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2010年11月06日

チーム編成ヴィジョン

久々のUPになります。
今期のゲームはネガティブなイメージしか持てず、ブログにもネガティブな話題しか乗せられそうもなかったので、やめていました。

さて、J1昇格がなくなり早くも来季のチーム編成の話が決まってきましたね。

去る人を惜しむこと・・・これはどの選手であっても同じです。
特にチームに愛着を持って支えてくれた選手の放出は、個人的には残念です。

ベテラン勢の去就が発表されました。
3人のベテランがチームを去ることになり、ユースから1名の若手が上がってきます。

来季に向けて早めに手を打つことはいいことだと思います。
いい選手を早めに獲得するよう動くことはいいことです。

ところで・・・
私のところにはTV・新聞・ラジオなどからの情報しか入ってこないので、なんとも言い切れないのですが、チームは来年、どんな編成をしようとしているのでしょうか?

私が知らないだけかと思いますが・・・
来季の明確なチーム編成ビジョンはどこかで示されているのでしょうか?
来季の強化費は縮減される?・・・と、報道では伝え聞きましたが、その中で来季のコンサドーレはどういうビジョンで戦うつもりなのでしょうか?
それによって、私のチームに対する観戦のしかたが変わってきます。

今期はけが人も多く外国人選手もほとんどおらず、若手主体のメンバーを見て柳下監督時代を思い出しながら見ていました。
「若手主体」というと聞こえがいいのですが、若手ばかりでは大学の強豪チームとなにか変わりがあるんだろうか?と思っています。

若手育成が今のコンサドーレの生きる道なのは理解しています。
しかし、プロチームの宿命としては「勝ちと(観客が見たいと思わせる)価値」が必要だと思うのです。
この2つの「かち」をチームはどのように捉えているのでしょうか?

正直言って外国人がいない、若手しかいないチームでは来季も昇格の可能性は高いとは言いがたいと思います。
そういう視点で見ることはできますが、スポンサーはどこまで付いてきてくれるのか・・・不安視してしまいます。

チームからは
「昇格を目指し、選手育成を図る」
という一貫した方針が出されていますが、J2降格後の閉塞感は否めません。

チームの主力に宮澤・古田・上里・岩沼がいるのはいいのですが、チームをまとめる存在がいないのではないでしょうか?
今年は結局、そこがなくて個の能力では他に引けを取らなくてもチーム戦としては負けてしまう・・・そんな状況だと思います。

J1昇格を果たしたときには、必ずチーム戦術の核となる選手が必ずいました。

2000年には野々村がチームをまとめ、エメルソンを中心とした戦術で勝ち上がりました。
2007年には大塚がチームをまとめ、ダヴィを中心とした戦術で勝ち上がりました。

つまり、ゲームをまとめるキャプテンシーの強い選手と、得点能力がずば抜けたFWがいるときに昇格をしてきたわけです。
(2006年には大塚とフッキという両方の要素を兼ね備えたシーズンもありましたが、この時は大塚の負傷とフッキの出場停止などの事態でチームがかみ合わなかったためかと考えます。)

来季、昇格を目指すのであれば、そのヴィジョンの中に
「チームの核(キャプテン)となる選手を誰と考えているのか」
(日本人選手)
「戦術(攻撃)の核となる選手を誰と考えているのか」
(限定しないが、おもに外国人選手か?)

その2点が示されれば、私はそこに大きな関心を持ちます。
今期ベテランを戦力外にして、少々年俸が高くてもポイントを絞った選手補強をしてくれるのであれば、昇格の本気度が本物だと考えますし、そうでないなら来シーズンも昇格を優先しない育成型チームなんだと考えます。

チーム事情など諸々のこともあるかと思いますので、「どっちがいい」ということは決してないのですが、来季のチーム編成を見て私はそのように判断したいと考えています。

posted by ykk-i |07:54 | 思いつきコラム | コメント(4) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:チーム編成ヴィジョン

強化費3億台で昇格はありえません

いい加減サポーターも成長しましょうよ

posted by 現実を見なければ| 2010-11-06 09:21

Re:チーム編成ヴィジョン

山形は強化費3億円台で昇格しています。

サポーターの成長とは“負け犬”になることではありません。

こんな感じ

 山形 2008 3.26億円 J2  2位 昇格
    2009 5.72億円 J1 15位
    2010 6.71億円 J1 12位

 札幌 2008 7.17億円 J1 18位 降格
    2009 6.15億円 J2  6位
    2010 4.53億円 J2 15位

posted by KI| 2010-11-06 12:04

Re:チーム編成ヴィジョン

レスが遅くなり、失礼しました。

>by 現実を見なければ さん
サポーターの成長というのは必要と思います。
現実的に昇格なんて言える額ではないことも理解できます。
この2行の書き込みの中から受けるイメージは、来季の昇格の可能性はない。
よって、昇格を期待するのは現実を見ない未熟なサポーターのすることだ
・・・と解釈しましたが、間違いないでしょうか?

現実的に見て、その意見に私も同意します。
ただ、私の場合はそこに追加して
「少ない予算の中にもチームとしての意地を編成面から見せて欲しい」という期待もあります。

プロサッカー選手(チーム)は見ている者に対して、時に夢を与えることも必要ではないでしょうか。
フロントは当然、現実的な補強を行わざるを得ないでしょうが、その中にコンサドーレの意地を見せて欲しいと私は願っています。

>KIさん
ご意見ありがとうございます。
「負け犬」という言葉・・・嫌いですよね~。
それって「最初から勝負を投げる」ということかと思います。
サポーターがそういう姿勢にはなってはいけないことに私も賛成です。

 ただ、現実的な見方をすると>現実を見なければ さんのようなご意見も当然かと思います。
 金をかければ昇格できるか・・・ということではなく、どういう目的で何に金をかけるかの見極めだと思うんですよ。
 将来に投資するのか
 即効的な投資をするのか
乱暴ですがお金の使い方は大きくこの2つに分けられると思うんです。
これは、どちらかを選ぶのではなく両方のバランスの問題だと思うんです。
コンサドーレは将来投資型のヴィジョンだと思いますが、将来のために今の足元を固める必要もあるのではないかと思います。

 先々ばかり見て、足元がおろそかなる。

以前の5段階計画のときは、そんな感じだったのではないでしょうか?
「勝利より育成」
もいいのですが、その1勝をいかにしてもぎ取るか?
その方法を知っているのは・・・若手だけでは無理と思います。

技術と戦術を教え、フィジカルを鍛えることは今の日本のコーチならほとんどの人ができると思いますが、ゲームの中にしか見つけられない答えを見つけられるのは経験を積んだ選手にしかできないのではないでしょうか?

現在サッカーは日々進化しています。
それじゃあ、引退した過去の名選手を監督に据えればいいんじゃないか?
と、思われるかもしれませんが、その場合は、世代が変わるとチーム(考え方や雰囲気)もがらりと変わります。その感覚が通じるかどうかがポイントかと思います。

お二人とも、どうもありがとうございました。

posted by ykk-i| 2010-11-08 19:24

Re:チーム編成ヴィジョン

誤解されたかもしれないので追記させてください。

無名の若手だけでチームを編成したら、強化費(トップチーム人件費)は3億円には届きません。それなりの実力の、若手・中堅・ベテランによってチームを編成するから3億円台になると思います。
3億円台でも、予算的に、J2では真ん中より上であると推定できますし、昇格不可能な予算ではないという意味で、山形を例に出しました。

つまり、[昇格争い]くらいはできるでしょ、ということ。

仮に育成に重点を置いたとしても、昇格争いというギリギリのシチュエーションで戦ったほうが得られるものは大きいと思うんですけどね。

posted by KI| 2010-11-09 10:31

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