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2021年04月04日

ムサシと武蔵

遅ればせながら、鈴木武蔵の著書「ムサシと武蔵」(徳間書店)を読み終えました。幼い頃からの思いを時系列的に振り返っています。とりわけハーフに生まれたことからさまざまな差別を受けたことが赤裸々に書かれています。周りの声に武蔵がどう考え、行動したのか。心情や心境、心の中の葛藤が語られ、処世術として心を守るために殻にこもった経緯を読むと、心が痛みます。日本代表に呼ばれてからもSNSで中傷され、心が傷つきながらも「今の僕がいるのは、ネガティブなことを言われても、心の中で『絶対に負けてたまるか』『絶対に見返してやる』という気持ちが湧いてきたからだ」と語っています。「言葉はときには助けにもなるし、人を傷つける刃(やいば)にもなる」という彼の言葉には大変重みがありますね。

コンサドーレに関係するところはそんなに長い訳ではありませんが、札幌に来て本当に良かったと振り返っています。非常に読みやすい本で、おそらく武蔵が口述したものを構成者がまとめたと推察されますが、集中して読めば2時間ほどで読み終えられるのではないかと思います。お薦めです。224ページ、1650円。

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追伸:ジャパネットたかたの高田明元社長のモノマネは桐生第一高校時代からやっていたそうで、長崎から札幌に移籍する時に高田社長から移籍後も「やっていいからね」とお許しを得ていたそうです。


posted by papa12 |21:44 | 思い出 | コメント(0) |

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