スポンサーリンク

2005年11月20日

★未だ、力が足りないんだ!

コンサドーレ札幌3-3京都パープルサンガ

昨日はすんなりモギリを通過できました。モギってくれた少年よ、ありがとう。もっと思いっきりスマイルを返しておくべきだったと悔やんでいるヨートクですこんにちは。

さて、昨日の試合。
まずは清野にお礼を言いたい。
お前のお陰で競った展開を堪能することが出来た。ありがとう。そしてハットトリックおめでとう。

他の選手達も、かなり頑張ってたよね。気合を見せてくれた試合として、今季のトップ3に入る試合だったのでは。ありがとう。お疲れ様。

・・・で、この流れならここから絶賛の文章を読めるかと期待した人がいたとしたら、残念ながらそうではありませんので今の時点でページを閉じてしまうことをお勧めします。

いやあ、まあ、とにかく昨日は衝撃だったですよ。
恥ずかしながら、これほどとは思ってなかったんですよ、札幌の未熟具合が。形として3位争いを演じることができているのは多分に偶然の産物であるとは思っていたものの・・・。
京都のチームとしてのあまりに高い完成度を見せ付けられて、白熱するゲームの展開とは別に、私のテンションはすっかりダウンしてしまいました。つまり、札幌はJ1昇格を争うための土俵にまだ立てていないな、と。京都とはまるで次元が違う印象。

チームは生き物ですからして、出来のいい試合もあれば悪い試合もあり、昨日の出来だけで判断することは出来ない部分もあるんでしょうが、それにしても両チームの動きの質にあまりに差があると感じました。
京都は、攻撃に関して動きに全く淀みが無く、スムーズにボールと選手が連動し続ける。札幌のサイド深くでフリーでボールを持ち、余裕を持ってセンタリングを上げるシーンが一体何度あっただろうか。逆にボールを奪われると瞬時に自陣へ戻り、一瞬で綺麗な陣形を整えて敵の速攻を許さない。
その様は、日によっての出来、不出来とは別の、監督による明確な仕込みによるオートマティシズムだと思うのですよ。

一方、我らが札幌はどうか。
清野の先制点の流れのように、時折素晴らしいボールと選手の連動を見せはするものの、それはあくまでもその場その場での選手の閃きと幸運に頼った動きではなかったかと。どこへパスしようかと迷い、オロオロと最終ラインでボールを回してみたり。せっかくボールを奪って逆襲に転じても、ドタバタとぎこちないパス回しで自ら速攻のリズムを削いだり。
思えばウチの選手は毎試合のようにポジションを換えてやりくりしなくてはならなかったんだから、クオリティの高い連携なんて期待する方が間違いか、なんぞと思ってみたりもなんかして。
そもそも、単純に選手個々の技術はやっぱり低いし。

最初に書いた通り、選手たちは根性を出して頑張っていた。でも、だからこそ技術、戦術の拙さが浮き彫りになってしまった印象。
それでも清野のミラクルな連続ゴールが爆発して、スコア上は激しく競り合ってのドローなのだからサッカーはわからないね。

可能性があるのならば、それを掴むために全力で努力して欲しい。
しかし、その掴もうとしているチャンスは、今の札幌にはあまりにも不釣合いな権利であり、「それが欲しい」などと宣言するのは全くの身の程知らずな行為だ。
・・・そんな事を、昨日の試合中はグルグルと考えてしまったのでした。

だからといって、「もう一年J2に留まるべきだ」とまでは言わないけどね・・。


posted by ヨートク@AGRE |15:50 | コンサ戦記 | コメント(2) | トラックバック(0)