2005年12月10日

“5人”

「うたいびと はね」“4人”という歌をご存知ですか?
私は、初めて聴きました。

“納会”が終わって権ちゃんが「村野さんも一緒にカラオケいきませ
んか?」

と誘ってくれたのでホイホイとついて行きました。
タクシー2台に別れていきました。
近所のカラオケボックスです。

私とスタッフは遅れて行きました。もう先に権ちゃん、智君、剛君、
常君、は先に行って歌っていました。
部屋に入って割と直ぐにこの・・「うたいびとはね」“4人”が流れ
ました。剛君と常君の選曲で2人で。
すごく、すごく歌詞が心に染み渡りました。

なんだか、歌詞をきいていると同期5人(智君、剛君、常君
エビ君、カズ君)の関係にダブって聴こえて切なくなりました。
新川からご飯を食べに来てくれるようになって知り合った5人。
まだ、あどけなさが残る5人でした。
いたずらが、すぐばれてしまう詰めの甘かった5人。
(もうちょっと、うまくやればいいのにぃ!)と思っていました。

性格は、様々。マイペースな子、心配に為る程優しい子、純朴な子、
お調子者な子。人懐っこい子。

レトリバーの子犬のようにじゃれあい、それがこぜりあいになり
最後は笑ってる。
・・そんな事の繰り返しをたくさん見ていたので、いつの間にか
こぜりあいでさえも私もなんとも思わなくなってきました。

札幌に来て最初の1年は、彼等との接し方が全く掴めず、自信もなく
必要以上の言葉はうまく交わせないまま過ぎていきました。

2年目に彼等5人が加わった事によって大きく変れた切っ掛けを作って
くれた5人でした。
普通に話してもいいんだ。って。

彼等には、多分そんな意識等全く無かったでしょう。
だけれど、私には大きな大きな力を分けてくれた5人です。

去年の最後の夕食の話は私の以前のブログにも書いたように
去らなければならない彼等に切なさを感じていた日に
いつもなら直ぐにテレビをつける5人が「今日は音楽がいいっす。」
と言って、私がばかみたいに繰り返し流していた平井賢の
「思いが重なるその前に・・」でいいです。と言ってくれて。
(恥ずかしかったな・・)
5人並んで1年間ありがとうと言って黄色い紙袋に入った茶色い手袋をくれました。

お出かけの時に時々使いましたが、お茶を飲んだ時とかはずすと
無性に心配になって何度もバックの中を探します。
高校を卒業したばかりの彼等が私に元気とエネルギーをくれました。
お婆さんになってもバックの中を探すと思います。

エビくんは、カラオケにはいなかったけれど、剛くんと常君が2人で
歌ってくれた「うたいびとはね」は“5人”でした。

もう一度聴きたいので、近日中に買ってこようと思っています。

 

posted by murano |23:14 | 気持ち | トラックバック(1)

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/murano/tb_ping/39
この記事に対するトラックバック一覧
エリートか否か 【コンサドーレとブログ】

最近、就職活動をして色々考えてしまう。 世間的には一応エリートと思われている大学に通っているが、本人としては(おそらくうちの大学の学生のほとんどは)自覚がない。 一方、もう自分くらいの年になると、1人前の大人として社会から認識される(べきである)。 最近、よく思うのは、自分の年代の中で、というか社会全体として、思いやりとか、物事に対する姿勢について、すごく甘くなってるというか、ないがしろにされている部分がすごくあると思う。もちろん自分や周りを見ていて思うことなのだけれども。 能力のある人を、その能力を生か

続きを読む