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2017年04月27日

緩かったルヴァンカップ大宮戦

昨日行われたルヴァンカップ第3節大宮戦は、期待された結果を得ることができなかった。

試合開始から、大宮の選手にシュートをほとんど打たせることがなく、どちらかというと札幌優位のまま試合が進み、前半16分にGK金山から出されたロングパスを左WBの田中が受け、相手ゴール前に上げるとFW上原が折り返した。
そこに小野が走りこみ、見事な札幌ドームでの初ゴールが生まれた。

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極端な言い方をすると、「良かったのはここまで」という試合展開だった。

前半は、自分達のミスからピンチになっても、この日先発からCBの真ん中でプレーしていた河合が、きっちり守備をしていて危なげない状況が続いた。

先制点後も、大宮の攻撃の怖さは全くなく、ピンチは河合が最後のところで体を張って、シュートを打たせることはなかった。
そんな相手に対して、札幌はなかなか追加点を上げられないまま前半は終了したが、全く恐れる必要のない相手に思えた。

しかし、前半に相手の攻撃の芽を摘んでいた河合と、先制点に絡んでいた田中が負傷交代した後半は、チームとしての流れが悪くなったのか、大宮に攻め込まれる場面が多くなった。

試合を終わった後のデーターでは、シュート数は札幌6本に対し大宮12本と、倍も打たれている。
前後半の割合はわからないが、大宮のシュートの多くは後半だったのではないだろうか?

そんな後半劣勢な試合展開の中、後半39分にFW内村に代えてMF早坂を投入して、守備を固めたのだが、その1分後守備が耐えられなくなり、途中交代で入った大宮の瀬川に同点打を決められた。

同点になった時は、このまま逆転という大宮の勢いに見えたが、そこから札幌の反撃が始まった。
そんな中、一瞬オフサイドかと思われたが、ゴール前に抜け出してで受けたパスを、上原は先制点の時と同じように、後ろに折り返したのだが、後ろにいた荒野とは合わず、勝ち越し点を奪うことができなかった。
上原は後ろではなくゴールに向かって、シュートを打つべきだった。
あのシーンで、ほっとしたのは相手GKだったのではないだろうか。
あの位置に上手く抜け出したのだから、あそこで打たれたらGKは防げなかったと思う。

この日の上原は、先制点をアシスとしたシーン以外特筆すべきプレーはなかった。
あそこで決められれば、リーグ戦でも起用される機会が増えるのだと思う。

全体的に見て今の大宮では、今のままではリーグ戦では、このまま行ってしまうような気がする。
正直、札幌の方がしっかりJ1のプレーのしかたを理解していると思った。
それだけに、そんな大宮相手に1-1のスコアは、非常に不満である。
カップ戦で予選突破するためには、昨日のような緩い戦いをしているようであれば難しいと感じた。

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リーグ戦でも、大宮が昨日のような試合をするのであれば、札幌は確実に勝てると思えた。
心配なのは、「気の緩み」と昨日のような「弱い相手にこちらの戦い方もあわせてしまう」ということ。
大宮の前半のような戦い方の中では、3点は取っておきたかった。
ルヴァンカップは、昨日は引き分けたがそれでも暫定首位である。
残り3試合全力で戦って、予選リーグ突破を期待したい!

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昨日の試合、緩かったのは「J:COM札幌スペシャルデー」のため、ZAQがそれも2体も登場して観客を和ましたことにあるのだろうか?


posted by consa.kazu |09:12 | コメント(0) |

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