2012年07月17日
目からウロコの戦術
今日は休息日である。 って、これはツール・ド・フランスの話。 毎日毎日100km超、しかも山あり谷ありのコースを走る選手は大変である。 それを毎晩見てるこっちも大変なわけで(昼間ならそもそも見られないわけだが)、 楽しみにしながらも、 あ~、今日は休みだ~と少しホッとしてもいるのだった。 自転車レースは いちばん先にゴールした人が勝ちである。 誰よりも速く走った人が一等賞という単純明快な競技のように思えるが、 実はそんなに簡単な話ではない。 チームで参加し、 そのなかのエースに勝たせるべく メンバーがそれぞれの役割を担って作戦を展開するのである。 エースの風除けになったり、 みんなの補給食やドリンクを運んだり、 他のチームを欺く走りをしたりetc…。 上りに強いとか下りが速い、平坦なコースに自信があるなど、 選手にも特長があるうえ、 とにかくいろいろな戦術があるので、 ただ走っている自転車を見ているだけなのに飽きることがない。 まだ知らないことがたくさんあり、 解説者の話にはいちいち、 「へ~」 「ほ~」 なのである。 しかし、昨夜はその解説者をして 「そういうわけだったんですね!」 とうならせる戦術が登場。 それが展開された当初は 「これは…いったいどういうことでしょうか。 あとから監督の話を聞いてみたいところです」 って、お茶の間が笑っちゃうほどのうろたえぶり。 「これでは○○(選手名)の頑張りが報われないですよね?」 と、怒りさえあらわにしていたのに、 最終的には 「そういうわけだったんですね!」 とあっさり納得していた。 解説者と一緒に目からウロコだったお茶の間。 臨機応変に戦術を展開する監督の手腕に舌を巻き、 勝負事には駆け引きやずるさも大切な要素であると改めて思ったことである。
posted by rocket2号 |17:32 | 酔いドーレ日記 |