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息子がサッカーを始めたのでサッカーを観るようになり、1997年のフロンターレ戦でコンサにはまりました。自分自身は全くの素人です。観戦はSB席。ホームゲームの半分はCVSやってます。
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2009年05月02日
森 浩美 と言っても 知らない人が多い と思う。 僕も知らなかった。 けど、トシちゃんの“抱きしめてTONIGHT”、SMAPの“青いイナズマ”“SHAKE”、ブラックビスケッツの“スタミナ”“タイミング”などを作詞した人だと聞けば、なんとなく イメージが判ったような気になるのが不思議。まぁ、そんなのは こちらの勝手な思い込みでしかないのだけれど。 その 森浩美が書いた短編小説集です。 書店の店頭で平積みになっていて、結構売れているようです。 珍しく うちの奥さんが買ってきました。![]()
ストレートで ベタな 人情物です。 ベタベタと言っても良いくらい ベタです。でも、お年寄りが温泉ホテルの人情芝居や水戸黄門が好きなように、年齢をとると、たまには このようにステレオタイプな人情ストーリーも悪くない、と思える時があります。 作品のレベルは 決して高くはないです。 どれもこれも どこかで読んだ事があるような、観た事があるような ストーリーばかり。意外な展開も無ければ ひねりも無い。でも、だからこそ 安心して読めるというところもあります。 若者が勉強の合い間に マンガを読んで気分転換するように、おじさん、おばさんは こうしたステレオタイプな人情物を読んで 気分転換するのです。何も考えずに 素直にストーリーを追って行けば ホロリとさせられ、ホッコリさせられ、気分がリセットできます。 本業が作詞家だけあって、言葉の使い方は上手いです。 テンポの良い文章、センスの良いセリフ、読みやすいです。 でも、人情物が読みたければ、もっと面白い作品は たくさんあります。 この作品集も 悪くはないけれど、二度は読み返さないな。
2009年05月01日
ドイツでは 200万部を越える大ヒットで、 既に映画化が決まっているそうです。 上中下3巻で 1600ページを越える大作です。![]()
' 注意! 初っ端から ネタバレ満載です。
これから読もうと思っている方は ご遠慮下さい。 '
人間の身体は 60~70兆個の細胞で出来ているらしい。 海の中に住む単細胞生物は 人間が誕生するよりも遥か昔から、それこそ 地球が誕生して間もなくから 存在しているわけだが、その単細胞生物が 有機的に且つ自由に合体、分離できるように進化し、数百兆個なのか 数千兆個なのか分からないが合体できるまでになり、長い年月の間に 更なる進化を遂げたとしたら、人間よりも遥かに優秀な知的生命体になっているかもしれない。 その海を汚し 環境破壊を続ける人間に対して、海に住む知的生命体は 遂に攻撃を開始した。 というお話しです。 専門的で難しい言葉や説明、理論が随所に出てきますが、分かったような気になって どんどん読み進めないと、3冊合計1600ページを越える大作は とてもじゃないけど 読みきれません。 そもそも この本の中に登場してくる理論はフィクションなわけですから、それを理解しても仕方ない。なんとなく 「そうなのかな」 と感じられれば充分だと思います。 まぁ、その理論が 読者に胡散臭く感じられるようなものであれば この手の作品は失敗な訳で、専門家が読めば とんでもない理論であっても、素人には 「なるほどな」 と思わせなければいけないわけです。その為には きちんと取材をして、最新情報を収集しないといけないわけですが、この本はその辺がしっかり出来ていて (4年かけて取材したらしい)、上巻・中巻辺りは なかなかリアルな迫力で 騙してくれます。 例によってアメリカの独善的で大国的なエゴが登場して周囲を振り回し、危機的状況に輪をかけるのですが、この辺はハリウッドでの映画化を意識した構成なのかなと感じさせ、少々マイナスポイント。 危機の大きさに比べて、その解決策が小さすぎ、その点も少々物足りないところです。あの一発で全地球の危機が去ったというのは納得できない。解決策の方向性はそれで良いとして、何ヶ月か 何年かかけて 次第に危機は収束した、という事なら 受け入れられたと思うのですけどね。 しかし、海を支配する謎の知的生命体と人間の対決、ダイナミックで迫力のあるエンターテイメント作品であることは間違いありません。 確かに冗長な部分がある事は否めませんし、読みにくい訳文である事も否定はしませんが、愛情、友情、家族、アイデンティティ、陰謀など、様々な人間ドラマも織り込まれ、充分に楽しめると思います。
2009年05月01日
愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。
ある中学校の女教師の娘が、勤務する中学校のプールで水死体で発見された。
果たして事故だったのか、殺人事件だったのか。
第1章は その女教師の告白。
第2章は 教え子だった女子生徒の告白。
第3章は 犯人の母親の日記。
第4章と第5章は 犯人AとBの告白。
第6章は 再び 女教師の告白。
以下、若干ですが ネタバレがあります。
面白いです、途中までは。 少々デフォルメし過ぎではないかと思えるようなキャラクターの連続、救いの無いストーリーの連続ですが、心理描写は薄っぺらで拙いながらもそれなりにリアリティもあり、その迫力に思わず引き込まれ、一気に読み進めました。 でも、第6章はいただけない。 リアリティも無ければ、倫理観の欠片も無い。 復讐の末にあるのは、新たな悲劇の始まり。 そこにあるのは狂気だけ。 そして、一気に冷める読後感。 ラストだけが 残念でした。
2009年04月25日
ダブル・ファンタジー と聞いて思い浮かべたのは ジョン・レノンの遺作となった オノ・ヨーコ とのアルバム あの名曲 スターティング・オーヴァーから始まって ジョンとヨーコの曲が交互に出てくるアルバムなのだけど 初めて聴いた ヨーコの曲には 度肝を抜かれた![]()
この作品にも このアルバムが登場する ちらっとだけどね でも それがこの作品のテーマであるらしい 奇妙なアルバムだった。二人の作った曲が交互に入っているのだが、レノンが息子への愛情をせつせつと謳いあげたかと思えば、そのあとにヨーコが、男に対するあからさまな欲望を喘ぎ声混じりで歌いだすといった具合だ。 当時はあきれて二度と聴く気になれなかったが、今になってみると思う。 どれほど愛し合っていても男と女はじつはまったく別のものを見ているのだという真実を、あんなにもくっきりと浮き彫りにしてみせたアルバムはなかったのではないか――。 (423頁)![]()
たしかに前半はこのテーマが生きている。 でも後半はねぇ..... あの後半にも このテーマは生きているのだろうか? 夫はセックスで妻を満足させられないコンプレックスを 妻の仕事を支配する事で解消しようとしたのだろうか 実際はそんな単純なものではないのだろうけど 後半の安っぽいストーリーを読まされると その程度だったのかな と思ってしまった
三大欲求というのがある 人間が生きていくために必要な 食欲 睡眠欲 性欲 のこと 食欲と睡眠欲は夫婦で異なっていても 大した問題にはならない 妻が大食漢で 夫が少食でも なんの不都合はないし 夫が寝不足なのに 妻が毎日8時間寝ていても 休日に一人で寝坊して 睡眠不足を解消すればすむ 夫は肉が大好きなのに 妻が苦手な場合 肉が食べたけらば 誰かと外で食べてきて というのはよくある話 ところが 性欲の場合 双方の欲望の量 性愛に対する考え方 セックスの好みが違うと 大問題 私はあまりセックスが好きではないから 適当に外で発散してきて という理解のある 夫 妻は 極めて少数派だろう 離婚原因が 性格の不一致という場合 その半数は 性の不一致なのではないのか と思うくらいだ
2009年03月21日
無人島に流れ着いた一組の中年の夫婦。
その後、アルバイト先を逃げ出した日本人フリーター 23名と
密航途中に捨てられた中国人 11人が流れ着くが、彼らは皆 男。
女1人に 男 30数人。
はたして どんなサバイバル生活が始まるのか。
以下、ネタバレあります。
読んでいて 違和感を感じるところが多すぎて、この世界に入り込めなかった。 仮にリアリティは無視して、お伽話を書きたかったにしても、無理がありすぎじゃないかな。 いろんな人物が登場するのだけど、魅力的なのがいない。 日本人、中国人、フィリピン人の書き分けも、ステレオタイプ。 ラストにしても とってつけたような終わり方だったし。 ところどころに面白いエピソードが出てきて、 それなりに読めるところもあったから 最後まで読み通せたけど、 何を書きたかったのか 最後まで よく判らなかった。 正直 今回はあまり面白くなかった、残念。 終戦間近の1945年から 戦後にかけて マリアナ諸島アナタハン島で 同じような事件が本当にあったらしい。 実際にアナタハン島にいたのは20代の女性1人と、男32名。 男は女を巡って殺し合い、最後に残ったのは19名。。。。。。 ネットでちょっと検索してみただけだけど、こっちの方がずっと面白そうだ。
2009年03月13日
インターセックスとは 半陰陽、両性具有。男でも女でもないが、どちらでもある人間のこと。 冒頭の産婦人科医の医療ミス裁判の場面から引き込まれました。 産婦人科医や小児科医の不足は 社会的な問題であり、そこには 過剰なまでに医師の責任を追及する風潮がある と思っているので、とても共感できました。 その後で、インターセックスの人たちの悲劇、現在も抱えている深い問題が 平易な文章で 判りやすく綴られるのだけど、僕の知らない世界、見ようとしてこなかった世界の話であり、大変興味深く、考えさせられながら 一気に読み進めました。 ただ、この本は 一応「衝撃のサスペンス長編」と謳っていますが、ミステリーとしては肩透かしもいいとこで、全然ミステリーになっていません。ミステリーを期待して読むと 正直 ガッカリします。 ミステリーとサスペンスの雰囲気を調味料とした インターセックスの解説書 といったところですね。 で、読み終えた後で 裏表紙近くに掲載されていた 『エンブリオ』の広告を見て、ああ この本の続編だったのだ と初めて気が付きました。どうりで サスペンス、ミステリーに膨らんで行きそうな部分や、衝撃的な部分を あっさり書き流しているのだな と気が付いた、というお粗末でした。 しかし、この本単体でも とても面白いです。 インターセックスの人たちは、症状の差はありますが、広義に見ると100人に1人くらいの割合で出現し、日本全国では100万人くらいになるのだとか。 100人に 1人というと、高校のときは1学年 450人でしたから、同期に4~5人いたのかもしれない。そう考えると とても大きな問題です。 スポーツの世界では、本当は男性だった という女性アスリートの話が 時々聞かれますが、あれはこういうことだったんだな、と納得させられます。 今までインターセックスに関心が無かった方には 是非読んでいただきたい本です。 この作家の本は『閉鎖病棟』に続いて2冊目だと思います。 『閉鎖病棟』 は 精神病患者を描いていて、これも とても考えさせられる本でした。 去年も 半陰陽がテーマの本を読んで、貞子を引き合いに出したような記憶があるな と思い検索してみたら、一昨年の 『樹の上の草魚』 でした。
2009年03月08日
いよいよ 始まった 2009シーズン。 ダヴィ2ゴールで 名古屋勝利。 山形は6点の大量得点で 開幕勝利。 ダヴィ、山形、おめでとう! 他人事ながら嬉しいよ。 広島も快勝で、昇格2チームは共に 勝利。 で、昨季J2 3位の仙台は 明日の対戦相手。 コンサは負けるわけには行かないぞ。 と 開幕前日も よその中継を観たり 試合結果を気にしながら 本を読んでいました。 野風さんからお借りした 佐々木譲です。 平常心が大切ですからね。![]()
以下、少々ネタバレあります。
道警シリーズの第3弾。 道警悪夢の一週間の2年後、洞爺湖サミットを数ヵ月後に控えた札幌で、新たな展開が起きる。 佐伯が追う事件と、津久井が追う事件、小島百合が追う事件、3つの事件が並行して進み、やがて1つに繋がって行くが、闇の奥には 更なる闇が広がっていた。 組織に潜む巨悪の犠牲になる 中堅幹部。 その巨悪に真っ向から立ち向かって行く 末端の警官の正義感。 それこそが 「警官の紋章」。 テンポの良い展開で ぐいぐい読ませます。 余計なエピソードや、少々都合の良い展開があるのは ご愛嬌。 面白いです。今日一日で一気に読み終えました。 ただ、すっかりシリーズ物になってしまった感があり、前2作を、特に1作目の「笑う警官(うたう警官)」を読んでいないと この本の面白さはわからないだろうし、終り方も次回作に続く という雰囲気で、少々中途半端。物足りなさが残ったことは否めない。 4作目が完結編になるのでしょうか。 ところで、佐伯と小島って、前作でも こんな関係になってましたっけ?
2009年03月05日
映画『おくりびと』を観た後で、文春文庫で読みました。 第1章 みぞれの季節 第2章 人の死いろいろ 第3章 ひかりといのち 『納棺夫日記』を著して の 4章からなっています。 第1章は、著者が思いがけず納棺の仕事に携わるようになり、様々な死、遺体と接する中で、周囲の反対に遭ったり蔑まれたり、大切な人に認められる事で納棺という仕事に誇りを持てたりと、著者が経験した様々なエピソードが語られ、映画のストーリーにかなり近い内容です。 第2章では、様々な遺体を扱う中で、死の向こうにある「ひかり」を感じ、次第に宗教に傾倒していく様が描かれます。 第3章は、仏教、特に親鸞を通して死を考える内容です。親鸞や宮沢賢治を中心に多くの宗教者や科学者の言葉が引用されつつ語られますが、主題となるのは絶対的な「ひかり」で、多分に宗教的、哲学的な内容です。 “『納棺夫日記』を著して”は、最初に『納棺夫日記』を出版した後の後日談ですが、第3章に続く内容です。 納棺夫(師)は生と死の間に立ち、その二つの間にある門を守る人。 映画『おくりびと』は 納棺師を通して 生を描きましたが、この『納棺夫日記』は 反対に死を扱っています。 同じ仕事を扱いながら、そこに流れるテーマ、目指すところは正反対でした。 本を読むタイミングというのはあって、同じ本を読んでも すんなり共感できたり、思わず反発したり、その時の環境や心理状態、体調などによって、感じ方は 様々です。 この本は かなり深いテーマを扱っていて、仏教用語が多く使われていますが、文章自体は平易で分かりやすく、共感できる部分、納得できる部分、考えさせられる部分など多々あり、それなりに面白く読める本です。 しかし、生に価値を見出し、現世利益を求める 俗人の僕にとって、開幕直前で なんとなく気分が高揚している今は、残念ながら この本を読むタイミングでは無かったようです。
2009年02月24日
「brother sun sister moon」 という映画がある。 13世紀のイタリアを舞台に、聖フランチェスコの半生を描いた、1972年のイタリア映画。 地主の息子が富も名誉も家族も捨てて 裸になって生まれ変わり、街の門から光り輝く世界に旅立つ時の 自らが十字架となったようなシーンは印象的だった。 僕はクリスチャンではないけど、自然を愛し、謙虚に慎ましく生きようとするフランチェスコの言葉には感動すら覚えた。 今でもとても好きな映画だ。 で、書店で見掛けた『ブラザー・サン シスター・ムーン』。 恩田陸の新刊。 恩田陸には裏切られる事が多いので、新刊を定価で買うというのに少々ためらいがあり、何度か購入を見送ったのだけど、映画と関係あるのだろうか、あるならどのように映画を扱っているのか、やはりどうしても気になって買ってしまった。![]()
以下、少々ネタバレあります。
高校も大学も同じ 男2人女1人の物語。 3人を繋ぐのは 高校時代に3人で一緒に観た「brother sun sister moon」であり、社会科学習の途中で偶然見つけた 空から降ってきて絡み合って泳ぐ蛇の姿。 “繋がっているけど 繋がっていない人たちの話”だ。 3人がそれぞれ主人公の3つの短編からなり、それぞれの進む道により、「あいつと私」(石坂洋次郎の本のタイトル)、「青い花」(Blankey Jet Cityの曲のタイトル)、「陽のあたる場所」(エリザベステイラー主演の映画のタイトル)という題が付けられている。 ストーリーというほどのものは無い。3人が各々の学生時代を淡々と語るだけ。 それは過去であったり現在であったりするのだけど、関連は殆ど無い。 過去を振り返る中で 一瞬 同じイメージを共有するが、それにも三者三様の思い入れがあり、決して同じものではない。 従って、これといったオチや結末も無い。 これから何か始まりそうな余韻を残して終るのだが、それも非常に微妙。 悪くないです。 淡く微妙な感覚が 一種独特な雰囲気を醸し出していて なかなか良いです。 でも、何かちょっと物足りなさがあり、評価も微妙です。 僕にも高校時代や 大学時代があり、この3人とは全く違うけど そこには僕なりに事件がいろいろあったわけなのだけど、青春の思い出は 甘酸っぱいのか ほろ苦いのか それとも酔わせるものなのか。 青春小説ではあるけれど、『夜のピクニック』 の続編などではなく、全く関係ありません。
2009年02月22日
昨日は選手もサポーターも天気に振り回され 大変だったようですね。 今日のプレシーズンマッチに影響が出ないよう、怪我をしないように願いたいです。 CVSリーダーは 札幌ドーム内を一周しながら 今シーズンの変更点を確認してきました。 いろいろ変わる所がありますので 当面 サポーターも観客もCVSも混乱する場面が多発すると思いますが、極力 皆様にご迷惑をお掛けしないよう 頑張りますので、よろしくお願いします。 今季の目玉は、、、、、 また 後日 改めて書きます。 さて、伊坂幸太郎。 今まで何冊か読みましたが、どれも それなりに面白い。 今回は 『チルドレン』 です。![]()
「そもそも、大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ」 型破れな家庭裁判所少年事件担当調査官である陣内の言葉。 そうなんだよね。 陣内が歌う Hey Jude が聴いてみたい。 明君の親父が歌う I Saw Her Standing There も聞きたいな。 5つの短編からなっていますが、全部関連したお話で、順不同の長編です。 面白かったです。