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2016年03月26日

キャプテン不在と重い1失点

京都サンガに勝利!
ホームとはいえ難敵を相手に勝ち点3を取れたことは大きいです。
選手の頑張りに感謝。

でも・・・最後の1失点。
「点は取られたけど勝った!よかった。」
「今日の試合内容なら完封しなければ。」

あなたはどちら側の感想を強く持たれたでしょうか?

私は後者です。
前者は「結果オーライ」の考え方。
後者は内容を求める考え方。

結果オーライも1つのとらえ方でそれ自体は否定しません。
でも、コンサドーレは発展途上のチーム。
結果オーライだけでは成長はないと思います。

後半の試合運び、コンサドーレは明らかにゲームを支配していました。
進藤にFKを蹴らせる余裕もありました。
審判も京都側に有利な判定はされず、ストレスのない試合運びができていたと思います。
初出場の阿波加選手も、期待に応えてしっかりとゴールを守ってくれていました。
これだけ有利な状況で、終盤3人目の選手交代にイルファン選手を投入。
後半のきつい時間で足の速い攻撃的な選手の投入は、逃げ切るための監督から守備固め、
カウンター攻撃のメッセージの交代ではなかったのでしょうか?
この場合、いかにゲームを終わらせるかということが選手に与えられたミッションだったと思います。

交代直後、相手の11番堀米選手が中盤でどフリーになっていたところを利用され失点の場面の攻撃の起点となりました。
相手の堀米選手のマークが遅れたのは福森選手。
その後、コンサドーレの選手はバイタルエリアで完全に足が止まり、最後までボールを追ったのはイルファン選手と進藤選手、増川選手、最後にゴール前に戻った前選手でした。
福森選手は歩いて後ろから戦況を眺めていました。
このとき、福森選手の見事なFKが帳消しになってしまった気がします。
開幕戦に出場できなかった悔しさを忘れず、次節以降も福森選手の活躍を期待しています。

福森選手だけを責めるわけではありません。
今日の試合、へイス選手が交代で出てきた後の決定的な場面、あそこで4点目を取って相手の戦意を喪失させなければならない試合でした。
チーム全体が3点取ったことで全体的に気の緩みがあったように感じます。

河合キャプテンや稲本選手がいたら、絶対に最後まで気を抜かないよう守備意識を徹底させるよう周囲にコーチングをして、体を張ったDFをしていたかもしれません。
増川選手もゴール前で体を張ってくれましたが、周囲に対して明確にコーチングはしていなかったように見えます。
試合の最後を締めるキャプテンシーと行動力を持った選手、河合選手や稲本選手のような存在があの場面でピッチにいませんでした。
私はそれが最後の与えなくてもいい1失点の要因のように見えました。

たかが1失点。
そうでしょうか?
昇格争いで得失点差1に泣いたチームを私たちは過去どれほど見てきたでしょう?
その1失点を減らす努力がどれだけできるかということが、得点を重ねることと同時に昇格のために重要な要素になっていると思います。


こういう不要な失点を減らさない限り、真に強いチームにはなれません。
河合キャプテンは憎まれ役を買ってくれていることもあると聞きます。
今日のゲーム後、あの不要な失点をなくすために真剣になっていた選手はいたのでしょうか?

キャプテンの存在の大きさと、誰が入ってもチーム力が落ちないチームにはまだなっていないことを感じました。
やはり、キャプテンシーを持った選手がピッチにいないとフィジカルや技術だけでは勝負に負けることがあるんだと思います。

posted by ykk-i |16:29 | ゲームプレイバック | コメント(2) | トラックバック(0)