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2007年10月04日

エースナンバーは空けて待つ

天皇杯のスケジュールなどをチェックしていたら、
徳島がFC岐阜と対戦することを知った。
進也がFC岐阜にレンタル移籍して、一週間経つ。
ふと岐阜方面(って南)を見ながら、進也のことを思った。

もう岐阜の環境には慣れただろうか。
チーム戦術にはフィットしているだろうか。
前向きな気持ちで戦えているだろうか。
サポーターに礼を失してはいないだろうか。

ずーっと前、横断幕を作って応援している選手がいた。
彼のプレースタイル、サッカーに対する姿勢が好きだったから。
怪我が少ない選手で、
在籍中は累積による出場停止以外はほとんど試合に出ていたので、
彼の移籍は考えられなかった。
しかし、シーズンオフに突然の移籍発表。
札幌ロケッツは呆然とし、2~3日は心の整理もできなかった。
わたしは「もうコンサドーレの応援なんかやめる」とまで言ったものであった。

ところが、その後、偶然にも彼に会うことができ、
それまでの応援に対する感謝の言葉をもらったとき、
わたしは自分の度量の狭さを大いに恥じたのであった。
わたしが見ていたのはサッカーじゃなくてコンサドーレ、
いや、彼だけだったのかもしれないと悟ったのである。

その後、彼の移籍先のチームの試合を見るようになり、
海外サッカーも含め、たくさんの試合に興味を持つようになった。
コンサドーレのことしか眼中になかったわたしは、
もっと広い気持ち・視野を持ってサッカーを見られるようになった。
もう彼は引退してしまったけど、
彼がいなかったらこんなにサッカーを好きにならなかったと思う。

よそのチームから選手が移籍してくるとき、
そっちのサポーターは悲しむだろう。
「なんで札幌になんか…」と思う人もいると思う。
でも、その後の活躍を見て、今は応援してくれていると信じたい。
活躍の場を求めるのは選手として当然のことであり、
求められる選手であることはしあわせなことだ。

サブ組の練習ばっかりだった新人のころの
試合に飢えているギラギラした目を覚えている。
もう一度、あんな顔を見たいと思う。
頑張るのだ、進也。

「天皇杯は主力温存します」のコメントレスはこちらです。

posted by rocket2号 |17:33 | ご近所のJリーガーたち |