自身は全くの素人です。観戦はSB席。ホームゲームの半分はCVSやってます。

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『光の帝国  常野物語』  恩田 陸

2008年01月29日

 
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恩田陸の 「常野物語」シリーズ の第一作

いみじくも文庫版の解説で久美沙織さんが書いているが 
僕も全く同じ勘違いをしていた 
僕たちの世代で 『帝国』 って言ったら スターウォーズ ダースベイダー 
となれば ダイナミックなアクション物語をイメージしてしまうのは 必然
これは やはり タイトルが悪い
「光」 は良いけど 「帝国」 は違うんじゃないかな 


常野一族は 
人より長く生きられたり
遠くのものが見えたり
未来のことがわかったり 
不思議な力を持った 穏やかな超能力者の一族 

「常野(トコノ)」というのは 
権力を持たず
群れず
地に溶け込んで
常に在野であれ という意味 

しかし いつの時代 どこの国にも 彼らの能力を利用し 独占しようと企む輩がおり 
好むと好まざるとに関わらず 争いに巻き込まれてしまう 常野一族 

こういった 超能力者 vs 普通人 という対決の構図
そこから引き起こされる悲劇 というストーリーは 古くから 数多くあるが 
この本では ほのぼのとしたエンディングが用意されている 


このシリーズは
全体に ノスタルジックな ファンタジーという色付けが なされており
(そうじゃないのも あるけど)
だから こんなにも人気があるのだろうな 



ところで この本には 常野一族をめぐる短編が 10本収められているが 
「オセロ・ゲーム」 と 「草取り」 は異色 
超能力の種類も異色であり 今までには無かった力だな 

「オセロ・ゲーム」 は 「エンドゲーム」 という長編が 続編として発表されているけど 
「草取り」 の方は 続編が出るのかな? 





post by aozora

20:37

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『真夜中の五分前』  本多孝好

2008年01月16日

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一卵性双生児の女の子が出てくる恋愛小説 


「双子の女の子」 と聞いて 真っ先に思い浮かぶのは 村上春樹の「1973年のピンボール」 
ここに出てくる双子は どこから見てもそっくりで 僕はどうしても見分けることが出来ないのに 
双子は 「全然違うじゃない」 「まるで別人よ」 と言って 見分けられない事を怒り 
208 209 とプリントされたTシャツを着て あっけらかんと3人での同棲生活を楽しんでいるが 
この小説に出てくる双子は 同じ遺伝子 同じ外見 同じ感情 同じ好みである事に戸惑い 
同じ男性を愛してしまった事に 悩む 


世間の感覚と微妙にずれた「僕」という設定は 村上春樹作品の「僕」と通じるところがあり 
会話や ドライな雰囲気も なんとなく似たところがあるように感じたが 
あっちの僕は 双子と3人で抱き合って眠るけど 
こっちの僕は 最後まで双子に戸惑う 


「双子」 にしても 「僕」 にしても
その辺は ずいぶんと違っているな 


「僕」 は 6年前に恋人を交通事故で亡くしてから
現実の世界と 5分間だけ ずれてしまったが 
双子と出会い 再び 事故で恋人を亡くす中で 
やっと現実の世界に 戻ってきた  

でも 僕としては 「僕」 よりも 双子のその後が気になる 
どういう風に 割り切っていったのかなぁ.....


side-A と side-B に分かれているが あまり 意味は無い 
もっと違う意味合いを持たせているのか思ったが 違った 
それに 今の若者は A面 B面 って言っても 分からないだろう?


「愛の奇跡」 「驚愕のエンディング」 「魂震わす極限の愛」 なんて言葉が 裏書きに並んでいるが
そんなに仰々しいものではなく 物語は 静かに淡々と進む 
ラストも 予想の範囲内かな 

でも 全体としては面白く 一気に読み終えました 
決して 悪くは無い 小説です



post by aozora

21:28

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『サウスバウンド』   奥田英朗 

2008年01月14日

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ハチャメチャな元過激派の父・上原一郎と 小6の息子・二郎 
その家族が繰り広げる 無いだろうけど あったら嬉しい物語 


過激派なんて過去の話だろう 
中核派 革マル派 革労協なんて もう古いよ 
と思っている人が多いのだろうけど 
数は減っても 残っているのは事実 
札幌市内にだって まだ活動家がいるらしい
それこそ 「理想を実現することより、組織を維持することに汲々としている。
世間と乖離していることにも気付かず、運動にしがみついている」 のだろう


僕の学生時代には もう学生運動はすっかり下火だったのだけど 
それでも 札幌市内の某大学へ合格発表を見に行った時には 
○○派と書かれたヘルメットを被った学生から 勧誘を受けたし
東京方面には 何本もタテカンが並んでいる大学が まだ結構あったな 

この小説の中では 小学校の修学旅行の積立金に関わる不正が父・一郎に糾弾されていたが 
僕の高校時代には 学校指定ジャージの購入などを巡って 教師間で対立があり
担任の社会科教師が 体育科教師が受け取っているリベートを告発するという事もあったっけ 

野田知祐や椎名誠の影響もあるのかもしれないが  
僕は 国家による 必要以上の規制には反対で 
他人の生命や権利を侵害する危険性を排除するための規制なら受け入れるが
国家や権力者の 利益やメンツを守るための規制には反対 
出来るだけ 個人の自由に任せろ というスタンスだ 

作者・奥田英朗は昭和34年生まれらしいから 学年は僕の2年下 
全共闘世代は10年位上になるのかな 
 学生運動なんて 学生時代にかかった 麻疹みたいなもの
 殆どの人が 就職したら 簡単に転向して 体制側に寝返る 
 信念を貫いて戦い続ける人なんて 誰もいない
彼も そうした時代の流れを感じつつ 青春時代を送ったのだろうな


というわけで 読み進めるに従い 主人公・上原一郎にはシンパシーを感じた

一郎は 筋金入りの元過激派だが こうした運動の限界や欺瞞を理解し 
そこから離れて 生活しようとしている 
しかし 彼を 彼の名前を利用しようとする輩が 次々と現われ 
東京でも 西表島でも 事件に巻き込まれてしまう 
一郎自身 運動から離れたといっても 根底に流れるのは反国家 反権力という考え方だから 
問題を理解すれば 爆発的な行動力 時には暴力で それにぶつかって行く 

この小説では そうした問題を 息子・二郎の視点から 
いじめや淡い恋心といった 二郎自身の問題 
母・さくらの過去、姉・洋子の不倫(?) などの問題を絡めながら
圧倒的な筆力で書いている 

マスコミや 市民活動家に対する批判なども ところどころに織り交ぜてあって
これも 結構面白い 



文庫版では 東京時代の第一部が上巻 西表島に転居しての第二部が下巻 
結構な長編だが ぐいぐい引き込まれて 一気に読んでしまった 

自分自身の現在を 情けない と思いつつも
長いものに巻かれ 自分の意見を主張することも出来ないまま 
世間に流されてしまっている 大人のためのヒーロー小説 ファンタジーです
当然 好き嫌いはあるだろうけど 面白い小説です



昨年 映画化されていますが 観ていません



post by aozora

16:34

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クリスマスの本

2007年12月22日

クリスマスや サンタクロースを テーマにした本は 本当にたくさんあります
このシーズンは どこの本屋さんでも フェアを行っていますよね 


メジャーなところでは 
 ディケンズ   「クリスマスキャロル」 
 O・ヘンリー  「賢者の贈り物」 
 P.エヴァンス 「クリスマス・ボックス」
 村上春樹訳で話題になった オールズバーグ 「急行 北極星号」
 てるおかいつこ 「サンタクロースってほんとにいるの?」 
などなど 
これらは どれも素敵な本です 

クリスマスや サンタクロースをテーマにした本は 
やはり日本人作家よりも 欧米の作家の作品の方が 
数も多いし 内容も多彩で 面白いですね 
元々が キリスト教の行事なのですから 当然なのですけど...


でも 僕が一冊選ぶなら やはり
「サンタクロースっているんでしょうか?」 
 
1897年に ニューヨーク・サン新聞に掲載された社説が そのまま本になったもので 
8歳の少女の質問に答える形で サンタクロースが本当にいる事を説明しています 
かなり有名な本ですから 読んだことがある方もたくさんいると思いますが 
もし 読んだことが無いのなら 一度 読んでみてください 
たまに こういう本を読むのも 決して悪くはない と思います


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僕が持っているのは 1979年発売の版で 
表紙のサンタクロースの絵は もっと優しい顔をしています 



post by aozora

17:38

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古本屋で見つけた  『雲の上はいつも青空』

2007年12月19日

明日発売予定の コンサドーレ札幌J1復帰への軌跡 が もう 並んでいるかもしれない と思い 
仕事中に 地下街オーロラタウンの 紀伊国屋書店へ行ってきた 
残念ながら まだ 店頭には並んでいなかったが 
「古本文庫やさん」 というフェアをやっていたので のぞいてみた 


このフェアでは 絶版になった稀少本を中心に 文庫の古本が置いてあり 
値段も押しなべて定価以上 
おっ これは と思うような本には 当然ながら 2~3000円の値段が付いていた
よしもとばななの 「キッチン」 が 680円なのはどうかと思ったけどね 


ブック○○や ブックス○○など 最近の古本屋さんでは
古本屋とは言っても 比較的新しい本しか 置いておらず
値段も 定価の半額程度 が中心だけど 
本来の古本屋には こんな本がたくさん置いてあった 
現在 手に入りにくい本は 当然定価より高く
人気作家の初版本なんかには かなりの高値が付けられていたものだ 



ここで見つけたのが 福田みな子著  『雲の上はいつも青空』
昭和63年8月発売の 中公文庫で カバーに印刷されている定価は 340円 
今回の販売価格は 680円 
しかし 値段なんて関係ないよね この場合 
速攻 購入しました 


このブログと同じ題名の本があるなんて 全然 知らなかった 
早く 読まなくては 


ちょっと 嬉しかった 


けど 面白くなかったら ちょっと困る


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post by aozora

21:18

本の話 コメント(2)

『しゃばけ』  畠中 恵

2007年11月26日

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薬種問屋長崎屋の若だんな 一太郎と 彼を取り巻く 妖(あやかし)たち のお話しです
妖怪変化が登場するお話なのに おどろおどろしいところが無く
むしろホノボノした雰囲気があります 
幼少時から病弱で すぐに寝込んでしまうくせに どこか飄々とした性格の 若だんな
妖たちのキャラ設定も どこか憎めない 可愛らしい雰囲気です 

文章も難しいところが無く 時代背景なども特に関係なく読み進められるので 
サクサクっと読み終えました 

その分 ミステリーとしては物足りなさが..... 

最後の展開も どうかな .....と 


まぁ この本はしゃばけシリーズの最初のお話で 登場人物と背景の紹介がメインという事でしょう 
60分のテレビドラマの第一話という雰囲気です 
シリーズ合わせての作品として評価すべきでしょうね 


 
眷属(けんぞく)や付喪神(つくもがみ)という呼称が出てくると思い出すのが 陰陽師の安倍晴明 
夢枕獏の小説 『陰陽師』 で一躍有名になりましたよね 
安倍晴明は 式神を使って 様々な事件を解決していきます
しかし どちらにも人殺しなどがあるにも関わらず 小説の雰囲気はかなり違います  
主人公である安倍晴明と 長崎屋の若だんなの キャラクターの差が 大きいかな  





と ここまで書いたものの エントリーしないまま 1ヶ月ほど 非公開で放置してありました 
理由は... 何となく...物足りない... 本の内容も この文章も... です


で 先週から テレビで始まりましたね 
初回は2時間スペシャル 
いい線行ってたとは思うけど 本を越えているかと言えば それは無いな 


大店のお金持ちと 貧乏な庶民の差 
人間と妖  どっちつかずの若だんなの 奇妙なバランス 
人間と妖たちの 感覚のズレ
そうした微妙なところを テレビで表現するのは難しいのだろうか 
それとも僕が 映像から読み取れなかっただけかな? 

本のラストに満足しているとは言えないけど 
テレビよりは 数段良い と思った



ところで 
本の出だしは 足元だけをぼんやり照らす 薄暗い提灯の明かりしかない闇の場面なのだが 
昔の映画ならともかく 今のテレビでは そんな暗い闇を映すわけにはいかないようで 
あれでは 闇の怖さが なかなか伝わってこないだろう 


闇の怖さ = 妖怪の怖さ


夜も煌々と灯りがついて 闇が無くなった現代 
真の闇が拡がるのは 人の心の中
心に拡がる闇の中で 怪しく蠢く 妖怪たち 
げに恐ろしいのは 人間だ 
 


post by aozora

15:30

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『海ちゃん、おはよう』   椎名 誠

2007年11月20日

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椎名 誠 の私小説  若いお父さんの子育て奮闘記です 
1985年に出版された 『岳物語』 では 長男(弟)の子育てと成長が書かれましたが 
この本では 著者の結婚と 長女(姉)の誕生 初めての子育て が書かれています 


この本を読みながら 息子が産まれた時のことを 思い出しました 

僕が26歳で 妻は22歳になったばかり 
右も左も分からなくて 試行錯誤しながらの子育てだったけど 
毎日が本当に楽しかった

壊れそうな新生児を 初めて抱いた時のこと 
初めてお風呂に入れた時のこと 
二人のおばあちゃんの 静かな孫の取り合い(?) 
僕の退職 アルバイト 再就職  
乳児保育園に預けながらの共働き お迎え  

この本に書かれているエピソードと同じような事もしていたっけ 
みんな 同じようなことを感じながら 子育てしているんだなぁ 
と 自分と重ね合わせながら 懐かしく思い出しながら 読みました


“二度目の文庫版のためのあとがき”で 著者が書いていますが 
「今思えばあの頃からぼくは少し大人になっていけたのかな、と思う。自分たちがつくり出した新しい命のためにずんずんとまっすぐ力をこめて毎日の生活に進んでいこう、という気持ちにはじめてなった。そういう意味で、子供は親を育てているのだと思う。」 
これは 本当にその通りだと思います 


椎名誠の文章は 決して上手くはないが 
ちょっと読めば すぐに椎名誠だと分かる 味のある文章です 
音楽だと この声は このメロディは 誰某だ と
すぐに分かるアーティストが 結構いますけど 
小説だと珍しいですよね 
この本は そんな椎名誠の文章と 本の内容が合致して 
なかなか良い雰囲気を かもし出しています 

 
子育ては 楽しそうだな 
子供を作るのも 悪くないかな
もう一度 子育てしたいな と思わせてくれます 




post by aozora

20:04

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『かもめ食堂』  群 ようこ

2007年11月14日

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ご存知 映画 『かもめ食堂』 の原作で 映画のための書き下ろしです 
片桐はいりのエッセイ 「わたしのマトカ」 も面白かったし 
しばらく文庫には なりそうにないので 単行本で買ってしまいました 



世の中には 知らなくても良いこと 知らない方が良いこと がある 



映画を観て いろいろと疑問に感じたことの答えが ここにあります 

何故 サチエさんは フィンランドで食堂を始めたのか 
何故 かもめ食堂にお客が入らなくても 生活できていたのか 
何故 ミドリさんは フィンランドへ行ったのか 

3人の女性が 日本にいた頃の物語がメイン だと言っても 過言ではありません



映画には登場しないエピソードも たくさんあります  

かもめ食堂を狙っていた 泥棒たち 
マサコさんが森で食べた 毒キノコ 
サチエさんは38歳で ミドリさんは40過ぎ マサコさんは50歳 


映画にしか登場しないエピソードも たくさんあります 



読み終わって 感じました 

群ようこは やっぱり 群ようこだ



それにしても 映画の脚本を書いた 荻上直子監督は すごい  

本と 映画の雰囲気は かなり違います 
どちらが良い というものではないのでしょうけど 
今回は 先に映画を観て 良かったなぁ とつくづく思いました





post by aozora

20:28

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『わたしのマトカ』  片桐はいり 

2007年11月14日

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映画 『かもめ食堂』 のロケは フィンランドに1ヶ月滞在して行われました 
帰国後 出版社の勧めで 片桐はいりが初めて書いたエッセイです 
僕は あまりエッセイは 読まないのですが 映画が面白かったので 
店頭で この本を見つけたとき 迷わず購入しました 
この本も なかなか面白く 一気に 読み終えました


「マトカ」 とは フィンランド語で 「旅」 のこと 
片桐はいりは 旅が 好きなようですね 

この本のなかでは 撮影中のエピソードだけでなく 
ロケが終わった後の ファーム・ステイ体験 
日本に帰国した後の 肉体ではなく 心の時差ぼけ事件 
さまざまな旅のエピソードが紹介されます 

その中でも 旅先で購入した 現地時間に合わされたままの 安時計に囲まれ 
「今もわたしの部屋では、
 世界のあちこちで集めた贅沢な時間たちが、それぞれの時を刻んでいて、
 それを眺めるたび、わたしの時間も少しだけ優雅になる」 
という感性は素敵です 


それにしても 一人で 何処にでも 行ってしまう行動力は すごいなぁ 
感心してしまうし 羨ましい 



片桐はいりは 食べる事も大好きなようです 
映画食堂同様 この本の中にも 美味しそう(?) な食べ物がたくさん出てきます 

フィンランドの“おふくろの味” シナモンロール
塩とハーブの真っ黒な飴 サルミアッキ  
ブスなうえに乱暴なお酒 サルミアッキ・ウォッカ
1リットル単位のバケツで買う イチゴ や ベリー類 
生で食べる さやえんどう や にんじん  
どこにでも出てくる じゃがいも マッシュポテト 
夏の大イベント ザリガニパーティ 
リンゴンベリーのソース(ジャム?)をかけて食べる トナカイ肉 
豚の血が入った 黒ソーセージ


森と湖の畔 青空の下で食べると なんでも美味しそうだけどね



初めてのエッセイということですが 
文章は読みやすく 文中に出てくる比喩 表現も素敵です 
『かもめ食堂』 の映画が好きな方には お勧めの一冊です





フィンランドロケは 2005年の夏 
映画のための書下ろしである 群ようこ著 「かもめ食堂」 が出版されたのは 2006年1月 
映画の封切は 2006年3月 
この本の出版も 2006年3月 
2冊の本は いずれも幻冬舎 
全く 商売 上手いぜ 



(私信)
ダビ子ママへ 
DVDお返しするときに この本も持って行きますね


post by aozora

00:00

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はじめての文学 ~ 全12巻 完結

2007年10月28日

著者自身が 小説初心者向けに 自分の作品から選ぶ アンソロジー 
文藝春秋社発行 「はじめての文学」シリーズも 
今回の 林 真理子 で 全12巻完結しました  


12人の作家と それぞれの帯に書かれたコピーは 次のとおり

村上春樹           世界のハルキと出会う。
村上龍       龍から生きる勇気をもらう。
よしもとばなな   ばななのやさしい気持ち。
宮本輝       少年の輝きと青春の哀歓を描く。
宮部みゆき     物語の迷宮にさまよう楽しさ。
浅田次郎      心をひらく。小説のふしぎな力。
川上弘美      小さな物語の大きな楽しみ。
小川洋子      静けさをたたえた世界の美しさ。
重松清       何度でもくりかえし読みたい。
桐生夏生      キリノの毒にしびれてみる。
山田詠美      こわくて愛しい、少年少女たち。
林真理子      女の子だったら、きっとわかる。



このシリーズの収穫は 

これまで読んだ事の無かった作家の作品や 
以前のイメージだけで 久しく離れていた作家の作品に 触れる事が出来たこと 

昔の大作家の文学全集ではなく いま現在活躍している作家が 自ら選んだ作品集で 
彼 彼女は どの作品を選んだのだろう? という発見の楽しみがあったこと
 
やっぱり こんなもんか という作家もいれば 
ほう こんな作品を こんな作品も 書くんだ という作家もいて
なかなか 面白く 楽しいシリーズでした 


個人的には 川上弘美 と 山田詠美 が収穫だったな 
川上弘美も 山田詠美も 別な作品を読みたくて すぐに 本屋さんへ走ったもの


活字は大きめで 難しい漢字にはルビがふってあります 
短編中心の構成も 読みやすい 
中高生向けには 絶好のシリーズです




さてさて この12冊をどうしようかな? 
もちろん このまま 本棚に並べておいても良いのだが 
ただ 寝かせておくのは もったいない
近くの中学校の図書室にでも 寄贈しようかな 

 


post by aozora

07:33

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