2017年11月29日
陸王とコンサドーレ
毎週日曜、夜9時から放送されているドラマ「陸王」。 老舗足袋製造の中小企業「こはぜ屋」がマラソンシューズ開発に挑戦し、巨大シューズメーカーのアトランティス社に挑む物語です。 池井戸潤さん原作の下町ロケットに続く定番のドラマです。 https://youtu.be/jriQPE8vRZk この話を観ていると、 こはぜ屋=コンサドーレ アトランティス=レッズ等のビッククラブ に見えて、つい感情移入してしまいます。 会社経営は夢だけでは語れない。 選手も自分の人生を賭けてベストと思われる選択をする。 では、資金だけが全てなのか? いや、違う。 経営や生活がかかっている以上、まずはお金を考えるのは会社も選手も当然です。 が、一つの考え方として 仕事に求めるものは「お金」か「やり甲斐」か? という部分があります。 地方の中小企業では大企業には資金力では逆立ちしたって勝てない。 でも、仕事にやり甲斐を求めるなら十分太刀打ち出来るのです。 今、レジェンドと言われる小野伸二選手や稲本潤一選手が、地方の中小企業(コンサドーレ)を選んでくれているのは、まさにその点ではないでしょうか? 自分を必要とし求めてくれる企業に、現実的な年俸(=金銭)の額に自分の価値を反映させるのも良し、チームの目標に共感し自分と共にチームが成長する事に意義を感じるのも良しです。 選ぶのは選手ですし、チームの魅力を作るのはクラブです。 野々村社長が、こはぜ屋の宮沢社長と重なって見える事が結構あり、社長はきっとこういう苦労をしてるんだろうなと感じます。 チームに魅力があるから、ソンユン選手や福森選手は去年他チームのオファーを断って残留してくれたのだと思います。 過去にダヴィ選手が金銭を求めて好条件の海外チームに移籍しましたが、その後の彼はサッカー選手として幸せだったのでしょうか? ダヴィ選手の選択を否定するわけではないのですが、選手にお金は出せてもコンサドーレ程やり甲斐を出せるチームはそうないと思います。 コンサドーレは人と人(クラブ、スポンサー、選手、サポーター)の絆を繋ぐチームです。 これから本格的な契約更改の時期に入ります。 私は選手の選択は尊重します。 でも、コンサドーレは資金力は低いですがその分他チームにはない魅力を持ったいいチームです。 我々サポーターが試合でそれを証明しています。 サッカー選手として「やり甲斐」を選択してくれたら、クラブもサポーターもその選手を全力で応援していきます! 来期も地方の中小クラブの意地を一緒に見せてやりましょう!
posted by ykk-i |02:26 | 思いつきコラム | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年11月26日
残り2試合
今シーズンも残り2試合です。 報道では残り全勝して順位を上げることを目標にしているとか。 最後までモチベーションを保っていいゲームを期待しています。 それとは別に コンサドーレが8億円以上の増資との発表がされました。 現場とは別に社長はJ1定着の為、次々とチーム強化に動いています。 三上強化部長も来期の編成に奔走しているのではないでしょうか? しかし、ここに来て四方田監督の続投発表がないのが気になります。 今はシーズン中ですしリーグ戦に集中する為? という理由なら、続投なら発表出来るはずが、しないのはもしや? と、変な勘ぐりをしてしまいます。 ジェイ、チャナティップと、中心外国人の報道はあるものの監督が決まらないと編成もできないのでは? 監督続投か、それ以外なら安易な考えですが名塚監督?(妄想です) J1の戦いは今年始まったばかりです。 数年はチームのベースを変えずにJ1で戦えるチームの基盤づくりをして段階的に安定した戦いができるようにして欲しいのですが。 私は来年も四方田監督の続投、最悪でも戦術担当やヘッドコーチなどでチーム残留してもらうことに期待しています。 都倉選手の報道で、今回の彼の行動からチーム内の監督に対する求心力がどの位なのか気になっています。
posted by ykk-i |07:11 | 私的コラム | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年11月19日
チームがこれから目指すもの
今年のクラブ目標達成! J1残留はチームの念願であり、サポーターの悲願であったところです。 勝利&残留のビールは美味しいですね! さて、今年はあと2試合。 ジェイ選手の言葉では、チームはまだ2勝を目指すとのことですが果たして? 故障がち、疲労蓄積した選手に無理をさせるよりも、来期の戦力構想の試験として若手の起用、出番の少なかった選手の見極めなど色々とできる2試合です。 降格争いを抜け出した今、他チームよりさきに来期の編成を考えられます。 選手としても、来期のコンサドーレが何を目指すのかが見えないと、チームに残る、出ると言ったその選手なりの判断にも影響するでしょう。 コンサドーレで出場機会を確保できるか? チームコンセプトに自分は必要か? など、選手はこれから現実的に色々と考える事になります。 実際、昨年は生え抜きの堀米選手が出場機会を求めて移籍の選択肢を選んだのですから。 今年J1残留を果たしたのだから、来期はJ1定着? でも、それは『J1残留』という言葉を変えただけで、もっと具体的に目標順位を設定するとか、目標総得点数や失点、順位や勝点を具体的に設定するなどしないと、今期からの発展はないのでは? 恐らく選手たちも、そこが気になるところだと思います。 この先、選手の慰留や補強交渉でココが一番のポイントですし、可能ならサポーターにも具体的に示して欲しいところです。 目標がはっきりする程、選手、クラブ、サポーターの一体感が高まり、今期終盤戦のような相乗効果を生むことが、お金に頼らないクラブのより高いクラブポテンシャルを引き出し、より強い団結力や組織力を生み出すのではないでしょうか? 現実的に来期はJ1制覇!、ACL出場権獲得などという夢は、まだ実現できる力が無いことは皆んな知っています。 残留を決めて喜ぶ間も無くこんな話。 と考える方もいるかも知れませんが、他チームより二週間早く来期の編成に動き出せるアドバンテージをもらったのですから、せっかく手に入れた時間を無駄にしてはいけません。 最終到達目標ではなく、来期の目標、テーマをどこに置くのか?目標達成の為のチームコンセプトをどのように設定するのか? 次節以降、出来るだけ早い段階でそこが示せると、選手への素早いオファーや有力選手の流出阻止も可能になるのではないかと思います。
posted by ykk-i |16:17 | チーム強化への提言 | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年11月04日
鹿島戦振り返り
鹿島戦当日、身内に不幸がありまして大一番を見る事ができませんでした。 あらかじめ、地上波中継の録画予約をしていましたので、 後からざっくりと見ました。 全体的な印象は、細かい部分で出るプレーのクオリティの差がジャブを連打されるようにコンサドーレにジワジワとダメージを与えていました。 鹿島の選手は簡単にボールを奪われない コンサドーレの選手はちょっとした隙を付かれて簡単に奪われる ゲーム全体からしたら些細なことの積み重ねですが、 これがずっと続くと、ピッチ上の選手は気持ちの迷いが生じて積極的なチャレンジがしづらくなり、全体が守備的になります。 象徴的なのはゲーム開始直後に都倉選手が相手DFと果敢に競り合ったり、相手DFを股抜きでかわしてゴール前へ突進など、非常によくチャレンジ出来ていました。 ゲーム終盤は鹿島得意の逃げ切り体制で比較できませんが、録画した方は前半開始10分と後半30~40分頃の両チームのプレーを比較してみてください。 1点ビハインドの札幌は、もっと攻めなければならないのに、ボールを奪ってもチャレンジせずに前に蹴り出すだけ、味方がボールを貰いに来ないという悪循環で全く別のチームになっていました。 コンサドーレが消極的になればなるほど鹿島の術中にハマっていきます。 90分の間にはゲームの流れも変わりますから、最後まで攻撃をやりきる事は非常に難しいですが、鹿島相手に意識が守りに入ってしまったら勝ち点は取れません。 あのまま最小失点差で終えられた事があの時点のベストだったと思います。 でも、この先J1で勝てるチームになるのなら、もっと基本的なプレーを確実に出来るようになる事が、遠回りなようで一番の近道なように思います。 難しい事をするより、シンプルに何事も基本が大切という事を再認識した試合でした。
posted by ykk-i |07:48 | ゲームプレイバック | コメント(0) | トラックバック(0)