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息子がサッカーを始めたのでサッカーを観るようになり、1997年のフロンターレ戦でコンサにはまりました。自分自身は全くの素人です。観戦はSB席。ホームゲームの半分はCVSやってます。
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2010年09月07日
あの家本審判の独白が本になりました。 家本氏のインタビューを、サポティスタの岡田氏が文章にまとめる形になっています。 「私は私の立場をわかっています。私が私の言葉でどれだけ正しいことを言っても、どえだけ誠実に話したとしても、それは読者の方には届かないでしょう。ですから岡田さんの視点で、見たまま聞いたまま感じたままのことを書いて下さい」 (「あとがき」より)![]()
(目次) ウェンブリーレポート 序章 主審家本について 第一章 挫折と成長/支えてくれた人 第二章 自らのスタイルを確立する 第三章 日本における審判の立場 第四章 ウェンブリーでの経験 あとがき
正直、読みやすい文章ではないです。 特に第一章は 家本氏に共感できる部分、できない部分、自己満足なんじゃないの と反発を感じてしまう部分など入り乱れ、読むのを辞めようか とさえ思ってしまいました。同じ事を言っても 言葉の選び方や 言い方ひとつで受ける印象が変わってしまいますが、そういう損な性格なのかもしれません、家本氏。 ただ、第二章以降は そんな文章の読みにくさにも慣れてきて、内容の面白さに目が向くようになります。 審判が試合中に何を考え、どのように対処しているのか、どのような気持で試合に臨んでいるのか、プロの審判としての視点や哲学、トレーニング方法や身体の使い方、選手・クラブ・サポーターを含めたサッカー界のあり方に対する考察など、それぞれが具体的に詳細に語られ、なかなか興味深く 且つ深い内容でした。 この本を読み終えた後でも 家本氏を好きになれるかどうかはわかりませんが、少なくとも 信頼感は増すと思いますし、審判のジャッジに対しても これまでとは違った見方ができると思います。 審判だけでなく選手やサポーターも共に成長して行かないといけないのだ という事を感じましたし、いつか 講演会でもいいから 家本氏とお話できる機会があるといいのにな とも思いました。 コンサの選手達にも 是非 読んでもらいたい一冊です。
2010年08月31日
8月も終わるというのに 暑いですね。 我が家には 扇風機も無いので、風の無い日は堪えます。 この暑さの中、本田選手は何故 あのような服装で帰国したのでしょう?![]()
伊集院 静を 久しぶりに読みました。 伊集院 静といえば 『乳房』が好き、 『乳房』 といえば 夏目雅子、 夏目雅子は早世して、今の奥様は 篠ひろ子、 篠 ひろ子といえば 小料理屋の女将さん役、「時間ですよ」でしたっけ? 金妻シリーズもありましたね。 篠 ひろ子は 敬虔なクリスチャンだそうで、 この作品の主題がキリスト教なのは 彼女の影響 との見方もあるそうです。
夜鷹の女が産み捨てた男児が 浅草の侠客に育てられ、やがて闇社会を震撼させる暗殺者となる。神に祈りを捧げつつも、なお“親”のため人を殺し続ける男の生涯を描いた大河小説。 牡丹の女、観音堂、ライオンの舌、眠る蝶、竜の爪、ホットドッグ、羊の目、という7章から成る 長編というか 連作短篇集です。 冒頭の「牡丹の女」で一気に引き込まれます。 戦前、戦後の闇社会を舞台にした前半は面白いです。 さすが伊集院静、修羅の世界を描いても艶っぽいです。 惜しむらくは後半。 アメリカに舞台を移した頃からやや冗長、薄味になりました。 舞台を広げすぎたのでしょうか。 どれだけ人を殺しても 澄み切ったままの殺人者の瞳を 「羊の目」という言葉に象徴させていますが、田舎育ちの僕にとって 羊の目というと眠たそうにドヨ~ンとしているイメージが強いんですよね。 深く澄んだ瞳と言えばそうかもしれないけれど、何も考えていないような ガラス玉のような目 というイメージもあります。 単に 「迷える子羊の目」 という意味で使っているのでしょうが、それに“澄み切った、穢れのない”イメージを持たせる事に 最後まで違和感が残りました。 もしかして 「羊の目」 という言葉自体に 僕の知らない何か特別な意味があるのだろうか、と思って調べてみたら、大人のおもちゃが引っ掛かって来ました。 いくらなんでも これは関係ないですよね。
2010年08月24日
宮部みゆきとしては 久々の現代ものだそうです。![]()
読み始めたらすぐに心霊写真なぞ出てきたものだから、「あやし~怪~」の現代版か? と思いながら読み進めたのですが、予想とは全く違う展開。 本格ミステリーやサスペンスを期待した方には 肩透かしです。
読み終えて 装丁の意味がよく判りました。 装丁そのままの ほのぼのとした読後感の 温かい本でした。 厚い本ですが 一気に読み終え、読み終えた後は 癒されました。 爽やかな恋愛小説、青春小説的なストーリー展開に 物足りなさを感じる読者は多いと思いますが、僕は好きです。 登場人物も それぞれ個性的で魅力的で、共感できるものを持っています。 もっと書きたい気持ちはあるのですが、何を書いてもネタバレになりそうなので やめておきます。 単行本で 1,995円と 少々お高いのが難ですが、機会がありましたら 是非一度 小暮写真館にお立ち寄り下さい。 なんでしたら お貸ししますよ。
2010年08月04日
夏になると 太平洋戦争に関係した本が書店の店頭に数多く並ぶようになります。 単に戦争をテーマにしたエンターテイメントな小説もあれば、史実を地道に検証した本もあり、その軽重は様々だけれども、あの戦争があった事さえ知らない若者がいるこの時代、テレビでも書籍でもインターネットでもこのようなテーマで話をする事は大切だと思います。![]()
放送作家だった著者の小説デビュー作です。 放送作家だけに 作品の構成はしっかりしており、読ませ方がわかっています。 2009年 最高に面白い本大賞 の第1位だそうです。 こんな賞があるのを この本の帯で知りましたが、それだけの値がある本だと思います。
妻子のために、何としても生きて帰ろうとした ゼロ戦搭乗員のドラマです。 読み進めながら 途中で何度も泣きそうになりました。 あえて 作品の内容や感想は書きませんが(長々と書いたのだけど、消してしまいました)、読んで決して損は無い 一冊だと思います。 この本は 多くの参考文献を基に書かれています。 それだけに どこかで読んだことがあるようなエピソードが あちこちに出てきますが、そうしたマイナス面を補って余りある出来栄えとなっています。 ノンフィクションではありませんが、基本的に史実に基いて書かれているようですし、あの悲惨な戦争の一面を知るよすがになると思います。 太平洋戦争や特攻隊を知らない方、戦争に関連した本をあまり読んだ事の無い方にとっては、読みやすさも含めて 良い入門書となるのではないでしょうか。 また、戦争や特攻に限らず、戦前戦後における新聞などのジャーナリズムに対する批判、誰一人責任を取ろうとしない官僚主義に対する批判、戦後教育に対する批判など、様々な問題提起もなされています。 そうした点にも 同感できる部分が多々ありました。
2010年07月24日
何か訳の判らない曽田さんの絵が表紙になっていますが、本自体に描かれているのはシンプルな曽田さんの似顔絵イラスト。半透明のカバーに花の絵が描かれていて、カバーを掛けると上のようになります。 “はじめに”は 2009年11月29日の引退挨拶から始まります。 本文では 曽田さんがサッカー選手となり、いろいろと苦悩する中でミスターコンサドーレと呼ばれるようになり、怪我が続いて引退を考えるようになって、引退後に進む道までが、7つのエピソードと共に書かれています。 基本的には 人生やサッカーに対する 曽田さんの想いや考え方が書かれているのですが、そこは曽田さん、独特の感性、考え方、表現、文章です。 一般人として共感できる部分もあれば そうでない部分もありますが、そうしたものを全てひっくるめて 曽田さんですよね。 「未練はあるが後悔はない」 この言葉に彼のサッカー人生が凝縮されている事を改めて感じさせられました。
僕が初めて曽田さんに会ったのは 2000年の夏、彼が卒論の関係でCVSを体験しに来た時でした。 あれから ちょうど10年。 この本を読みながら ああ 僕も結構曽田さん(というより サッカー選手としてのソダン)が好きだったんだな、と。。。。。 エピソード7で あの動画の事が書かれています。 曽田さんへの想いが詰まった 本当に素敵な動画でしたよね。 この本は 明日25日の横浜戦、曽田キッチンでも販売されるようです。 明後日26日は、紀伊国屋書店札幌本店で 曽田さんのトーク&サイン会です。 発売当日に僕がもらった整理券は 51番でした。 レジでは言わないと整理券をくれませんでしたが、まだ残っているのかな?
2010年06月23日
2月の決起集会の時に 本人が 「今、本を書いている」 と話していたようですが、その本が やっと発売になります。 タイトルは 「生きているから生きてゆける」 。 帯のコピーは 「未練はあるが 後悔はない」。 7月15日から発売で、定価は1,470円。 現在、紀伊国屋書店札幌本店で 予約受付中。 7月26日(月)には 同店でトーク&サイン会が行なわれる予定です。
出版社の方の紹介文に 「エッセイと呼んでいいのか?何とも言えないところですが、とてもいい本です。“知的”であり“愛”があります。」 とありますが、いかにも曽田さんらしいですね。 楽しみです。
2010年06月05日
久しぶりに 新宿鮫を読んだ。 1冊読んだら 面白くて もっと読みたくなり、結局 3冊続けて読んだ。
最初に読んだのは シリーズⅧ 「風化水脈」で、Ⅶ 「灰夜」、Ⅸ 「狼花」の順。 「灰夜」と 「狼花」は いかにも新宿鮫らしいハードボイルドで、とても面白く、一気に読み終えた。 「風化水脈」は ちょっと変わった雰囲気で、淡々とした語り口に物足りなさを感じるファンは多いと思うけれど、深い余韻が残る小説らしい作品で、僕としてはこの3作の中では 一番好き。 新宿鮫の第1作は 1990年。 当時、鮫島警部は 30代後半だったように記憶しているが、単純に20歳も年齢をとったという事にはならないな。 晶との関係もなかなか進展しないし、せいぜい 5年経過くらいだろうか。 現在、シリーズⅩ「絆回廊」が 連載中なのだが、連載を読むのは面倒。 早く単行本にならないかなぁ。
2010年05月27日
とっくに映画化されて レンタルDVDなんて準新作扱いになっているのに 今更という感じだけど、100円コーナーに 上中下3巻揃ってあったので 買ってきた。 映画は観ていないし、特に本の評判やあらすじも見聞きしていなかったので、先入観無く 普通に読めた。 正直、面白かった。 息詰まるスリリングな展開の連続で、上中下3巻を 一気に読み終えた。 まぁ、一気といっても 3日ほど掛かったけど。
ただ、この類の小説はフィクションなのだから 反物質や マッハ15で飛ぶ飛行機が出てきても、ヴァチカンからローマを吹き飛ばすほどの威力がある爆発が上空で起きたのに 地上には全く被害が及ばなくても、そんなに高い上空から パラシュート無しで飛び降りたのに かすり傷程度で助かっても、そんな些細な事は気にしないのだが、あえて冒頭に 「イルミナティに関する記述もまた、事実に基づいている。」 などと書かれてしまうと、基本的に天邪鬼な僕は 「本当にそうなのか」 と思って調べてしまうのである。 イルミナティに関しては 諸説あるわけだが、秘密結社としてのイルミナティの誕生は 1776年というのが通説となっているようで、となると、ガリレオ・ガリレイは 1564-1642、ベルニーニは 1598-1680だから、年代的に合わない。 古典力学を確立し 近代物理学の祖となった イングランドのアイザック・ニュートンは 1642-1727、ファラデーの法則や『ロウソクの科学』で有名なマイケル・ファラデーは 1791-1867と、イギリスの代表的な科学者は ガリレオの後が殆どだから、いくら 秘密を保つためとは言え、イルミナティの象徴である焼き印に 英語を使うのも 無理があると思う。 まあ、調べるったって ネットをチョコチョコと検索するくらいだし、こんな事を調べるのも それはそれで面白いから、いいっちゃいいんだけど。 フィクションならフィクションだと書けばいいのに、あえて事実だなんて書くから ムッとするんだよなぁ。
2010年05月04日
ご想像の通り、タイトルだけで購入しました。 いま28歳の著者が、平成14年、大学在学中に発表したデビュー作。 収録されているのは「ハニィ、空が灼けているよ。」「青空チェリー」「誓いじゃないけど僕は思った」 の3つの短篇。 表題作の「青空チェリー」は「女による女のためのR-18文学賞」読者賞受賞作だそうです。
「青空チェリー」 “だってあたし十八歳。発情期なんでございます。” と始まるプチエロ小説。 この展開に共感する子は どれくらいいるのかな。 レディスコミックが あれだけ流行っているのだから、面白い と言って読む子は多いだろうけど、あくまで小説の中の話なのであって、現実の世界でこの展開は 引くだろうね。 でも、ストレートな表現は 男が読んでも結構エロいし、面白い。 「ハニィ、空が灼けているよ。」 日本人の平和ボケが叫ばれて久しい昨今、危機感の無い庶民の姿が 妙にリアルで面白い。 現実世界にあって これだけの情報規制は不可能だろうけど、自分の身の回りに起きる小さな変化に気付かず、或いは 気付こうとせず、自分だけは大丈夫と思う 庶民の姿は決して笑えない。 そうした無関心な庶民に突きつけられる現実が、戦争で精神を病んだ同級生であり、電報で届く赤紙であるわけだが、こうした近未来小説的な展開は 好きだな。 ただ、それらを底辺に恋愛模様が描かれるのだけど、その三角関係は みな優しすぎて面白くない。 「誓いじゃないけど僕は思った」 中学生の時の片想いを 今でも引きずっている大学生の物語。 きちんと告白できなかった片想いって 結構引きずるものだ。ここまで引きずるとちょっと異常というかかなり執念深いのだけど、時間の経過に伴って 思い出は美化されていくし、自分の中の想いも純化されていくからなぁ。 という事で 彼の気持ちには理解できる部分も多々あるのだけど、どこかで片想いを精算しないといけない。その積み重ねで、みんな大人になって行くのだから。 草食系男子は共感できる小説ではないかな と思いました。 ところで、親本となる単行本には「青空チェリー」「ハニィ、空が灼けているよ。」「なけないこころ」の3作が収録されていて、文庫化されるに当たって大幅に加筆、改編されたそう。それによって格段に進化したとの事だが、親本の方も読んでみたいものだ。特に、同じテーマでストーリーから全て書き直したという「なけないこころ」は読んでみたいな。
2010年05月04日
出張からの帰り、千歳から自宅に電話をかけると、出たのは緊張した声の義父。 「落ち着いて聞けよ。〇〇〇が交通事故に遭って、頭蓋骨骨折だ。」 一瞬 頭が真っ白になって、何も考えられなかった。 自転車に乗って横断歩道を渡る途中、交差点を曲がってきた車に撥ねられるという交通事故。小学2年生の秋だった。幸い大事には至らず元気に育ってくれたのだけど、ほんの一歩間違えばこの本の男の子と同じ運命を辿っていたわけで、決して他人事とは思えずに読み始めました。
かなり売れた本らしいですね。 そういう事は全く知らず、タイトルと表紙に惹かれて購入しました。 読んで良かった、と思えた作品でした。 ストーリーは特に凝ったものではなく、展開もシンプルで、余計なものは無いまま、予定調和というかほぼ予想通りの結末に至ります。 そこにこの本の良さがあり、だからこそ 多くの人に読まれたのだと思います。 特別な宗教色もなく、奇をてらうこともなく、大げさな演出もありません。 主人公が姉に想いを伝えるシーンも、すんなり受け入れられるようなものでした。 もちろん こんな事はあり得ないのだろうけど、これくらいなら あっても良いかな、あって欲しいな と思えます。 現世に未練を残したまま死んだ人の物語としては、小説なら『椿山課長の七日間』、映画だと『ゴースト』なんかを思い出しますが、その中にあって この本はなかなか良い作品だと思います。 ジュニア版もあるようなので、子供達にも読んで欲しいですね。 主人公が子供なので、難しい表現も無く、きっと共感できると思います。