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2008年04月06日

aftertalk #38

clasics #38でした。文章の締めにものすごく恥ずかしい思いをしている現在ですが、とうとうこのブログも10000アクセスを突破していました。ひっそりやっていても見ててくれる人たちに感謝。

この文章を書いているときはブログなんていう気軽に書き込めるメディアというのはなくて、何かを書きたければフリーソフトを導入して、Readme!とか(懐かしいなあ)に登録して更新するっていうのが主流だったと思う。2003年だったらブログも萌芽期で、RSSってなにそれ?状態だった時代だったっけ。それが今や文章を書くだけでなくコミュニティメディアとしてブログが重要なツールになり、データを調べたくなればWikipediaで(データの真偽はともかくとして)とりあえず調べられるような時代になった。そんでもって動画共有だとかSNSとかほんとうにネットの世界は何がどう進化するのかわからない。昔は重いデータなんてネットに上げられなかったから、やたらと思いのほとばしる長い文章を書くことが多かった。かくいう自分もテキスト系サイトばっかり見ていた。まあ今もGoogle Readerの中にははてなダイアリーとかいっぱい登録されているんだけどね。ともあれ、語られる場所が増えたというのは嬉しいことだ。願わくばそれがネットという世界にとどまらず、いろんな場所に飛び火して欲しい。いろんな人とサッカーについて言葉を交わす、そしていろいろな影響を受けて自分自身の語るサッカーの言葉も充実していくというのはとても面白いものだ。札幌だけでなく他チームのサポーターとか、他のスポーツを見ている人でもいい。恥ずかしがらずに語ることができれば、それはとても充実したものになるだろうと理想論。

そういう人たちの「思い」みたいなことを本にできたら面白いだろうな、なんて書いていたけど、96年にはそういうのは既に自主制作本という形で出てはいた。だけどもっと分厚くて読み応えのある10周年記念本が出て、これだけ語ってくれる人が増えたんだ!と嬉しくなったそこにブログやSNSといった「気軽に語る場所が増えた」ということがあって、サッカーを巡る言葉の世界というのは確実に広がっている。その世界が充実したものになるかどうかというのは、まだわからない。ネットをはじめとするメディアでの言論の場がどれだけ成長できるのか、ということとも繋がっていると思う。

posted by retreat |22:26 | aftertalk | コメント(0) | トラックバック(0)