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2005年12月29日

アニキ

今年も終わってしまいますね。
年の瀬というのは、ホッとするよな・・やり残した事があるような。
気持ちばかり先にたってしまうような・・まだまだ・・慌ただしい年末です。

「今年はどんな1年だった?」毎年このやり取りを高校生の頃から変らず親友と交わします。
 電話や手紙やメールでやりとりしていても・・ついつい聞いたり、聞かれたりします。
「・・・今年はね。とても、とてもいい年になったけれど・・その分やるせなさや無力さを感じる事が出来た1年になったよ。」いろんな思いは全て宝物。
この先の原動力に変える事が出来る自分になりたい。

去年よりたくさん笑って、泣いたし。大きな声で喋れるようにもなれた。
自分の目でいろんな事をみたし、感じれた。

食料品をカート一杯買い占めて、寮にいて。小さい小さい世界。
でも、自宅で黙々と作業していたより大きな大きな世界になった。

大きな世界になった理由。
それは、寝起きからおやすみなさいまで共にみんなで暮らしたから。

大きなトラブルもなく、和やかに過ぎた1年。

12月27日の夜の便で権ちゃんが東京へと帰った。
夕方・・部屋の片付けを済ませて一人食堂のテレビを見ていたごんちゃんに
干し芋食べないか?と近寄り、取り留めのない話をした。
サッカーの事は解らないけど・・権ちゃんと取り留めのない話がしたかった。

彼はしまふく班長として完璧に寮をまとめてくれた頼もしい人でした。

大学から北海道へやってきて、在学中からコンサドーレにやってきた。
新川食堂で初めて会った。その頃金子君も来たばかりで昔から知り合いだった
ようで、よく2人で来てくれた。

品が良くておっとりとした印象の二人でした。
私が作るご飯は、和食が多い。権ちゃんは和食が一番好きです!って言って
くれて、体にいいからと「テンペ」を出しても「ここでは食べた事ないものも
でて勉強になります!」と励ましてくれました。

だから、試食は権ちゃんに出し易かったのです。

大学から5年間・・札幌で過ごして友達も札幌で沢山できた事でしょう。
きっと高校を卒業して札幌に来たときは、もっとあどけない顔だったでしょう。
いつのまにか、しまふく寮では「アニキ」
納会の時にみんなが権ちゃんの事を「おにいちゃんみたいでした。」
と言っていました。

 夏に怪我をした時、ソファーでトレーナーが治療していた時、痛みで汗を
流しながら、翌日も時間より早く待ち治療を施されていました。
ソファーは汗でびっしょりでした。


かなり年下の権ちゃんですが、私も頼りにしていたので彼を玄関で
送り出す時も、グッときてしまいました。
文章にしてよいものだろうか・・とも迷いましたが、素敵な一期生達は
誰一人とっても私の世界を広げてくれた恩人達です。

来年は・・もっと頑張ろうって思います。
・・だから、年末の今は気ばっかり慌ただしくて脱力してていいかな・・
なんて自分を甘やかしてます。


一見うまくいかない事が実は成功のきっかけに変る事はあるよ。
変えられるのは、権ちゃんなんだよ。
・・権ちゃんは解ってるんだよねぇ。

自分らしくって難しいよね。

posted by murano |23:25 | 気持ち | トラックバック(4)