2020年07月24日
新しい景色
22日の今季ホーム開幕戦は長年、コンサドーレを応援し続けている私にとっても新しい景色そのものでした。備忘録として、写真とともに記録しておきます。 少し早引きして職場を午後4時半に出発、札幌ドームに着いたのは午後5時前でした。思えば、昨年12月7日の昨季最終戦以来のドームでした。試合の日にこんなに空いているのは初めて見ました。 ぎりぎり先行入場に間に合ったため、並ぶことなくすんなりと北2ゲートへ。新型コロナウイルス対策のサーモグラフィーによる検温をパスし、荷物は自己申告で見せ、初めてQRチケットを所定の場所に置くと音がして無事、誰とも触れ合うことなく入場できました。中に入ってみると、がらんとしていました。こんなことは過去になかったですね。 入場ゲートでは会員カードによる来場ポイントはなく、北1ゲート横の方にありました。少し分かりづらいですが、お忘れなく。その近くに昨季のポイント景品引換ブースがあり、ピンバッチは私がゴールド、カミさんがブロンズでした。その隣に「キックオフ2020」の半券でポスターカードがもらえるのですが、実はすっかり忘れていて半券を捨ててしまったと思われ、見つかりませんでした。残念です。 今回は少し奮発してコンサドーレ劇場シートというブルジョア席。コロナ対策でいつもチケットをチェックするCVSの皆さんがいません。自分で場所を探して席に着きます。スタジアムの中に入ると、最初に目に入ったのが、アウェイ席5000席を赤黒に埋め尽くしたコレオグラフィーでした。コンサドーレのスタッフの皆さん15人が5時間がかりで準備してくれたそうです。これを見るだけでも、今日、観戦に来たかいがあったと思いました。 席に着いた時、周りはまだ誰もいませんでした。私の席は前から8列目。予約する時にそのブロックの通路席はすでになかったので、左端から3席目を選んだのですが、左側に座る人はなく、右側は3席開けていました。コロナ対策を徹底していますが、これでは主催者はもうかりませんね。 この後、夕食を買いにロビーに。飲食店は意外なほど、開いていました。もちろん何軒かは閉めていましたが、開けている店はどこもスカスカで、これはよく営業してくれているものだと思いました。結局、サザエ食品様の「必勝弁当」を購入しました。弁当はこれ1種類のみだったように思います。メニューは「勝利のチキンカツ」でおいしくいただきました。 ガチャコンはやっていませんでした。当面はオンラインガチャコンだけのようです。グッズ売り場は混雑を避けるよう誘導されていて、とりあえずミニペナント3個を購入。深井とソンユン、荒野でした。グッズジャムにも寄ってみると、オンラインショップで売り切れだったカーサインを発見、購入しました。 キックオフの約1時間前、ドーレくんとコンサドールズがピッチ上に出てきて、パフォーマンスを披露してくれました。ようやく見ることができました。ドーズルのキレキレのダンスに見入りました。 この日は試合前に公式YouTube「CONSADOLE TV」が配信され、ハイジさんと木下遙さんが登場していました。ゴール裏上の3階席から撮っていたようで、望遠レンズを駆使して発見しました。26日の横浜マリノス戦でもあるようですね。楽しみです。 選手たちが出てきました。GK、そしてフィールプレーヤー。長かった日々を思って、少し目頭が熱くなりました。ようやくここまで来た、と感慨深いものがありました。声出しも禁じられているので、とにかく手を叩くしかできませんが、選手たちには重いが伝わったものと信じます。FC東京の入場時にも拍手が送られたのは良かったと思いました。 試合直前になっても、スカスカでした。とりわけ、ゴール裏ゾーンは下の写真の通り、前の方だけでした。菅野に捧げられた弾幕「本物のプロが積み上げた500試合を誇りに思う。今日も立ちはだかれ」はおそらくウルトラス・サッポロの皆さんが掲出したものと思われます。 試合前のイレブンショットもソーシャルディスタンスを考慮して肩を組まず。キックオフ前の円陣も同様です。 前半と後半にそれぞれ飲水タイムが設けられています。ミシャ監督はこの間も熱く指示を飛ばしていました。 入場者数は3151人でした。激しい攻防が繰り広げられたすごい試合だっただけに、もっと多くの人に生で観戦してほしかったと思います。 試合が終わりました。整列するも、互いに握手するセレモニーなどはありません。やや拍子抜けするような感じでしょうか。選手たちはよく走ってくれました。 応援は拍手ぐらいしかできないので、手が痛くなるほど、叩きました。残念ながら終了間際の失点で引き分けに終わりましたが、選手たちの奮闘を目に焼き付けました。試合中も選手たちの声やミシャ監督の指示(特に「シンドー」が多かった)などが聞こえ、これはこれで得がたい体験でした。主催者側の感染対策も徹底されていますので、その点も安心です。近くにいた女性は周辺の座席を除菌シートでふいていました。思わず声が出てしまったりはしましたが、少なくとも私の周辺では観戦ルール・マナーが守られていたと思います。ですので、できる限り多くの方(当面は5000人ですが)に観戦してもらいたいと思いました。