2007年05月02日
医療崩壊の話題
もはや一部ではなく日本全国で進行中の医療崩壊。 去年大きな話題になったのは,奈良県で起きた19病院に受け入れを断られた妊婦死亡でした。毎日新聞がスクープといって喜んでいたのが寒々しく見えたものです。ま,しょせん疑似科学にもよくだまされるレベルの新聞ですけどね。 そんななか,ひさしぶりに大淀病院事件がらみの記事が新聞をにぎわせました。今度は医療ルネサンスをあげる読売新聞からのスタートです。 転院断られ死亡の妊婦、詳細な診療情報がネットに流出 たぶん私も見ている情報です。 たしか遺族が報道機関にコピーしたものの引用,というふれこみで出回ったものとの記憶だったのですが。。。 と思ったら,やっぱりそうなっている様子です。 http://d.hatena.ne.jp/physician/searchdiary?word=*%5B%C6%E0%CE%C9%5D http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/04/45_a4c9.html カルテの一部である看護記録を公開しておいて,「看護記録は公開したがカルテは公開していない」,なんていうミスリーディングもしているようで。 もちろん相手は個人ブログ。情報の信憑性については保証の限りではありません。いってみれば,個人ブログと『報道機関』の言うことのどっちを信じるか,ってことですかね。 と,比較を書いてみて苦笑いしか出ないということに,我ながら少し驚きです。 しかしこの事件は,マスコミが悪いのか,病院が悪いのか,医者が悪いのか,弁護士が悪いのか分かりませんが,遺族の感情を逆撫でするようなことが続きます。 いろんな意味で被害者になってしまっている遺族には,どれだけ同情してもたりません。。。
posted by cudos |17:06 | 医療 | コメント(1) | トラックバック(0)