2008年10月23日
未だ暗闇の中
ニッカンの「オシム総監督決定同然」報道は当然のようにガセだった今日この頃、サポの皆様如何お過ごしでしょうか。 先日は三浦監督の「引き続きベストメンバーで残り5戦を戦う」旨の宣言に驚いた訳ですが。 でも自分としてはむしろ責任ある行動だと思えて好感度アップです。この期に及んで。w 監督に限らず政治家その他の場合であっても、責任を取って辞任、つー行動ほど無責任なものは無いと私は思ってます。 何となく世の中のムードに倣って「ダメなヤツは責任を取って辞めるべきだ」と考えているヤングがもしいるとするなら、即刻その考えを見直してみて頂きたい。ノー・アイディア宣言をぶちかましてギブ・アップするのならともかく、また、シーズンを終えてから辞任するのならまだしも、責任を取ると称してシーズン途中で職務を放棄するのはいわゆる敵前逃亡ってやつです。 ダメなヤツは自ら辞めるのではなく、雇い主にクビを切られるべきでしょう。 ・・・とはいえ、今回の三浦監督の場合、数日前に「シーズンが終わってからでは遅い。常識的な段階で(結論を出したい)」と語ったというじゃないですか。(by道新) それが報道の通りのニュアンスの発言ならば、もしかすると監督は自らの今年の職務はあくまでもJ1残留であると考え、降格が決定したならその時点で職務は終了とみなしてチームを去るのが道理・・・と考えているのではないかと予想しました。 あくまで「結果」を最重要視するのがプロだとするなら、それも有り得る考え方だと思えます。 でも三浦監督は自分からサジを投げなかった。 一体どーゆーことなのか。 上記の監督の発言はもしかすると辞任を示唆するものではなく、実はHFCに対して「俺の首を切れ」というメッセージなのかも!? そもそも雇われの身である三浦監督は「結論を出す」立場ではないですからね。 本人はあくまで雇われのプロ監督として、いつ何時でも首を切られる覚悟をしていると同時に、クビを宣告されない限りは全力を注いで契約期間の職務を遂行する、と考えているのでは。 ・・・いや、あまりにも当然の話ですが。 しかしながら成績は最悪。本来ならもっともっと早い段階でHFCが三浦監督の首を切って、新たな監督を据えるのが「常識」でしょうからして、三浦監督は、「自分から辞めることは無いが、この状態を客観的に見てシーズン終了前に監督を交代させるのがプロフットボールの世界の常識だよ」という意味合いを含めて発言したのかもしれません。 「いちいち去就について質問するけど、あんた達もプロの記者なら当然常識を判ってるでしょ?」と。 ところがどっこい、HFCは新監督を連れてくることはしなかった。正しくは「できなかった」ということかもしれませんが。 現社長の発言を額面通り受け取れば、去年の実績をかなり高く評価していると同時に今年の成績には情状酌量の余地が多いと考えているということですね。 クビを宣告されないならば、監督としてはこれまで通り、自らのポリシーに則って指揮をとる、と。 でも問題なのは、現段階で来期以降のチーム作りのビジョンがHFC内で意思統一されていないということ。 ご存知の通り社長は三浦監督続投派なようですが、村野GMは、柏戦後の居残り軍団への説明を聞く限りでは三浦監督&自身のクビを示唆しているように思えます。 強化部長はすでに来期の外国人獲得に向けてあちこち飛び回ってるようですが、それはつまりビジョンが決まっていないままの見切り発車での活動ということですね。 ・・・うーん、不安です。(;´_`) 最も問題なのは、来期のビジョンが不明瞭ゆえ三浦監督の扱いをどうするか未定のまま、いたずらに時間をロスしている(ように見える)ことですよね。 よーするに、目前に迫っている川崎戦を含めた残りの試合が全く無駄になってしまってはイカンでしょう! ということ。 三浦監督続投の可能性が高いなら現状のままでもいいでしょうが、クビの可能性が高いなら、このままクビ予定の人間に指揮させるのはどうなのか。 何となれば、コーチの誰かを監督代行に据えてHFCの来期を見据えた意向に則った指揮をさせる手もあるんじゃなかろうか・・・? 資格の問題もあるので、現実的にそれができるのかどうかはよく判らんけど。 ちなみに、例の村野GMの居残り説明では、「社長は就任したばかりでまだ何も解っていない人」なる発言がありました。「自分が今最もチームを理解している責任者である」とも。 ならば、もし村野GM辞任、三浦監督もクビ、社長は(HFC的に)素人、なんてことになると来期は本当にゼロからのスタートになってしまいそうで恐ろしいですよね。 チームの選手達も、HFCからクビを宣告する数はかなり少ないでしょうが、いい加減環境を変えようと考える者がボロボロ出てくるかもしれません。 いきなりリセットするようなことにはせず、これまでの蓄積を生かす形で、速やかに来期のビジョンを定めて欲しいものです。 ・・・それにしても、オシムが「やりたい気持ちはある」と言ってくれたのは嬉しいですよね。 ズバリ、「札幌の監督をやりたい気持ちがある」という意味だとするなら、その発言だけで私は満足です。w 何かの間違いで本当に就任してくんねーかなー・・・。
posted by ヨートク |09:51 | コンサ雑記 | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:未だ暗闇の中
監督の姿勢については、同感の考えです。確かに来期以降のコンサのビジョンがフロントの中では意思統一できてはいないと思います。ただ監督選びの段階で候補者が上げられていますよね。これはただむやくもに上げているのではないと思います。おぼろげながらでもこういうシステムでというものがあるのではと推測しています。それを基にして外人選手の獲得に動いているのでしょう。行動は早くしなければなりません。特に弱小チームにとってはね。
オシムの話は、本当に全くのガセネタだったんですか?
posted by otamaja| 2008-10-23 10:26
Re:未だ暗闇の中
無理だし
頭使え
posted by うjllっむぃ| 2008-10-23 15:22
Re:未だ暗闇の中
★otamaja さん
最速での降格はひたすら残念ですが、逆に考えれば全チームの中で一番早く来季への準備ができるんですからね。その利点を最大限生かして欲しいものです。
オシムについては、アマルへの打診は確かにあるのかもしれません。そうだとするなら札幌側からの意向は当然オシムの耳にも入っていることでしょう。オシム本人と直接話していないにしても。
でも、その段階で「就任が決まったも同然」と言い切るのは乱暴過ぎるでしょう。
現実的に監督をお願いしようとする相手に、この話に興味はあるか、来年の都合は空いているかと問い合わせるのは普通のことで、そのレベルの打診なら複数の候補者に同様に行っているんじゃないかと想像します。
いずれにせよ、決まっていないものをさも決定事項のように吹聴するのは、ガセ報道だと言っていいのではないでしょうか。
>うjllっむぃ
長文読破お疲れさん。
posted by ヨートク| 2008-10-24 07:19