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2011年05月31日

富樫と村田

富樫剛一という人をご存知ですか?

コンサドーレのチーム創設期にペレイラらと一緒にディフェンスラインを形成していた一人です。
引退後はコンサドーレのユースチームの指導に当たっていましたが、彼自身ヴェルディ出身選手ということもあったのでしょう、
その後はヴェルディのユースから始まり、今では東京ヴェルディのトップチームコーチをしています。

(彼の監修による本も出版されています。)
http://booklog.jp/asin/4278049137

ところで、その彼の最近の報道記事を見つけました。
http://blogola.jp/p/13591
[東京V]冨樫コーチとプラチナ世代の約束
彼はヴェルディで、野球解説者の高木豊氏の息子さんをはじめ、多くの有望な若手を輩出して、現在のヴェルディの基礎を作った人と言っても過言ではないでしょう。
記事によると彼は
「オマエらがトップチームに昇格して主力になる頃の2015年に、オレとともにJリーグを制覇しよう」
と、若手選手に夢を語りかけたそうです。

さて、現在コンサドーレのトップチームの村田達哉コーチもコンサドーレに長く所属していた選手ということ。
若い方々はご存知でしょうか?
(恐らく若い方もご存知のことと思い、村田コーチの現役時代については省略します。
参考動画→http://www.youtube.com/watch?v=jW6gg_AXjeo)

村田コーチは読売ジュニオール(現ヴェルディのユース)時代から富樫さんとは旧知の仲であり、そんな気心の知れた2人だからでしょうか、コンサドーレに所属しているときには、2人とも大いにファンサービスをしてくれていました。

村田コーチはコンサドーレを離れた後、ベガルタ→アルディージャを経て現役を引退。
引退後はベガルタのコーチとして活躍されていましたが、サッカー強豪国の育成の勉強にと、
なんと!イタリアのキエーヴォ・ヴェローナのユースチームのコーチとなり、その後着実にキャリアを積み重ねてコンサドーレに帰ってきました。

村田コーチについては、多くの若手を育てトップチームに輩出している手腕はもう説明するまでもありませんよね。

この2人が、近い将来ヴェルディとコンサドーレの監督となってリーグで真っ向勝負をするのを見てみたい。
それもJ1制覇をかけた手に汗握るゲームを展開するのを見てみたい。

昔からコンサドーレのサポーターをしている私にとって、この2人が監督として着実にセカンドキャリアでステップアップして、ひのき舞台で激突するのを見るのも、今のコンサドーレがJ1にあがっていくのを見るのと同じくらい、実現してほしい夢のある話です。

実現してほしいと願っています。

posted by ykk-i |13:41 | 思いつきコラム | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年05月30日

とりあえずよかった

昨日の試合、スカパー観戦です。

すぐ下にいるチームの結果が・・・だったので順位も結構上がりました。
内容的にも「前に・前に」という意識から生まれたゴールだったので、
前へ進む意識の大切さも選手達は十分実感してくれたことと思います。
監督のコメントにもありましたが、前の枚数を増やしたことでゴール前のチャンスの増えたのも事実でしょう。

ただ、難癖をつけるようですが
1点目の近藤のシュート。
角度のないあの位置から打って入るゴールは何本に1本の確率でしょうか?
シュートチャンスがまだまだ少ない札幌にとっては実にラッキーだったといえます。

2点目のオウンゴールは、ラッキーそのもの。

というわけで、昨日の勝利は選手の頑張りとサポーターの声援に厚別の勝利の女神が微笑んでくれたラッキー勝利に過ぎないと思います。

まだまだチームの決定力不足が解消されたわけではありません。

それに前の枚数を増やしたことでワンボランチとなった芳賀の負担がまた増えてしまい、さすがの芳賀でも相手を追いきれずに自陣バイタルエリア付近でどうしても相手がフリーになるリスクを背負っていますし、何より本当に芳賀が過労死してしまいます。

次節も同じ布陣で臨むなら、相手チームは間違いなく芳賀のところを中心にゲームを組み立てて来るでしょう。
芳賀の負担を減らすためにも早い時間の先制・逃げ切りが勝利のためには必須になってきますが、今のままの決定力では・・・どうでしょうか?

次節はその辺がポイントになるような気がします。

ポイントはボランチ部分を相手がうまく攻めることによって
チーム全体の意識が後ろ向きになってしまい、また前への
意識が失われるかもしれない。

そうするとまた攻撃のリズムが悪くなり、鳥栖戦の二の舞に・・・。

これが杞憂に終わってくれることを祈っています。

posted by ykk-i |08:14 | ゲームプレイバック | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年05月27日

西大伍 A代表初選出!!!!

現在鹿島アントラーズに所属するコンサドーレ札幌出身の西大伍が
A代表初選出!!!!

キターーーー!!!!
我がことの様にすごいくうれしい。

今日は祝杯!!!!

http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/f-sc-tp2-20110527-781948.html

posted by ykk-i |18:44 | 注目の選手! | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年05月23日

逆説的考察

なぜ得点力が弱いのか?

このことをテーマに私なりの視点で逆説的に分析していきたいと思います。
なお、このブログは一方的な見かたになりますが、サッカーは無限に色々なパターンが組み合わさって成り立っているゲームです。
私の分析はそのうちの1つのパターンに過ぎません。
私の指摘するところは選手はもちろん、チームも認識していることでしょうから、私の文章が即チームを良くするためのカンフル剤にもならないと思いますが、1つの気づきを生み出すきっかけになると良いのかなと思います。

では、お暇な方は良かったらお付き合いください。
以下、( )内の部分はプロ選手として私が物足りなく思っている部分です。


なぜ得点力が弱いのか
 ↓
シュートをうてないから
(ゴール前で誰もしかけられないから)
・・・では、なぜシュートをうてないのか
 ↓
シュートチャンスを生み出せないから
(シュートの意識が薄いから)
・・・では、なぜ、チャンスを生み出せないのか
 ↓
パスがつながらないから
(ドリブル突破しないから)
・・・では、なぜパスがつながらないのか
 ↓
他の選手の動き出しが少ないから
(パスを出す選手の視野が少なくとも自分の周り360度に届かないから)
・・・では、なぜ動き出しが少ないのか
 ↓
相手の攻撃(パスなど)に振り回され、ディフェンスに追われて体力を消耗するから
(暑くて動けないから)
・・・では、なぜ体力を消耗するのか
 ↓
ボールを拾ってポゼッションできないから
(オフ・ザ・ボールの動きの意識が弱いから)
・・・では、なぜポゼッションできないのか
 ↓
相手が積極的にディフェンスをしにくると、無理にでもパスをだすだけで、簡単に取られるから
(仕掛けようにもフォローする選手がいないのでカウンターが怖いから)
・・・では、なぜパスにこだわるのか
 ↓
1対1の勝負を選手が極端にできないから
(1対1の局面勝負は組織戦といわれるサッカーの中でも必要不可欠です)
・・・では、なぜ勝負できないのか
 ↓
自分のスキル、チームの攻撃戦術に自信がないから
(チームの戦術にこだわりすぎの優等生が多いから?・・・かも)
・・・ではなぜ自信がないのか
 ↓
【結論】
負け続きだから。
結果を出せていないから。

ということになります。
連敗が続くと負のスパイラルにはまります。
選手も人間ですから、そういうメンタルの部分が局面局面の勝負に影響することは当然あると思います。

解決策としては勝って結果を出すしかないのですが、結果を出す(勝つ方法)としてははいくつか挙げられると思います。
過去、イバンチェビッチ監督がシーズン途中で就任したときのような状況ですね。

私の考えは次の3つです。
①チームの方向性を変える(監督を交代する)
②現実的に現在の順位から「自分達は弱い」と認め、
 選手自身がいい意味で開き直り、もう1度自分のプレーを見直し
 個々人の長所を活かして短所をカバーしあえるよう徹底し、
 自分で限界を決めずに新しいことにもどんどんチャレンジしていく。
③低迷を打破するため、攻撃的な新しい選手を補強する。

ただし、上の3つはどれを選んでも、必ずリスクを伴なうものです。
例えば①を選ぶと、また最初から戦術の浸透を図らなければならず、クラブの方針(育成しながらJ1昇格を目指す)に合致した適材適所の監督の人材がいるのか。今からそれをやるとスポンサーも離れないかという問題が浮上します。
②を選ぶと選手によほどの刺激がなければ即効性はありません。
今シーズンは育成の年として辛抱を続ける日が多くなります。
また監督3年目の今期、今の監督で基礎を作るなら新監督で基礎を作るという方法も浮上します。
③を選ぶと、コンサドーレに来てくれる有力な日本人選手がいるのか?外国人選手の場合は当り外れ、強化費の限界などがあります。

石崎監督は今のところ②を選び、先発選手の交代を示唆し選手の意識に刺激を与えようとしている・・・というように見えます。
私も正直言って何が正解かわかりませんし、
楽観的な見方をすれば何かが変わることで劇的によくなる可能性もあります。

ただ、今のままでは何も変わらないような気もします。
うまい解決方法があれば、私よりもチームが先に取り組んでいるはずなのですから。

posted by ykk-i |14:51 | チーム強化への提言 | コメント(2) | トラックバック(1)

2011年05月21日

ラグビーサッカー

現在、鳥栖戦をスカパーで観戦中です。

今期はどうしても攻撃がつながりません。
見ていてその理由に気づきました。
コンサドーレはラグビーのようなサッカーをしています。
①パスは後ろにしか出さない。
②前に出すときはクリア。
全くラグビーと一緒です。
恐らく攻撃のときも後ろに移動する距離の方が選手は多いのでは?

こちらのチャンスのときは大体前へのパスが2~3本つながったときだけです。

アウェーの試合ですから、アウェーの戦いかたがあるかもしれません。
でも1点ビハインドでそれはないんじゃないかと思います。

サッカーはゴールを奪うゲームですが、札幌の選手は怖がって前に行けません。サッカーの目的がゴールではなくパスであるかのように、とにかくパスに関してはバックパスにこだわりすぎです。

これでは点が入らないのも仕方ありません。

このブログを見ていただいた皆さんも、もし放送時間に間に合ったら
そのあたりの視点でみてはいかがでしょうか?

なお、前にパスが出せないのは大体こういう理由があると思います。
 ①選手がミスを怖がって消極的になっている
 ②前にパスの出しどころがない
 ③パスを受ける前に味方の位置を確認できていない
 ④チームの約束事として前に出せない
ほかにも原因があるのかもしれませんが・・・

石崎監督がチアゴを起用する理由として、私が思うに前に必ずパスの出しどころを設定することで、パワープレーという意味ののほか、パスを前に出す意識を選手に持たせるという意味合いもあるように感じます。


さて、攻撃に関して改善しなければいつまで経っても勝点③は遠いです。このあと、どのように改善されるのでしょうか?

posted by ykk-i |14:30 | チーム強化への提言 | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年05月17日

けが人続出

今日の日刊でけが人続出の報道が・・・。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20110517-776982.html
日高   左すね痛
近藤   左ふともも裏の軽い肉離れ
宮澤   右足首捻挫
岡本   古傷の右ひざに違和感
アンドレ 右ふくらはぎ肉離れ

攻撃のキーマンが5人も・・・。
内村の復帰はまだか!

さて、最悪5人が欠場として通常通りの考え方でいくと

FW 三上
MF 芳賀・砂川・古田・ブルーノ・横野
DF 岩沼・山下・河合・高木
GK イ

SUB 高木・チアゴ・櫛引・西村・横野・上原・中山

前節、三上への決定的なパス供給が少なかったので今回のメンバーには
積極的な縦の突破を含めた精度の高いパス交換を期待。
このメンバーだと、スタメン奪取へのいいアピールになる絶好の機会ですが、
あまり死に物狂いでやってこれ以上けが人が増えるのも勘弁願いたい。

アウェーだし1点とってあわよくば逃げ切りに期待したいが
現実的に見てスコアレスドローなら上出来というところかな?

鳥栖には危険なこの男もいるし。(出てくるかどうかは不明)
http://www.sagantosu.jp/news_release/2011/04/006367.html

posted by ykk-i |18:47 | 私的コラム | コメント(2) | トラックバック(1)

2011年05月15日

勝利にもスッキリしない理由

今日の勝利。
ホームである以上、勝点3を取れた結果はまず上出来だと思います。

でも、結果だけで内容が何かすっきりとしない。
試合を見ていてその理由がわかりました。

今日の試合、とにかくコンサドーレの選手は自分から仕掛ける選手や場面が非常に少なく、常に受け身な戦い方をしています。
ゴール前でなんとか自分から攻撃を仕掛けるのは高木・近藤・砂川・古田・日高・宮澤くらい
(名前の順に私個人の印象で仕掛ける回数が少ないと感じた選手です)
で、前半の30~40分以降から非常に流れが悪くなったのは、常にパスにこだわってリスクを冒さないプレーばかりになっていたと思います。
対戦相手としたら、つっかけに行ったら「ドリブルの勝負はほぼ100%ない」とわかってしまえばあとは連動してパスコースを消すだけ。
非常に守り安いわけですし、現にまずいパス回し、無理なパス回しからボールを奪われ、リズムが悪くなり防戦一方になる悪循環にはまっているように感じました。
たとえば、バイタルエリアで2対1の状況になっても、積極的に勝負(抜き)に行かず苦し紛れにミドルを放つ。シュートは枠の外。
こんな場面はなかったでしょうか?
もっと積極的に中に入って勝負しないと、J1に昇格しても強いチームになりません。

そんな内容でも、今日の得点シーンは2点とも受け身ではなく、積極的な仕掛けから生まれたゴールでした。

「きれいなパス回しにこだわりすぎ」ということは選手の公式コメントにもありましたが、防戦一方になった時の展開はまさにこれだと思いました。
 ゲーム展開として、相手のパスをクリアするだけで、マイボールにしたときにキープしていったん落ち着かせる人がいません。
難しいパス交換の連続で、結局はミスから自滅して相手にボールを渡してしまう展開も結構ありました。
 悪い流れを落ち着かせるボールキープは悪いゲームの展開の中では必要だと思うのですが、それができた選手は今日はいません。

結局は選手が自信を失っていて、早く自分のところからボールを離そうとしているのか?と思うくらい、攻撃では単調なパスが続きました。
今日の勝利は少しは選手の自信になるかと思うのですが、次節以降はもっと堂々とした、ダイナミックなプレーを見たいと感じたゲームでした。

posted by ykk-i |17:36 | チーム強化への提言 | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年05月11日

ユースチームのようなプロの理屈

J2第11節 熊本 vs 札幌

「負けても得るものがある」

というのはユースまでの理論で、プロは敗戦から何も得るものはありません。
プロは「勝ち」がすべてで、結果にこだわならければいけないのですから。
先日の熊本戦はそういう意味では、内容も結果も選手のコメントも最悪でした。
 選手は何ができていないのかがわかっていて、ゲーム中にそこを対応(改善)できずに次の試合に結果を出すことに気持ちを変えているように見えるコメントが、このゲームでの勝ちを放棄しているように見えます。
 暑さ対策は監督に言われなければわからないことではないはずで、選手のコメントからもそれが読み取れます。

「育成型チーム」という言葉にあぐらをかいて、プロというものを見失っていませんか?

●河合竜二選手(札幌):
「暑さはそんなに気にならなかったです。そこは札幌の宿命だと思いますし、言い訳にはできないです。体力的な問題はないと思うので、フリーランニングしたスペースに誰か入っていくとか、連動性を出していかないと難しいと思います。結果が出せなくて残念だけど、次にまたこれをやらないことが一番なので、改善したいと思います」

●高木純平選手(札幌):
「個人的にもそんなにボールに触れなくて、モヤモヤした感じが続いていたゲームでした。トップに入らないというよりも失いすぎていたので、あれでは後ろも困ると思うし、収めるところは収めないと押し上げられないので、失ったなら自分で取り返すとか、工夫が必要かなと思います。暑さは相手も一緒なので言い訳にしてはいけないと思います。気持ちを引きずらないで上手く切り替えて、この試合を無駄にしないように、次はホームで、もっといいゲームをしないといけないと思います。サポーターからの厳しい声も言われて当然だと思うし、こんな遠くまで見に来てもらって、ああいうことを言わせてしまったことに腹が立ちます」

posted by ykk-i |10:04 | 私的コラム | トラックバック(0)