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2009年06月20日

勝負師の顔あれこれ

ピッチに立つとびっくりするくらい顔が変わる選手って結構いる。
普段はのほほ~んとしてるのにキッと凛々しい表情になったり、
いつもふざけたことばっかり言ってヘラヘラしてるのに目が険しくなったり。
そういうの、すごくいいと思う。


管弦楽四重奏を聴きに行った。
オーケストラのお腹にどっかんどっかん響く壮大な曲目が好きなので、
管弦楽というと室内管弦楽のイメージが強く、
レストランなんかでなんとなくかかっている邪魔しない音楽と思い込んでいた。
ごめんなさい、謝ります。


ベートーヴェンだったせいもあると思うが、
起伏の激しい曲調は、これが本当にバイオリンとヴィオラとチェロだけなのか?
と思わせる豊かな表現力にびっくりした。
シンバルや太鼓がなくてもどっかんどっかんがあるんだな~。
↑
超素人的発言。お恥ずかしい。


四重奏だからステージにいるのは当然4人。
オーケストラとは違って、各人の奏でる楽器そのものの音がよくわかり、
そのうえで、それらがひとつになる素晴らしさを体感した。


もうひとつ驚いたのは、その中のひとりの演奏者の顔。
仕事絡みだったのでリハーサルや事前打ち合わせで顔を合わせていたが、
本番のときの表情はそれまでとは別人のようだったのである。
険しい顔で演奏する人からは凄みや演奏にかける強い思いが伝わってくる。
しかし、彼女の場合はそれとは違っていた。
ものすごくかわいらしい表情だったのである。
好きな人の前で頬を赤らめている少女みたいにも見えた。
激しい演奏が続く間も、ときどきその表情を見ていたが、
「ああ、彼女は本当にバイオリンが好きなんだな」と思った。


もしかして舞台メイクのせい?と思ったが、
終了後、バックステージで会ったらいつもの顔に戻っていた。
やはり真剣にバイオリンに向き合うとあの表情になるんだな。
険しい表情、挑むような眼差しだけが勝負師の顔じゃないとわかった。


しかし、サッカーはやっぱり厳しい表情でないとダメだろうな。
頬を赤らめるかわいらしさでは勝てなかろう多分。
キッ!←厳しい表情をした音。


【ここで緊急告知】
明日の試合、スカパーの解説はみうみうである!
激辛トークでおなじみ、前札幌監督の解説やいかに!


「エコなキリノ」へのお返事です。

posted by rocket2号 |16:36 | 酔いドーレ日記 |