2008年10月20日
優しい振る舞いは出来ない
2008 J LEAGUE DIVISION 1
札幌 0-2 柏
試合自体は、まあまあ頑張ってくれてたのかな。
でも死に物狂いというほどではなかったね。
後半の砂川とクライトンあたりの必死さは伝わってきたけど。
雰囲気的には普通に負けて、選手、観客の多くが淡々と受け入れていたように感じます。
かく言う自分も淡々な一人。大きな怒りも無く、大きな悲しみも無く。
それでも、最初に降格したあの12月6日、マイナス5度の雪がちらつく室蘭では涙を流してコンサドーレコールを叫んだ一人だったんですけどね。
三度目ともなれば単純に慣れるし、色々大人になった目には、昔は見えなかったものも見えるようになってしまいました。
降格は当然。
できるなら、その、当たり前の予想を覆す活躍を見たかったし、三浦監督にはそれができるのではないかと期待していました。
今こうして降格が現実になった時、残念で悲しくはあるけど、それは十分過ぎるほど予想されていたということ。スタジアムで涙が流れたり、HFC、チームに対して激しい怒りを感じたりというほどではない、というのが正直な気分ですね。
さて、試合後。
挨拶にやって来た選手達に、どんな態度を示すか迷いました。
「お疲れ様」の意味を込めて拍手したい気持ちは大きかったけど、何しろ降格というJ1チームとしては最悪の結果を出してしまった直後です。
チームは残留のために全力で取り組んでいてくれたはずだし、我々もそれを第一に願っていた。その目標が敗れたにもかかわらず、それまでと変わらず拍手をしていたら、極端に言えば「J1残留をしようがしまいが観客にとってはどっちでも構わないのか」ということになりはしないでしょうか。それでは逆に本気で残留を目指していた(はずの)選手達に対して失礼ではないのか。
私はそう考え、さりとて親指を下に向けながらブーイングを食らわすまではさすがに出来ず、結局腕を組んだまま黙って立って見ているだけでした。
選手の最後尾で一人、深々と頭を下げる大伍にはちょっとだけ涙が出そうになりましたが、ある意味嬉しくもありましたね。
あと、監督が即刻辞任を表明すると思い込んでいたので、引き続きベストメンバーで消化試合を戦うとの宣言にはちょっと驚きました。
USの居残りに対する村野さんの説明&社長の挨拶動画も見ました。
その二つの事柄について感じることは多かったですが、長くなるのでまた後日においおい。
posted by ヨートク |05:32 | コンサ戦記 | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:優しい振る舞いは出来ない
私も試合後はやけに冷静でした
拍手はせずブーイングもせず
黙って選手を見ていました
バックスタンドからもやじが飛びましたが
西の表情を見たら罵声を言う気にはなれませんでした
挨拶後ゴール裏で戻ってこようとしたのは西だったようですが選手を代表して話をするなら他のベテラン選手の役目ではと思いました
posted by SB| 2008-10-20 06:29
Re:優しい振る舞いは出来ない
多くの観客も、心の準備は十分に出来ていたみたいですよね。残された可能性を考えれば当然ですが。
>他のベテラン選手の役目では
イメージ的にはやっぱり大塚辺りが、希望的には砂川とか池内、上里とかにもあんな態度を見せて欲しかったですね。
posted by ヨートク| 2008-10-21 10:57