2007年12月18日
石井ちゃんの計画
石井ちゃんは、この半年間というもの・・ ずっと計画を練っていた。 情報は、インターネットから。 そして、私宛に送られてくるカタログショッピングから。 後は、多分。 石井ちゃんの行動から。 この冬から一人暮らしをする石井ちゃん。 当時、まだ決まっていない頭の中のまっ白いキャンパス。 家具とか、家電とか。照明とか。ラグマットとか。 高校を卒業した石井ちゃんは、考える余地なくしまふく寮に入寮し。 あれよあれよと頑張っている間に3年という月日が経ってしまったのだ。 時には、黙ってソファーに寝ころがって、カタログからイメージを吸収し。 まわりがゲームで、大騒ぎしていようが、自分は集中してネットからイメージトレーニング。 最終的に、一人暮らしの物件を絞り込んでからというもの・・。 真っ白だったキャンパスに、色が付けられていったようだ。 最近では、物件の画像がネットから見れるようになったようで。 石井ちゃんは、契約しようかと迷っている物件をただただ眺めていた。 テーブルを拭いていた私にも「どうですか?この物件?」 廊下があって、間接照明があるマンション。 ステキじゃないのぉ? いいじゃないのぉ! 「フフン」もう契約が済んだ気になっていた石井ちゃんだった。 合宿が終わるまで、寮にいればいいのにと何故か優也くんと私でゴリ押ししたのだけれど。 昇格出来るかどうかの大きなプレッシャーから逃れるのは、 憧れの「一人暮らし」 それも、よくわかる。程なくして、決めてきちゃいました!と嬉しそうに石井ちゃんが私に言った。 「12月から引っ越します!いままでホントにありがとうございました!」 12月になって、納会もやったし。首からタオルをぶら下げて温泉に行くのかと見せかけて練習に行く石井ちゃんともよく会った。 ・・・・1日から入居できるんですけどぉ。まだ空っぽなんです。 なんだか寂しげに呟いていた石井ちゃんだったけれど。 8畳いあった一番大物のベッドも運び出されて、引越しが完了した。 石井ちゃんのイメージ通りの部屋を作ると試行錯誤している最中なのだろう。 祝 一人暮らし。 そんなこんなで、高原くんの引越しも完了して。 毎年の事だけれど、どことなくひっそりと・・ いや、違う!そうだ。今年は、ひっそりとなんて全然していないのだ。 なんたって、ユースが8名もいるんだから。 こうやって、一人一人送り出すのも悪くないと思うのだ。
posted by murano |12:37 | しまふく寮 | トラックバック(0)
スポンサーリンク