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2009年01月29日

グアムに差し入れしたい

昨日、代表の試合があるのは知っていたし中継がないのも知っていた。
しかし、例によって、
こと代表に関しては中途半端な知識しか持ち得ないわたしは
何時にどこでキックオフかも知らず、
昨夜帰りが遅かったrocket1号に
メールで結果を知らせてあげようという親切心から22時ころネットを見て
初めて日本時間の深夜過ぎにキックオフだと知った次第である。
中継がないとブーたれていたが、
なんだそんな時間ならはなっから見てないや。


昨日のニュースはアップダイクが死んだことである。
昨年ソルジェニーツィンが死んだ日、
追悼のために彼の作品を読みたいと思いつつ延ばし延ばしにしていて、
つい1週間ほど前からやっと
「イワン・デニーソヴィチの一日」を読み始めたばかりだというのに、
次はアップダイクを読まなければならなくなった。
探してみたら、彼の作品は「同じ一つのドア」しかなかったけど。


「イワン・デニーソヴィチの一日」は
氷点下40度にもなるソヴィエトの収容所が舞台である。
読んでいるだけで寒い。
粗末なボロをまとい、
底に野菜くずと魚の骨がちょっぴり沈んでいるスープを
それでもおいしそうにすする囚人たちの様子が描かれている。

30度以上もあるグアム(気温差70度!)にいる選手たちが読んだら
少しは涼しくなるんじゃないか。



そのなかの一節。

「お祈りというものは、小包を送ってほしいとか、
野菜汁をもう一杯余分にもらいたいとか、
そんなことをお願いするものじゃあありません。
人間にはすばらしいものでも、
神さまのお目には卑しいことなんですから!
精神的なことをお祈りしなければいけないんですよ」


そうだったのか!
試合に勝つようにとかJ1に残留するようにとか祈っても
願いが叶わなかったのはそういうことだったのか!
精神的なことを祈らなければならないのか!
むー。


「悲しきポスター」へのお返事です。

posted by rocket2号 |16:51 | 酔いドーレ日記 |