2007年12月02日
重圧
手が届きそうで、手をめいっぱい伸ばして指先を動かして、あと数ミリ。 その数ミリが、不安だっただろう。 もし、期限までに届かなかったら。 また、ゼロからのスタートになってしまうのだから。 大きな声で歌ったり、祈ったりしてくれるサポーターを喜ばせたい。 自分の人生の中で、起きるか起きないかの輝かしい事。 達成させたい。 試合の前日、パソコンの前での、大騒ぎ。 小さいパソコンの前で、肩と肩をひっつけて隣のチームメイトの体温で、少し重圧から解放されていたんじゃないかと思っていた。 今、自分が笑っていたら。 空気が澄んでいくんじゃないか。 同じ、重圧の中にいるから、重圧から逃れるすべを言葉にしなくても解っていて、あんな小さいパソコンの前にみんな引っ付いて座っていたのだろうって。 いいムードを本人達が、探してでも作っていたのだろう。 不安を言葉にするんじゃなくて。 そばにぴったりくっついてあったまる。 暗雲が差し込めて、勝てない時も。 ダイゴクンとしゅんピーを送り出す時の寒い時期のバーベキューとか。 もう一度。勝ち進む事の喜びと勝つことで集まるエネルギーを手の中に集めたくて。 彼らは、彼らが思いつく事全てを試していたのだろう。 しまふく寮の精鋭たちが、大きな成長を遂げることが出来た。 コツコツと最後まで練習をして、先をこされても腐らずに、それどころか励みにして、共に成長していった。 じゃれあって、笑いあって。大人になっていってる。 頑張れなんて、言った事ないけど。 あえて、このオフが始まるこの一番ホッとする時に言わせて貰う。 また頑張れ。 手が届いたね。
posted by murano |09:43 | 気持ち | トラックバック(1)