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2008年10月08日

サッカーは楽しいかい?

よく「サッカーを楽しめ」という。
確かに、勝ち試合をあとから録画で見ると
パスがうまくつながってたり、セカンドボールも取れてたりして
試合そのものがスイスイ進んでいて
やってる選手たちも楽しそうに見えたりすることがある。



サッカーは彼らにとって仕事である。
サッカーを楽しむ=仕事を楽しむ。
そう考えて、自分と置き換えてみる。
調子がいいときはスイスイ進むし鼻歌まじりでホイホイ片づくけど、
何回やってもダメ出しされて、考えても考えてもまったく前に進まないと
「もうイヤだ!やめたい!」と泣きたくなる。
でも途中で投げ出すわけにはいかないし、誰も助けてくれない。
眉間に皺を寄せて(多分)イライラしながら時間だけが過ぎていく。
全然楽しくない。



選手はサッカーが大好きなはずである。
そして、その好きなことを職業とすることができた幸運な人々といえる。
わたしも子どものころから好きだったことでお金をもらっている。
恵まれた人間であると思っているが、たいていはその環境を忘れている。
辛くて面倒くさいことばかりが続くと、
大好きだったはずのことが嫌いになりそうになる。
どうやったらクライアントを喜ばせ、担当者を納得させられるか、
ない知恵を絞り試行錯誤する作業は
ただ好きなことを自分の好みや勝手な方法でやるのとはわけが違う。
お金を払ってくれる人を満足させなければいけない。
仕事をするということはそういうことだ。
「楽しく働いて高収入」なんて職業があったら教えてほしい。



仕事を楽しむって難しいな。



大塚はリハビリ中に
「自分は本当にサッカーが好きだと改めて思った」
と言っていた。
ボールを蹴ることが許されたときは本当にサッカーが楽しいと思えた、と。


わたしも病気をして退院後に仕事に戻ったあと、
しばらくは新鮮な気持ちで向き合うことができた。
病気や怪我はいやだけど、
何がきっかけで「仕事って楽しいな、ありがたいな」
と思えるかわからない。
昨日今日はオフ、そして次節までは少し時間がある。
何か「楽しむ」ためのきっかけがつかめればいいなと思う。


わたしも楽しく仕事をすることを考えよう。
少なくともため息まじりに下を向きながら始めるのだけはやめよう。



「サッカー体質」へのお返事です。

posted by rocket2号 |17:37 | 酔いドーレ日記 |